誕生日
スペル読 み意   味語   源
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文 字 読 み 意 味 01 石 --  1月 : -- 02 -- --  2月 : -- 03 -- --  3月 : -- 04 -- --  4月 : -- 05 -- --  5月 : -- 06 -- --  6月 : -- 07 -- --  7月 : -- 08 -- --  8月 : -- 09 -- --  9月 : -- 10 -- --  10月 : -- 11 -- --  11月 : -- 12 -- --  12月 : -- 13 花 --  1月 : チューリップ 14 -- --  2月 : フリージア-- 15 -- --  3月 : スイートピー-- 16 -- --  4月 : カラー-- 17 -- --  5月 : 西洋芍薬(シャクヤク)-- 18 -- --  6月 : トルコキキョウ-- 19 -- --  7月 : ヒマワリ-- 20 -- --  8月 : 洋ラン-- 21 -- --  9月 : リンドウ-- 22 -- --  10月 : バラ-- 23 -- --  11月 : オリエンタルリリー-- 24 -- --  12月 : ガーベラ-- 誕生石12題 1月: ガーネット 〜真実〜 【Garnet】 【柘榴石】 2月: アメジスト 〜誠実〜 【Amethyst】 【紫水晶】 3月: アクアマリン 〜聡明〜 【Aquamarine】 【藍玉】 4月: ダイアモンド 〜永遠の絆〜 【Diamond】 【金剛石】 5月: エメラルド 〜幸運〜 【Emerald】 【翠玉】 6月: パール 〜純粋無垢〜 【Pearl】 【真珠】 7月: ルビー 〜情熱〜 【Ruby】 【紅玉】 8月: ペリドット 〜夫婦の幸福〜 【Peridot】 【橄欖石】 9月: サファイア 〜慈愛〜 【Sapphire】 【青玉】 10月: オパール 〜心の歓喜〜 【Opal】 【蛋白石】 11月: トパーズ 〜友愛〜 【Topaz】 【黄玉】 12月: ターコイズ 〜幸運〜 【Turquoise】 【トルコ石】 096.チューリップ 〜永遠の愛情〜 (愛の告白、思いやり、真面目な愛、誘惑、美しい瞳) 005.フリージア 〜あどけなさ〜 (無邪気、純潔、慈愛、親愛の情、親愛) 104.スイートピー 〜優しい思い出〜 (ほのかの喜び・繊細・優美・門出・デリケートな喜び・別離・微妙・青春の歓び) 105.カラー 〜素敵な美しさ〜 (乙女のしとやかさ・情熱・清浄・壮大な美・歓喜) 195.シャクヤク 【芍薬】 〜はにかみ〜 (慎ましやか・恥じらい・内気) 018.キキョウ 【桔梗】 〜変わらぬ愛〜 (やさしい愛情、誠実、従順、優しい温かさ) 077.ヒマワリ 【向日葵】 〜憧れ〜 (あなたを見つめる、熱愛、愛慕、敬慕、情熱、輝き) 193.ラン 【蘭】 〜美人〜 029.リンドウ 【竜胆】 〜的確〜 (正義感、誠実) 010.バラ 【薔薇】 〜内気な恥ずかしさ〜 (愛、嫉妬、愛情、美、温かい心、照り映える容色、恋)
花言葉
スペル読 み意   味語   源
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花言葉 001.アオイ 【葵】 〜信じる心〜 002.カーネーション 〜熱烈な愛情〜 (あなたを熱愛する、情熱) 003.モクレン 【木蓮】 〜自然愛〜 (恩恵) 004.ツキミソウ 【月見草】 〜移り気な人〜 (うつろな愛、自由な心、美人) 006.ローズマリー 〜追憶〜 (思い出) 007.ナデシコ 【撫子】 〜いつも愛して〜 (思慕、純愛、才能、無邪気、純粋な愛、大胆) 008.ハイビスカス 〜私はあなたを信じます〜 (常に新らしい美、繊細な美、新しい恋) 009.サボテン 【仙人掌】 〜燃える心〜 (暖かい心、内気な乙女、秘めた熱意) 011.ジャスミン 〜愛の通夜〜 (愛らしさ、官能的、優美、清純、喜び、素直) 012.ユーカリ 〜思い出〜 (記念・追憶) 013.アイビー 〜死んでも離れない〜 (永遠の愛、友情) 014.ラベンダー 〜あなたを待っています〜 (期待、不信、疑惑、沈黙、豊香) 015.ヒナギク 【雛菊】 〜乙女の無邪気〜 (あなたと同じ気持ちです、無意識、お人好し、明朗) 016.アジサイ 【紫陽花】 〜移り気〜 (ほら吹き、元気な女性、高慢、無情、辛抱強い愛情) 017.レンゲソウ 【蓮華草】 〜心が和らぐ〜 (あなたは幸福です、私の苦痛をやわらげる、感化) 019.パンジー 〜私を想ってください〜 (平穏、物想い、純愛、心の平和) 020.シクラメン 〜はにかみ〜 (切ない私の愛を受けてください、嫉妬、内気、遠慮) 021.アイリス 〜恋のメッセージ〜 (あなたを大切にします、激情、消息) 022.メリッサ 〜同情〜 023.ヨルガオ 【夜顔】 〜妖艶〜 (夜、夜私は悪い夢ばかり見る) 024.フクシア 〜恋の予感〜 (交友、激しい心、上品な趣味、センスのよさ) 025.ストロベリーキャンドル 〜人知れぬ恋〜 (素朴な可愛らしさ) 026.ウメ 【梅】 〜高潔〜 (忠実、独立、忠義、澄んだ心) 027.ダリア 〜気紛れ〜 (華麗、移り気、不安定、優雅、感謝、エレガンス) 028.イバラ 【茨】 〜恋の矢〜 (厳しさ、良心の呵責) 030.コスモス 【秋桜】 〜乙女の純潔〜 (乙女の真心、調和、美麗) 031.ミヤコワスレ 【都忘】 〜別れ〜 (また逢う日まで、憂いを忘れる) 032.アカシア 〜秘めた恋〜 (秘密の愛、真実の愛、優雅) 033.レモン 【檸檬】 〜愛に忠実〜 (心からの思慕、熱意、誠実な愛) 034.ホウセンカ 【鳳仙花】 〜心を開く〜 (性急な解決、私に触れないで、短気) 035.ムラサキシキブ 【紫式部】 〜上品〜 (愛され上手、聡明な女性) 036.ゲッカビジン 【月下美人】 〜儚い恋〜 (儚い美、繊細、快楽) 037.イチゴ 【苺】 〜甘い香り〜 (先見、尊重と愛情、誘惑) 038.ブドウ 【葡萄】 〜酔いと狂気〜 (慈善、好意、信頼、陶酔、思いやり、親切) 039.ルピナス 〜あなたは私の安らぎ〜 (空想、母性愛、貪欲) 040.クローバー 〜私を想ってください〜 (堅実、幸福、約束) 041.スズラン 【鈴蘭】 〜幸せの再来〜 (幸福、純潔、純愛、清らかな愛、繊細、甘美) 042.ユズリハ 【譲葉】 〜若返り〜 043.アカネ 【茜】 〜私を思って〜 (媚び、誹謗、中傷) 044.カトレア 〜魔力〜 (優雅な女性、純愛、成熟した魅力) 045.ミカン 【蜜柑】 〜花嫁の喜び〜 (あなたは純潔です、清純) 046.スノードロップ 〜初恋のまなざし〜 (希望、まさかのときの友、慰め) 047.ギンバイカ 【銀梅花】 〜愛の囁き〜 048.アサガオ 【朝顔】 〜儚い恋〜 (固い約束、愛情の絆、愛着) 049.センリョウ 【千両】 〜可憐〜 (恵まれた才能、富貴) 050.マツ 【松】 〜同情〜 (かわいそう、慈悲、不老長寿、永遠の若さ、勇敢) 051.キンギョソウ 【金魚草】 〜大胆不敵〜 (おしゃべり、欲望、清純な心、図々しい、推測、傲慢) 052.アザミ 【薊】 〜触れないで〜 (禁欲、人間嫌い、復讐、満足) 053.スミレ 【菫】 〜小さな幸せ〜 (温順、謙虚、慎み深さ、愛、純潔、誠実) 054.キク 【菊】 〜破れた恋〜 (高潔、私を信じて下さい、女性的な愛情、真の愛) 055.マリーゴールド 〜別れの悲しみ〜 (可憐な愛情、嫉妬、友情、悲哀、勇者、悪を挫く) 056.パイナップル 〜完全無欠〜 (あなたは完璧) 057.サザンカ 【山茶花】 〜理想の恋〜 (ひかえめな心、ひたむきな愛、謙譲、愛嬌) 058.アラマンダ 〜恋に落ちる前〜 (楽しい追憶) 059.リンゴ 【林檎】 〜選ばれた恋〜 (選択、名声、誘惑、最もやさしき女性に) 060.コチョウラン 【胡蝶蘭】 〜清純〜 (幸福が飛んでくる、あなたを愛します) 061.オシロイバナ 【白粉花】 〜臆病〜 (不思議な気持ち、あなたを思う、私は恋を疑う、内気) 062.ライラック 〜愛の芽生え〜 (青春の喜び、思い出、初恋の感動、無邪気、友情) 063.タンポポ 【蒲公英】 〜神のお告げ〜 (真心の愛、別離、軽率、思わせぶり、明朗な歌声) 064.マンサク 【満作】 〜霊感〜 (呪文、魔力、感じやすさ) 065.ストレリチア 〜おしゃれな恋〜 (寛容、気取った恋、輝かしい未来、恋の伊達者) 066.ヒトリシズカ 【一人静】 〜隠された美〜 (愛にこたえて) 067.アネモネ 〜恋の苦しみ〜 (儚い希望、君を愛す、期待、真実、見放される) 068.ユリ 【百合】 〜無垢〜 (威厳、純潔) 069.スターチス 〜いたずら心〜 (驚き、永久不変) 070.グラジオラス 〜情熱的な恋〜 (用心、堅固、密会、忍び逢い、尚武、用意周到) 071.フジ 【藤】 〜恋に酔う〜 (歓迎、ようこそ美しき未知の方、佳客) 072.モミジ 【紅葉】 〜大切な思い出〜 (遠慮、自制、秘蔵の宝) 073.ハツコイソウ 【初恋草】 〜秘密〜 (約束を守る) 074.クチナシ 【梔子】 〜喜びを運ぶ〜 (とてもうれしい、幸福者、私はあまりにも幸せです) 075.アマリリス 〜誇り〜 (おしゃべり、素敵、内気の美しさ) 076.クロッカス 〜裏切らないで〜 (あなたを待っています、私を信じて、信頼、切望) 078.スイセン 【水仙】 〜自惚れ〜 (我欲、自己愛、神秘、愚かさ) 079.モモ 【桃】 〜私はあなたに夢中〜 (気だての良さ、天下無敵、恋の奴隷、あなたの虜) 080.ボタン 【牡丹】 〜恥じらい〜 (壮麗、高貴、富貴) 081.カスミソウ 【霞草】 〜切なる願い〜 (清い心、無邪気、無意識、親切) 082.ツバキ 【椿】 〜完璧な魅力〜 (誇り、控えめな美点、美徳) 083.エーデルワイス 〜尊い記憶〜 (初恋の感動、大切な思い出) 084.ワサビ 【山葵】 〜うれし涙〜 (目覚め) 085.アリッサム 〜美しさを越えた価値〜 (優美、奥ゆかしい美しさ) 086.メロン 〜飽食〜 (豊富・裕福・多産) 087.オトギリソウ 【弟切草】 〜迷信〜 (恨み、盲信、信心、秘密) 088.サザンクロス 〜願いを叶えて〜 089.ハコベ 【繁縷】 〜ランデブー〜 (追想、愛らしい、私と逢っていただけますか) 090.チューベローズ 〜危険な関係〜 (危険な楽しみ、危険な快楽、魅惑的) 091.マーガレット 〜恋占い〜 (心に秘めた愛、誠実、貞節、慈悲、予言、真実) 092.サクランボ 〜小さな恋人〜 (上品、可憐) 093.ヒナゲシ 【雛罌粟】 〜七色の愛〜 (慰め、乙女らしさ、感謝) 094.エリンギウム 〜無言の愛〜 (光を求める、秘めた愛) 095.カキツバタ 【杜若】 〜幸運は必ず来る〜 (贈り物) 097.ヤマブキ 【山吹】 〜待ちかねる〜 (気品・崇高) 098.アプリコット 〜疑惑〜 (遠慮、誘惑、慎み深さ) 099.ハス 【蓮】 〜遠くに去った愛〜 (沈着、休養、雄弁) 100.ワスレナグサ 【勿忘草】 〜真実の愛〜 (私を忘れないで) 101.キンセンカ 【金盞花】 〜乙女の美しい姿〜 (失望・悲しみ・用心深い・悲嘆・別れの悲しみ) 102.ホオズキ 【鬼灯】 〜いつわり〜 (欺瞞・たよりない・半信半疑・自然美・不思議) 103.アスター 〜信ずる恋〜 (思い出・追憶・後の祭り・同感・心くばり・変化) 106.へビイチゴ 【蛇苺】 〜可憐〜 107.ハナミズキ 【花水木】 〜返礼〜 (私の想いを受けてください) 108.トリカブト 【鳥兜】 〜人間嫌い〜 (騎士道・厭世家・敵意・美しい輝き) 109.ゲッケイジュ 【月桂樹】 〜栄光〜 (輝ける将来・勝利・名誉) 110.スイレン 【睡蓮】 〜甘美〜 (純潔・清浄・清純な心・信仰) 111.オジギソウ 〜感じやすい心〜 (敏感・繊細な感じ) 112.ブーゲンビリア 〜情熱〜 113.ネコヤナギ 【猫柳】 〜気まま〜 (率直・自由) 114.ツツジ 【躑躅】 〜愛の喜び〜 (情熱・節制・伝奇) 115.シンビジューム 〜飾らない心〜 (高貴な美人・素朴) 116.クレマチス 〜精神的な美しさ〜 (美しい・たくらみ・高潔・心の美・旅人の喜び) 117.ゼラニウム 〜君ありて幸福〜 (慰め・真の友情・真実の愛情・友情・決意) 118.ナノハナ 【菜の花】 〜快活〜 (競争) 119.キイチゴ 【木苺】 〜嫉妬〜 (愛情・謙遜・後悔・尊重・同情) 120.ホタルブクロ 【螢袋】 〜正義〜 (愛らしさ・誠実・忠実) 121.セントポーリア 〜小さな愛〜 (小さな心・深窓の美女) 122.ムスカリ 〜失望〜 (寛大な愛・明るい未来) 123.ベニバナ 【紅花】 〜熱狂〜 (区別・包容力・情熱・夢中・装い) 124.ザクロ 【柘榴】 〜円熟した優美〜 (子孫の守護) 125.ネムノキ 【合歓木】 〜創造力〜 (歓喜) 126.ジニア 〜別れた友への思い〜 (遠くの友を思う・幸福・不在の友を思う) 127.ナシ 【梨】 〜和やかな愛情〜 (博愛) 128.ヒメユリ 【姫百合】 〜変わらぬ愛らしさ〜 129.クジャクソウ 【孔雀草】 〜可憐〜 (飾り気のない人・いつも機嫌がよい) 130.ツクシ 【土筆】001.アオイ 【葵】 〜信じる心〜 002.カーネーション 〜熱烈な愛情〜 (あなたを熱愛する、情熱) 003.モクレン 【木蓮】 〜自然愛〜 (恩恵) 004.ツキミソウ 【月見草】 〜移り気な人〜 (うつろな愛、自由な心、美人) 005.フリージア 〜あどけなさ〜 (無邪気、純潔、慈愛、親愛の情、親愛) 006.ローズマリー 〜追憶〜 (思い出) 007.ナデシコ 【撫子】 〜いつも愛して〜 (思慕、純愛、才能、無邪気、純粋な愛、大胆) 008.ハイビスカス 〜私はあなたを信じます〜 (常に新らしい美、繊細な美、新しい恋) 009.サボテン 【仙人掌】 〜燃える心〜 (暖かい心、内気な乙女、秘めた熱意) 010.バラ 【薔薇】 〜内気な恥ずかしさ〜 (愛、嫉妬、愛情、美、温かい心、照り映える容色、恋) 011.ジャスミン 〜愛の通夜〜 (愛らしさ、官能的、優美、清純、喜び、素直) 012.ユーカリ 〜思い出〜 (記念・追憶) 013.アイビー 〜死んでも離れない〜 (永遠の愛、友情) 014.ラベンダー 〜あなたを待っています〜 (期待、不信、疑惑、沈黙、豊香) 015.ヒナギク 【雛菊】 〜乙女の無邪気〜 (あなたと同じ気持ちです、無意識、お人好し、明朗) 016.アジサイ 【紫陽花】 〜移り気〜 (ほら吹き、元気な女性、高慢、無情、辛抱強い愛情) 017.レンゲソウ 【蓮華草】 〜心が和らぐ〜 (あなたは幸福です、私の苦痛をやわらげる、感化) 018.キキョウ 【桔梗】 〜変わらぬ愛〜 (やさしい愛情、誠実、従順、優しい温かさ) 019.パンジー 〜私を想ってください〜 (平穏、物想い、純愛、心の平和) 020.シクラメン 〜はにかみ〜 (切ない私の愛を受けてください、嫉妬、内気、遠慮) 021.アイリス 〜恋のメッセージ〜 (あなたを大切にします、激情、消息) 022.メリッサ 〜同情〜 023.ヨルガオ 【夜顔】 〜妖艶〜 (夜、夜私は悪い夢ばかり見る) 024.フクシア 〜恋の予感〜 (交友、激しい心、上品な趣味、センスのよさ) 025.ストロベリーキャンドル 〜人知れぬ恋〜 (素朴な可愛らしさ) 026.ウメ 【梅】 〜高潔〜 (忠実、独立、忠義、澄んだ心) 027.ダリア 〜気紛れ〜 (華麗、移り気、不安定、優雅、感謝、エレガンス) 028.イバラ 【茨】 〜恋の矢〜 (厳しさ、良心の呵責) 029.リンドウ 【竜胆】 〜的確〜 (正義感、誠実) 030.コスモス 【秋桜】 〜乙女の純潔〜 (乙女の真心、調和、美麗) 031.ミヤコワスレ 【都忘】 〜別れ〜 (また逢う日まで、憂いを忘れる) 032.アカシア 〜秘めた恋〜 (秘密の愛、真実の愛、優雅) 033.レモン 【檸檬】 〜愛に忠実〜 (心からの思慕、熱意、誠実な愛) 034.ホウセンカ 【鳳仙花】 〜心を開く〜 (性急な解決、私に触れないで、短気) 035.ムラサキシキブ 【紫式部】 〜上品〜 (愛され上手、聡明な女性) 036.ゲッカビジン 【月下美人】 〜儚い恋〜 (儚い美、繊細、快楽) 037.イチゴ 【苺】 〜甘い香り〜 (先見、尊重と愛情、誘惑) 038.ブドウ 【葡萄】 〜酔いと狂気〜 (慈善、好意、信頼、陶酔、思いやり、親切) 039.ルピナス 〜あなたは私の安らぎ〜 (空想、母性愛、貪欲) 040.クローバー 〜私を想ってください〜 (堅実、幸福、約束) 041.スズラン 【鈴蘭】 〜幸せの再来〜 (幸福、純潔、純愛、清らかな愛、繊細、甘美) 042.ユズリハ 【譲葉】 〜若返り〜 043.アカネ 【茜】 〜私を思って〜 (媚び、誹謗、中傷) 044.カトレア 〜魔力〜 (優雅な女性、純愛、成熟した魅力) 045.ミカン 【蜜柑】 〜花嫁の喜び〜 (あなたは純潔です、清純) 046.スノードロップ 〜初恋のまなざし〜 (希望、まさかのときの友、慰め) 047.ギンバイカ 【銀梅花】 〜愛の囁き〜 048.アサガオ 【朝顔】 〜儚い恋〜 (固い約束、愛情の絆、愛着) 049.センリョウ 【千両】 〜可憐〜 (恵まれた才能、富貴) 050.マツ 【松】 〜同情〜 (かわいそう、慈悲、不老長寿、永遠の若さ、勇敢) 051.キンギョソウ 【金魚草】 〜大胆不敵〜 (おしゃべり、欲望、清純な心、図々しい、推測、傲慢) 052.アザミ 【薊】 〜触れないで〜 (禁欲、人間嫌い、復讐、満足) 053.スミレ 【菫】 〜小さな幸せ〜 (温順、謙虚、慎み深さ、愛、純潔、誠実) 054.キク 【菊】 〜破れた恋〜 (高潔、私を信じて下さい、女性的な愛情、真の愛) 055.マリーゴールド 〜別れの悲しみ〜 (可憐な愛情、嫉妬、友情、悲哀、勇者、悪を挫く) 056.パイナップル 〜完全無欠〜 (あなたは完璧) 057.サザンカ 【山茶花】 〜理想の恋〜 (ひかえめな心、ひたむきな愛、謙譲、愛嬌) 058.アラマンダ 〜恋に落ちる前〜 (楽しい追憶) 059.リンゴ 【林檎】 〜選ばれた恋〜 (選択、名声、誘惑、最もやさしき女性に) 060.コチョウラン 【胡蝶蘭】 〜清純〜 (幸福が飛んでくる、あなたを愛します) 061.オシロイバナ 【白粉花】 〜臆病〜 (不思議な気持ち、あなたを思う、私は恋を疑う、内気) 062.ライラック 〜愛の芽生え〜 (青春の喜び、思い出、初恋の感動、無邪気、友情) 063.タンポポ 【蒲公英】 〜神のお告げ〜 (真心の愛、別離、軽率、思わせぶり、明朗な歌声) 064.マンサク 【満作】 〜霊感〜 (呪文、魔力、感じやすさ) 065.ストレリチア 〜おしゃれな恋〜 (寛容、気取った恋、輝かしい未来、恋の伊達者) 066.ヒトリシズカ 【一人静】 〜隠された美〜 (愛にこたえて) 067.アネモネ 〜恋の苦しみ〜 (儚い希望、君を愛す、期待、真実、見放される) 068.ユリ 【百合】 〜無垢〜 (威厳、純潔) 069.スターチス 〜いたずら心〜 (驚き、永久不変) 070.グラジオラス 〜情熱的な恋〜 (用心、堅固、密会、忍び逢い、尚武、用意周到) 071.フジ 【藤】 〜恋に酔う〜 (歓迎、ようこそ美しき未知の方、佳客) 072.モミジ 【紅葉】 〜大切な思い出〜 (遠慮、自制、秘蔵の宝) 073.ハツコイソウ 【初恋草】 〜秘密〜 (約束を守る) 074.クチナシ 【梔子】 〜喜びを運ぶ〜 (とてもうれしい、幸福者、私はあまりにも幸せです) 075.アマリリス 〜誇り〜 (おしゃべり、素敵、内気の美しさ) 076.クロッカス 〜裏切らないで〜 (あなたを待っています、私を信じて、信頼、切望) 077.ヒマワリ 【向日葵】 〜憧れ〜 (あなたを見つめる、熱愛、愛慕、敬慕、情熱、輝き) 078.スイセン 【水仙】 〜自惚れ〜 (我欲、自己愛、神秘、愚かさ) 079.モモ 【桃】 〜私はあなたに夢中〜 (気だての良さ、天下無敵、恋の奴隷、あなたの虜) 080.ボタン 【牡丹】 〜恥じらい〜 (壮麗、高貴、富貴) 081.カスミソウ 【霞草】 〜切なる願い〜 (清い心、無邪気、無意識、親切) 082.ツバキ 【椿】 〜完璧な魅力〜 (誇り、控えめな美点、美徳) 083.エーデルワイス 〜尊い記憶〜 (初恋の感動、大切な思い出) 084.ワサビ 【山葵】 〜うれし涙〜 (目覚め) 085.アリッサム 〜美しさを越えた価値〜 (優美、奥ゆかしい美しさ) 086.メロン 〜飽食〜 (豊富・裕福・多産) 087.オトギリソウ 【弟切草】 〜迷信〜 (恨み、盲信、信心、秘密) 088.サザンクロス 〜願いを叶えて〜 089.ハコベ 【繁縷】 〜ランデブー〜 (追想、愛らしい、私と逢っていただけますか) 090.チューベローズ 〜危険な関係〜 (危険な楽しみ、危険な快楽、魅惑的) 091.マーガレット 〜恋占い〜 (心に秘めた愛、誠実、貞節、慈悲、予言、真実) 092.サクランボ 〜小さな恋人〜 (上品、可憐) 093.ヒナゲシ 【雛罌粟】 〜七色の愛〜 (慰め、乙女らしさ、感謝) 094.エリンギウム 〜無言の愛〜 (光を求める、秘めた愛) 095.カキツバタ 【杜若】 〜幸運は必ず来る〜 (贈り物) 096.チューリップ 〜永遠の愛情〜 (愛の告白、思いやり、真面目な愛、誘惑、美しい瞳) 097.ヤマブキ 【山吹】 〜待ちかねる〜 (気品・崇高) 098.アプリコット 〜疑惑〜 (遠慮、誘惑、慎み深さ) 099.ハス 【蓮】 〜遠くに去った愛〜 (沈着、休養、雄弁) 100.ワスレナグサ 【勿忘草】 〜真実の愛〜 (私を忘れないで) 101.キンセンカ 【金盞花】 〜乙女の美しい姿〜 (失望・悲しみ・用心深い・悲嘆・別れの悲しみ) 102.ホオズキ 【鬼灯】 〜いつわり〜 (欺瞞・たよりない・半信半疑・自然美・不思議) 103.アスター 〜信ずる恋〜 (思い出・追憶・後の祭り・同感・心くばり・変化) 104.スイートピー 〜優しい思い出〜 (ほのかの喜び・繊細・優美・門出・デリケートな喜び・別離・微妙・青春の歓び) 105.カラー 〜素敵な美しさ〜 (乙女のしとやかさ・情熱・清浄・壮大な美・歓喜) 106.へビイチゴ 【蛇苺】 〜可憐〜 107.ハナミズキ 【花水木】 〜返礼〜 (私の想いを受けてください) 108.トリカブト 【鳥兜】 〜人間嫌い〜 (騎士道・厭世家・敵意・美しい輝き) 109.ゲッケイジュ 【月桂樹】 〜栄光〜 (輝ける将来・勝利・名誉) 110.スイレン 【睡蓮】 〜甘美〜 (純潔・清浄・清純な心・信仰) 111.オジギソウ 〜感じやすい心〜 (敏感・繊細な感じ) 112.ブーゲンビリア 〜情熱〜 113.ネコヤナギ 【猫柳】 〜気まま〜 (率直・自由) 114.ツツジ 【躑躅】 〜愛の喜び〜 (情熱・節制・伝奇) 115.シンビジューム 〜飾らない心〜 (高貴な美人・素朴) 116.クレマチス 〜精神的な美しさ〜 (美しい・たくらみ・高潔・心の美・旅人の喜び) 117.ゼラニウム 〜君ありて幸福〜 (慰め・真の友情・真実の愛情・友情・決意) 118.ナノハナ 【菜の花】 〜快活〜 (競争) 119.キイチゴ 【木苺】 〜嫉妬〜 (愛情・謙遜・後悔・尊重・同情) 120.ホタルブクロ 【螢袋】 〜正義〜 (愛らしさ・誠実・忠実) 121.セントポーリア 〜小さな愛〜 (小さな心・深窓の美女) 122.ムスカリ 〜失望〜 (寛大な愛・明るい未来) 123.ベニバナ 【紅花】 〜熱狂〜 (区別・包容力・情熱・夢中・装い) 124.ザクロ 【柘榴】 〜円熟した優美〜 (子孫の守護) 125.ネムノキ 【合歓木】 〜創造力〜 (歓喜) 126.ジニア 〜別れた友への思い〜 (遠くの友を思う・幸福・不在の友を思う) 127.ナシ 【梨】 〜和やかな愛情〜 (博愛) 128.ヒメユリ 【姫百合】 〜変わらぬ愛らしさ〜 129.クジャクソウ 【孔雀草】 〜可憐〜 (飾り気のない人・いつも機嫌がよい) 130.ツクシ 【土筆】 〜向上心〜 (意外・驚き・努力) 131.ノウゼンカズラ 【凌霄花】 〜名誉〜 (栄光・華のある人生・女性) 132.ネリネ 〜幸せな思い出〜 (箱入り娘) 133.シラン 【紫蘭】 〜美しい姿〜 (互いに忘れないように) 134.フヨウ 【芙蓉】 〜繊細美〜 (しとやかな恋人・微妙な美しさ) 135.トゲ 〜厳格〜 136.ビワ 【枇杷】 〜治療〜 137.ジギタリス 〜熱い胸の内〜 (胸の思い・健康的・熱愛・不誠実) 138.ハッカ 【薄荷】 〜美徳〜 (貞淑・効能) 139.クリスマスローズ 〜スキャンダル〜 (思い出を懐かしむ・私を安心させて・中毒・悪評・誹謗・発狂・追憶・慰め) 140.ヘリオトロープ 〜愛よ永遠なれ〜 (永久の愛・献身的な愛・熱望) 141.ナンテン 【南天】 〜私の愛は増すばかり〜 (機知に富む・良き家庭) 142.フロックス 〜温和〜 (一致・合意・協調・同意・不活発) 143.ソラマメ 【空豆】 〜憧れ〜 144.ネモフィラ 〜常なる成功〜 (どこでも成功・愛国心・可憐・荘厳・他人思い) 145.ハコべ 〜愛らしい〜 146.シダ 〜愛矯〜 (愛らしさ・誠実・魅惑・夢) 147.ペチュニア 〜あなたといると心が休まる〜 148.レースフラワー 〜可憐な心〜 (悲哀・細やかな愛情) 149.ツンベルギア 〜美しい瞳〜 150.フウリンソウ 【風鈴草】 〜感謝〜 (大望・抱負・不変・貞節・誠実・思いを告げる・後悔) 151.ドラセナ 〜幸福〜 (幸せな恋・名もない寂寥) 152.ハギ 【萩】 〜内気〜 (思案・前向きな恋・想い) 153.デンファレ 〜わがままな美人〜 (お似合い) 154.パセリ 〜勝利〜 (お祭り気分・愉快な気持ち) 155.ベゴニア 〜片思い〜 (愛の告白・丁寧・親切) 156.ヒイラギ 【柊】 〜先見〜 (剛直・用心) 157.パフィオペディルム 〜変わり者〜 (思慮深さ・変わりやすい愛情) 158.タツナミソウ 【立波草】 〜私の命を捧げます〜 159.ハクサンチドリ 【白山千鳥】 〜陽気〜 (間違い・誤解・素晴らしい・美点の持主) 160.ノコギリソウ 【鋸草】 〜勇敢〜 (真心を持って・悲嘆を慰める・戦い・治療・指導) 161.プリムラ 〜永続する愛情〜 (運命をひらく・可憐・美の秘密) 162.ナツメ 【棗】 〜健康の果実〜 163.ストック 〜愛の結合〜 (愛の絆・永遠の美・逆境の忠節・単純・質朴・豊かな愛) 164.トウモロコシ 【玉蜀黍】 〜財宝〜 (豊富・同意) 165.リアトリス 〜燃える想い〜 166.ナナカマド 【七竈】 〜怠りない心〜 (慎重・賢明・用心・私と一緒にいれば安心) 167.リュウノヒゲ 【龍の鬚】 〜変わらぬ想い〜 168.ヒノキ 【檜】 〜不滅〜 169.パンパスグラス 〜光輝〜 (人気) 170.ディモルフォセカ 〜無邪気〜 (元気・ほのかな喜び) 171.ロベリア 〜悪意〜 (謙遜・譲る心) 172.カシワ 【柏】 〜愛は永遠に〜 (愛想のよさ) 173.ナス 【茄子】 〜真実〜 174.ニチニチソウ 【日日草】 〜友情〜 (楽しい思い出・若い友情) 175.バイモ 【貝母】 〜人を喜ばせる〜 (威厳) 176.ニシキギ 【錦木】 〜危険な遊び〜 (あなたの定め・あなたの魅力を心に刻む) 177.コケ 【苔】 〜母性愛〜 (信頼・孤独・物思い) 178.ヒョウタン 【瓢箪】 〜夢〜 (繁栄・利得) 179.ネジバナ 【捩花】 〜思慕〜 180.アンスリウム 〜心は燃えている〜 (情熱・恋にもだえる心・炎のような輝き・強烈な印象・煩悩・熱心) 181.サルビア 〜知恵〜 (尊敬・燃える心・家庭の徳・すべてよし・家族愛・恋情) 182.トウガラシ 【唐辛子】 〜旧友〜 183.スモモ 【李】 〜困難〜 (忠実) 184.エリカ 〜孤独〜 (裏切り・寂寞・幸福な愛・博愛) 185.シオン 【紫苑】 〜追憶〜 (ご機嫌よう) 186.ツユクサ 【露草】 〜尊敬〜 187.アルメリア 〜同情〜 (可憐) 188.カリン 【花梨】 〜唯一の恋〜 (可能性がある・豊麗・優雅) 189.テンナンショウ 【天南星】 〜壮大な美〜 190.スノーフレーク 〜汚れなき心〜 (慈愛・純潔・純粋・清純・美) 191.タバコ 【煙草】 〜ふれあい〜 192.ホトトギス 【杜鵑】 〜永遠にあなたのもの〜 193.ラン 【蘭】 〜美人〜 194.サンダーソニア 〜愛嬌〜 (共感・祈り) 195.シャクヤク 【芍薬】 〜はにかみ〜 (慎ましやか・恥じらい・内気) 196.マツヨイグサ 【待宵草】 〜浴後の美人〜 (ほのかな恋・移り気・静かな恋) 197.イカリソウ 【碇草】 〜君を離さない〜 (人生の出発) 198.カレハ 【枯れ葉】 〜ロマンチック〜 (新春を待つ) 199.アリウム 〜無限の悲しみ〜 200.ポインセチア 〜私は燃えている〜 (祝福)
設定資料
スペル読 み意   味語   源
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伝説の道具 --- --- --- ---
ケーリュケイオン 杖 ギュゲースの指輪 透明
世界の名種族世界観媒体賢者従者
 神 魔 界 幽霊
 天使
 悪魔
 大地なき神話の世界
 
 ソロモンの指輪 ---
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 鬼 妖 界 巫女
 妖
 鬼
 竜
 -
 
 十種神宝 浄玻璃鏡 五十鈴
 血 - -
 機 界 融機人
 機人
 機械兵士
 岩と砂でできた機械たちの世界
 
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 星 霊 界 エルフ
 ドワーフ
 精霊
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 光 - -
 聖 獣 界 獣人
 獣
 緑あふれる獣と妖精の世界
 
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 音 - -
 知識の塔 学生 -
 
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 - - -
 閉じた世界 人間  魔法を忘れた人間たちの世界
 
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 石 - -
※始めに ReadMe※ このページは、幻想あるいは歴史・伝承・文学における「七つの大罪」に関する「メモ書き」です。 このページの内容は、サイト管理者が古い著述や各種資料、口伝などを読み聞きして得た情報を、 サイト管理者本人が「創作のヒントとして利用するための覚え書き」として纏めたものです。 そのためサイト管理者の主観や思いこみ、あるいは記憶間違いによる誤った記述などが大いに混じっており、神学などの学術的には正しくない可能性が高くなっています。 それでもよろしければどーぞご覧下さい。 なお、このメモ書きを鵜呑みにしてしまったり、言葉通りに解釈してしまうのは、大変危険です。 くれぐれも用法用量をお間違えになりませんように……。 サイト管理者:銀凰恵(神光寺かをり)拝 七つの大罪(Seven deadly sins) 別訳「七つの罪源」。キリスト教の思想の一つ。 罪そのものではなく、人に罪を犯させる可能性のある欲望・感情のこと。 それぞれの罪源の象徴として7人の悪魔が示される。 16世紀初頭、文盲率が高かった庶民に「七つの大罪の思想」を広めるため、罪源に動物を当てはめて描く手法が取られ始める。 描かれる動物には諸説があるが、ヨーロッパの絵画(や、映画・小説など)などでこれらの動物が描かれているモノに出逢ったら、描き手が何らかのメッセージを込めている可能性があることを疑ってかかるのもまた一興。 また、罪源と対を成す「七つの美徳」という思想もある
七つの罪源象徴する動物七人の悪魔七つの美徳
 高慢 (Pride)(うぬぼれ・自慢) 孔雀・獅子 ルシファー(Lucifer)またはベリアル(Belial)忠実(Faith)(信仰・貞淑・信念・誓約)
 嫉妬 (Envy)(ねたみ・うらやみ) 犬・蛇 レヴィアタン(Leviathan)節制(Temperance)(控えめ・自制)
 暴食 (Gluttony)(むさぼり・欲張り)  豚 ベルゼバブ(Beelzebul)智慧・忍耐(Fortitude)(不屈・我慢)
 色欲 (Lust)(スケベ・淫ら) 熊・蠍・山羊 アスモデウス(Asmodeus)愛(Charity)(博愛・慈悲)
 怠惰 (Sloth)(無精・なまけ) 驢馬 ベルフェゴール(Belphegor)またはアスタロト(Astaroth)希望(Hope)(望み・期待・有望)
 強欲 (Greed)(貪欲・意地汚さ) 針鼠・狐 マモン(Mammon)賢明(Prudence)(慎重・分別・倹約)
 憤怒 (Wrath)(怒り・激怒) 狼・一角獣・龍 サタン(Satan)正義(Justice)(勇気・公平)
4世紀のエジプトの修道士エヴァグリオス・ポンティコスの著作では、七つの罪源に「虚飾」を加えた「八つの枢要罪」とされていた。 時代が下るウチに「虚飾」は「高慢」に吸収されて、最終的にキリスト教では象徴的な数である「七」にまとめられる。
天使
スペル読 み意   味語   源
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七大天使 天使の一覧 --- ---
七大天使 七つの美徳に当てはめられる天使については諸説有り、定かでない。 一応、キリスト教的には「神の御前に侍る七大天使」という括りがあるが、その候補者名は流動的。 聖書正典に名前の出てくる天使はミカエル・ガブリエル・ラファエルの三人のみ。 (ラファエルの名が出る旧約『トビト記』を正典とするのはカトリックと東方正教。プロテスタント&ユダヤ教では加えない) この三名を三大天使と呼ぶ。 それ以外の天使の名は偽典にのみ見られるもの。 「それ以外の天使の名前」は、古代・中世の神学者達が偽典や聖書以外の書物から調査して今に伝えたもの。 八世紀ごろ、極端な「天使信仰」を押えるために当時のローマ教会は三大天使以外を否定。 このため黙示録に記述のある「七人の御使い」や神の御前に立つことを許された「七大天使」が誰であるのか等についても、はっきりとしたことが解らなくなっている。 ちなみに七大天使(の候補)は以下の通り
名称役目別発音や異称
 ミカエル
 Michael
 - 天使の軍団長
 闘う天使
 (イスラエルと相撲を取る・サタンの化身の龍と闘う)
 守る天使
 (ロトをソドムから救出・イサクが贄されるのを止める)
 ルシフェル(Lucifer)の双子の弟
 ミカール
 ミハエル
 ミッシェル
 マイケル
 ガブリエル
 Gabriel
 - 伝える天使
 (受胎告知・ムハンマドにコーランを口伝)
 ジブリール
 ガウリール
 ラファエル
 Raphael
 - 癒しの天使
 薬・医術の天使
 人間の友人
 -
 ↑ココマデは聖書(正典)に名前のある天使。この三名を「三大天使」とも呼ぶ。
 ウリエル
 Uriel
 - 七大天使の長
 懺悔の天使
 エデンを守る天使(ケルビム・智天使)
 預言と解釈の天使。
 (旧約外典・偽典にのみ名がある)
 アウリエル
 ↑ココマデは四大天使として確定。↓残り三名は以下から選ばれる事が多い
 メタトロン
 Metatron
 - 契約の天使
 神の代理人
 出エジプトするイスラエルを導く火の柱
 エノクの転生
 サンダルフォン(Sandalphon)の双子の弟
 -
 ラグエル
 Raguel
 - 諸天使を監視する天使
 エノクを天に運んだ天使
 ラグイル
 Raguil
 ラスイル
 Rasuil
 ルファエル
 Rufael
 アクラシエル
 Akrasiel
 ラジエル
 Rasiel
 - 竜巻の天使
 秘密の領域と至高の神秘の天使
 天地の総てを記した書
 「セファー・ラジエル(Sefar Raziel)」の著者
 ラシエル
 サンダルフォン - - -
 サリエル
 Sariel
 - 死を司る天使
 邪視を防ぐ天使
 堕天使を裁く天使
 スリエル
 Suriel
 サラカエル
 Sarakiel
 ザラキエル
 Zerachiel
 レミエル
 Remiel
 - 雷の天使
 幻視を統括する天使
 指示を伝える天使
 ラミエル
 Ramiel
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天使の階級 神秘思想家偽ディオニシウス・アレオパギタは著作『天上位階論』の中で天使の階級を記述している。新プラトン主義的な存在の階層構造に沿った、聖なる秩序の思想である。これが後の神学者にも引用され、天使の階級として広く知られるようになった。 上位三隊 「父」のヒエラルキー 熾天使(セラフィム/単数形はセラフ) 智天使(ケルビム/単数形はケルブ) 座天使(スローンズ/単数形はスローネ) 中位三隊 「子」のヒエラルキー 主天使(ドミニオンズまたはキュリオテテス) 力天使(デュナメイスまたはヴァーチュズ) 能天使(エクスシアイ/単数形はエクスシア) 下位三隊 「聖霊」のヒエラルキー 権天使(アルヒャイ/単数形はアルケー) 大天使(アルヒアンゲロイ/単数形はアルヒアンゲロス) 天使(アンゲロイ/単数形はアンゲロス) 聖書の偽典の天使
偽典『エノク書』に登場する天使名。

名称役割名称役割名称役割
 アキベエル - アザゼル - アナニエル -
 アブディエル - アラエル
 Arael
 鳥の天使 アラキバ -
 アルマロス - アルミサエル
 Almisael
 子宮の天使 - -
 イェラミエル - イオフィエル - イロウエル
 Yrouel
 恐怖の天使
 ウリエル
 Uriel
 懺悔の天使 - - - -
 エゼケエル - エズラエル - - -
 オファニエル
 Ofaniel
 月の天使 - - - -
 カマエル - ガブリエル
 Gabriel
 神の言葉を
 伝える天使
 ガギエル
 Ghagiel
 魚の天使
 コカビエル
 Kokabiel
 星の天使 - - - -
 サキエル
 Sachiel
 水の天使 ザキエル
 Zakkiel
 嵐の天使 サハクィエル
 Sahaquiel
 空の天使
 サルタエル - サリエル
 Sariel
 死の天使 サンダルフォン
 Sandalphon
 胎児の天使
 ザフィエル
 Zafiel
 にわか雨の
 天使
 ザドキエル
 zadkiel
 慈悲の天使 - -
 シェムハザ - シャティエル
 Shateiel
 沈黙の天使 シャムシエル
 Shamshiel
 昼の天使
 シャルギエル
 Shalgiel
 雪の天使 - - - -
 スイエル
 Suiel
 地震の天使 - - - -
 ゼルエル
 Zeruel
 力の天使 - - - -
 ソフィエル
 Sofiel
 野菜の天使 - - - -
 タブリス
 Tabris
 自由意志の
 天使
 タミエル - ダネル -
 テイアイエル
 Teiaiel
 未来の天使 - - - -
 トゥルエル - - - - -
 バトラエル - ハニエル
 Haniel
 美の天使 ハミエル -
 バラクエル - パラシエル
 Parashel
 宝の天使 ハラリエル -
 バルディエル
 Bardiel
 霰の天使 バラキエル - バラクエル -
 ファマエル - ファヌエル
 Fanuel
 希望の天使 - -
 ペネムエ - - - - -
 マトリエル
 Martiel
 雨の天使 ミカエル
 Michael
 闘う天使
 守る天使
 - -
 メタトロン
 Metatron
 契約の天使 メルキセデク - - -
 ヨカビエル - ヨムヤエル - - -
 ライラ
 Lailah
 受胎の天使 ラグエル
 Raguel
 光の監視官 ラシエル
 Rashiel
 竜巻の天使
 ラジエル
 Rasiel
 神秘の天使 ラスイエル - ラティエル
 Rahitiel
 星座の天使
 ラビエル
 Labbiel
 治癒の天使 ラミエル
 Ramiel
 雷の天使 ラムエル -
 ルヒエル
 Ruhiel
 風の天使 - - - -
 レリエル
 Leliel
 夜の天使
 偽典
 『ヨベル書』
 レケエル 偽典
 『バルク黙示録』
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イスラム教の天使 [編集] 四大天使 ジブリール ミカール アズラーイール イスラーフィール ISRAFEL:音楽の天使 イスラム教の伝承に特有の天使 ザバーニーヤ ムンカルとナキール ハールートとマールート バルク書 [編集] バルク:エロヒムの天使 ナハス:エデンの天使 アフロディテ(バベル):エデンの天使
名称役割名称役割
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七つの大罪 (ナナツノタイザイ ) 英名: Seven Cardinal Sins  地 域: (その他)  テーマ: ユダヤ・キリスト教の神話・伝説  種 別: 用語  1・ルシファーの驕り  2・マモンの強欲  3・サタンの憤怒  4・アスモデウスの好色  5・ベルゼブブの暴食  6・レヴィヤタンの嫉妬  7・ベルフェゴールの怠惰  以上7つの重大な罪。「七つの美徳」(正義、分別、節制、堅忍、信仰、希望、慈悲)と対極をなす。 7つの大罪 「この世の中には『7つの美徳』と『7つの大罪』があると聖書では記されている。 7つの大罪というのは、Pride(傲慢)、Envy(嫉妬)、Gluttony(暴食)、Lust(色欲)、Sloth(怠惰)、Greed(貪欲)、そしてWrath(憤怒)」 「映画の『セブン』で取り上げられたからキリスト教徒ではない人も記憶にあるだろうね。 ちなみに、16世紀のドイツのイエズス会士のビンスフェルトは、『魔女と悪人の告白について』(Tractaus de Confessionibus Maleficorum et Sagarum 1589)の中で、この7つの大罪を7人の悪魔と結びつけて考えた。 この結び付けは結構知られている。 傲慢はルシファーに、嫉妬はリヴァイアサンに、暴食はベルゼバブ、色欲はアスモデウス、怠惰はベルフェゴール、貪欲はマモン、最後に憤怒はサタンに結び付けられているわね」 「7つの大罪を現代社会の問題点と結びつけて世に問うているのがヴェネツィア大学の哲学者ウンベルト・ガリンベルティ(Umberto Galimberti)による『七つの大罪と新しい悪徳』。 ウンベルト・ガリンベルティ(Umberto Galimberti)は7つの大罪とともに、新しい悪徳として、消費文化、体制順応、慎みのなさ、性の反乱、非社会性、現実否認、そして虚無感を挙げている」 「その7つの新しい悪徳の全てになるほどと思ったけど、中でも現実否認というところは鋭い指摘のように思えたわ。 現実を見ないというところ。現実は確かに存在するのに、その現実が存在しているということを認めてしまうと自分の拠って立つところが揺らいでしまう、崩壊してしまうために見ない」 「日本に平安時代に陰陽師という人々が活躍していたでしょ。 その陰陽師達が術を使って物に触れずに物を動かしたとか、蛙を潰したとかいう話が伝わっているよね。 あれも、魔法を使ったわけではないんだという説がある。 式神という魔物を使って、そういうことをしたというんだ。でね、その式神なんだけど、魔物でも何でもなくて最下層の人々だっていう考えがあるんだよね。 そうすると、人が人の命令に従って目の前の物を動かしているということになる。何も不思議なことはない。 でもね、陰陽師達が相手にしているような貴族の人々にとっては、そういう最下層の人は人ではない。将に、人ではない魔物の部類に入る式神。加えて、貴族の人々には見えない。存在していないわけ」 「それも現実否認ね。 『七つの大罪と新しい悪徳』の中では黒人に対する差別のことが書かれている。白人達が差別している黒人の置かれている現状を見ようとしなかったこと。 だって、一般的な、つまり積極的な差別主義者ではない白人の人々が、黒人差別があった時代に、その差別を直視してしまうということは白人社会にとって、ある意味で大いに危機になるわけだからね」 「今、差別の話になったけど。 ウンベルト・ガリンベルティ(Umberto Galimberti)が取り上げている現実否認は、そこに留まらない。 現代社会のありとあらゆるところで、大きなものから小さなものに至るまで、そして色々な人々の間で現実否認が起きているということを指摘するものじゃないかな。 そこに現実を抉る鋭さを感じたわけだね」 七つの大罪と新しい悪徳 U・ガリンベルティ (著), 多木 陽介 (翻訳) 七つの大罪と新しい悪徳 U・ガリンベルティ (著), 多木 陽介 (翻訳) 聖書の中の名前 外国人の名前は、日本人の名前ほど流行りすたりがありません。なぜなのでしょう。  ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が、2005年4月2日に亡くなりました。    彼のことを、英語で何と呼ぶかご存知ですか。  Pope John Paul II (ポウプ・ジョン・ポール・ザ・セカンド) です。  まるでビートルズのメンバーみたいです・・・  普通は略して 「ローマ法王」 つまり、the Pope と呼びます。    ついでに、聖書に登場する聖人の名を見てみましょう。    新約聖書は 「マタイ伝」 「マルコ伝」 「ルカ伝」 「ヨハネ伝」 から始まるのですが、  これを英語にすると、それぞれ Mathew (マシュー)、Mark (マーク)、Luke (ルーク)、  John (ジョン)となります。    あれれ?よく聞く名前ばかり・・・  欧米人の名前は、聖書に由来するものが、とても多いのですね。  彼らと、キリスト教の結びつきの強さがわかります。    聖母マリアは、英語で Mary (メアリー) ですし、ダビデは David (デイヴィッド)、ペテロは  Peter (ピーター)、シモンは Simon (サイモン)、ピリポは Philip (フィリップ)です。  英語にすると、ずい分印象が違いますね。    今の日本人が、聖人にちなんで、我が子に 「親鸞ちゃん」 とか 「日蓮くん」などと  名付けることは、まずないでしょうけれど、欧米では定番の名前が、何千年もずっと  受け継がれているのですね。 7つの封印 序:今日の箇所には、終末に向かって、この地上に様々な恐ろしい事が起こる ことが伺えますので、ここを読むと何か恐い印象を持ちます。しかし、聖書を 読んで恐ろしさだけが心に残ると言う事では、神の記された聖書が私たちに本 当に与えようとしているメッセージとは違う事になります。神は私たちを救お うとされているのであり、私たちを永遠の命に導こうとされているのです。 ですからまず私たちは聖書全体に表されている神様のメッセージ、あるいは、 黙示録全体に表されている神様のメッセージと言うものをしっかりと握り締め て、そして、このような箇所も読み進めていかなければならないのです。 前回もお話しましたが、妊婦の方が多い中で恐縮ですが、聖書は妊婦の出産に 例えられているのです。最終的に、この世界は神様の完全なご支配が表され る、新しい天と新しい地とが生まれる。喜びの時が来る完全な勝利の時が来 る。しかし、それは苦しみを経て到来することなのです。 本論1  6つの封印 世の終わりに至る患難の時代 「何故この世界には戦争があるのか、又殺人事件や、とても赦せないというよ うなことがあるのか、もし本当に神様がいるのなら、何故このような事を放っ ておられるのか、神は目をつぶっておられるのか、人間の悪に対して無力なの か」このような問いは、神をまだ信じていない人が必ずぶつかる問題です。ま た私たちは個人的にも悩める状態に置かれて、何故神様は助けて下さらないの だろうか、とか神様は何故このことに正しい裁きを表して下さらないのだろう かと思ったりします。その様な疑問が世の終わりの時、キリストが再び来られ てこの世界を審かれる時にはっきりとします。最終的に神様が表す完全なご支 配、勝利、それらのことについてこの巻き物に記されているのかもしれませ ん。その巻き物は7つの封印によって封じられていました。この封印を解くこ とが出来るのはイエス・キリストだけです。そして、ヨハネが幻を見ている 今、イエス・キリストがその封印を解いていくのです。7つの封印が解かれて はじめてこの巻き物が開かれるのです。ですから、これら1つ1つの封印が解 かれるのは世の終わりに至る患難の時代を表していると言う事が出来るかもし れません。 > (1) 第1封印 6:1 また、私は見た。小羊が七つの封印の一つを解いたとき、四つの生き物の 一つが、雷のような声で「来なさい。」と言うのを私は聞いた。 6:2 私は見た。見よ。白い馬であった。それに乗っている者は弓を持ってい た。彼は冠を与えられ、勝利の上にさらに勝利を得ようとして出て行った。   白い馬に乗っている者の弓は武力を表す象徴で、侵略者や戦争がそこに表 されています。 (2)第2封印 6:3 小羊が第二の封印を解いたとき、私は、第二の生き物が、「来なさい。」 と言うのを聞いた。 6:4 すると、別の、火のように赤い馬が出て来た。これに乗っている者は、地 上から平和を奪い取ることが許された。人々が、互いに殺し合うようになるた めであった。また、彼に大きな剣が与えられた。   赤は血を表しており、内乱や様々な人間同士の殺し合いが色々な事件や出 来事を通してなされる事を表しています。 (3)第3封印 6:5 小羊が第三の封印を解いたとき、私は、第三の生き物が、「来なさい。」 と言うのを聞いた。私は見た。見よ。黒い馬であった。これに乗っている者は 量りを手に持っていた。 6:6 すると私は、一つの声のようなものが、四つの生き物の間で、こう言うの を聞いた。「小麦一枡は一デナリ。大麦三枡も一デナリ。オリーブ油とぶどう 酒に害を与えてはいけない。」 黒い馬は飢饉を表しています。普通小麦は8升で1デナリでした。小麦一枡は 一人分の食料でしかなく、それを手に入れるためには一日の労賃である一デナ リが必要です。これでは8倍の値段で家族は養えません。 (4)第4封印 6:7 小羊が第四の封印を解いたとき、私は、第四の生き物の声が、「来なさ い。」と言うのを聞いた。 6:8 私は見た。見よ。青ざめた馬であった。これに乗っている者の名は死とい い、そのあとにはハデスがつき従った。彼らに地上の四分の一を剣とききんと 死病と地上の獣によって殺す権威が与えられた。 今若者の内に爆発的にエイズが流行ろうとしていると言われます。また、SA RSが取りざたされています。   いつの時代にも、どんなに新しい病気に対して人間が英知をもって取り組 んでも、新しい病気が登場します。それを人間はとどめることは出・・ワせん。 (5)第5封印 6:9 小羊が第五の封印を解いたとき、私は、神のことばと、自分たちが立てた あかしとのために殺された人々のたましいが祭壇の下にいるのを見た。 6:10 彼らは大声で叫んで言った。「聖なる、真実な主よ。いつまでさばきを 行なわず、地に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか。」 6:11 すると、彼らのひとりひとりに白い衣が与えられた。そして彼らは、 「あなたがたと同じしもべ、また兄弟たちで、あなたがたと同じように殺され るはずの人々の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい。」と言 い渡された。   ここに記されている様々な患難は、神を待ち望んで生きている者たちにと っては産みの苦しみ、最終的な歓喜の時を待ち望みながら通らなければならな い様々な困難と言うことができます。何故神様は裁きをなさって下さらないの ですかと祈っている人達にとっては、信仰と待ち望む忍耐の時です。 初代教会の時代に、使徒たちをはじめ多くの殉教者が出ました。しかし、最も 殉教者が多かった時代は20世紀です。 今まで訪ねた韓国の殉教者の足跡  その様な人達の叫び声が聞こえるようで す。彼等は決して辱めを受けたのではなく、神様に献げられた尊い献げもので す。 「祭壇の下にいる」と言う言葉がそれを表しています。 このような時代がもう少し続くのです。 (5)第5封印 6:12 私は見た。小羊が第六の封印を解いたとき、大きな地震が起こった。そ して、太陽は毛の荒布のように黒くなり、月の全面が血のようになった。 6:13 そして天の星が地上に落ちた。それは、いちじくが、大風に揺られて、 青い実を振り落とすようであった。 6:14 天は、巻き物が巻かれるように消えてなくなり、すべての山や島がその 場所から移された。   天変地異が起こります。地震や、太陽や月にも異変が起こり、星が地上に 落下します。  のんびりと机に向かっていたある日の夕方、一本の電話がきた。  しばらく話した後に「神戸も大変ですね」と言う。 「神戸で何かあったんですか?」 「えっ、山守先生、まだ知らないんですか。神戸が火の海なんですよ」  慌てて、家に帰ってテレビにかじりついた。阪神・淡路大震災の日である。  聖書の『出エジプト記』というところに、神様が下される災いに、エジプト の国が大変な被害を被りながら、奴隷として働かされていたイスラエルの民た ちには災いが及ばなかったことが記されている。  しかし神戸の震災では牧師の息子が天に召されたり、教会堂や教会員にも被 害が及んでいる。  それでも不思議な事もある。M先生は一月一日の元旦礼拝で「今年は地震が 来ます」と明言した。彼は東海地震の恐れのある清水で奉仕していたこともあ り、科学的知識を得ていたが、頻発する群発地震などから予感したという。教 会の人たちが「先生、私たちの教会も新会堂を建設しては」と言った時、「そ れより炊き出しの備えをするべきです」と言い、炊き出しの備えを一式、プロ パンガスやポンプも用意した。十七日に震災があったが、その週には西の宮都 市計画課長と宝塚の消防本部司令が地震について教えて欲しいと三度もやって きたという。後に「地震牧師」と言われ、県の防災大会のシンポジウムなどで 講演もしている。  地震のことを含めた黙示録の研究のため1年半アメリカに留学し、帰国途中 に地震が起こったという神戸聖書教会のO牧師、  帰る予定を一日遅らせて、全壊したアパートの難を免れた、K先生。 生きている人は善人で死んだ人は悪人と言うような単純な構図ではないはずだ が、確かに神様の御支配の中で起こったことだ。 本論2  枠組み (1)小羊イエス・キリストの御怒り    キリストにある者がキリストを侮る事は赦されませんが、いたずらに恐 れることではありません。なぜならこれらは小羊の怒りであるからです。   6:15 地上の王、高官、千人隊長、金持ち、勇者、あらゆる奴隷と自由人 が、ほら穴と山の岩間に隠れ、 6:16 山や岩に向かってこう言った。「私たちの上に倒れかかって、御座にあ る方の御顔と小羊の怒りとから、私たちをかくまってくれ。 6:17 御怒りの大いなる日が来たのだ。だれがそれに耐えられよう。」   侵略や戦争を神がなしているという事ではありません。それはあくまでも 神に喜ばれない罪ですが、小羊の怒りと神様の審きが表される中にその様な事 も起こるのです。 イエス・キリストと言うお方は、私たちの身代わりに十字架の苦しみを忍び通 されました。自分に槍を 突き刺すもののために祈られました。そして、私た ちに兄弟を7度を70倍するまで赦すように教えられました。ですからイエ ス・キリストが怒ることはないかのように私たちは思います。しかし、神が私 たちを永遠の神の審きから救い出すためにひとり子の神、イエス・キリストを 罪の身代わりに十字架に殺し、よみがえらせたとするなら、このキリストに敵 対する者がどうして神の審きと滅びを免れる事が出来るでしょう。 > (2)ヘブル書から 10:26 もし私たちが、真理の知識を受けて後、ことさらに罪を犯し続けるなら ば、罪のためのいけにえは、もはや残されていません。 10:27 ただ、さばきと、逆らう人たちを焼き尽くす激しい火とを、恐れながら 待つよりほかはないのです。 10:28 だれでもモーセの律法を無視する者は、二、三の証人のことばに基づい て、あわれみを受けることなく死刑に処せられます。 10:29 まして、神の御子を踏みつけ、自分を聖なるものとした契約の血を汚れ たものとみなし、恵みの御霊を侮る者は、どんなに重い処罰に値するか、考え てみなさい。 10:30 私たちは、「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする。 」、また、「主がその民をさばかれる。」と言われる方を知っています。 10:31 生ける神の手の中に陥ることは恐ろしいことです。 (3)天のさばきの座に  天のさばきの座に立った人達のお話を聞いたことがあります。大勢の人達が そのさばきの座に集められていました。そして、神が永遠のさばきの宣言を厳 かにしました。その中にはユダヤ人やインドの最下級層の人、シベリヤの強制 労働収容所にいた人、広島の原爆を受けた人、人種差別に苦しんだ黒人たちが いました。みな口々に自分たちが味わった苦しみなどを話合っていました。死 が安らぎをもたらすまで、苦しい目にあった人達が、何で神が私達に苦しみを 与えるのかと訴えていた。彼らは神に文句を言いました。何故神が我々をさば きうるのか。我々がどのように生き、どのように苦しみ、又、生きてきたの か、言い分もききもせずにさばく事は出来ないはずだ。そうだ、そうだといい ました。  神様は気楽で良いよ。光と栄光とを天国で楽しんでいるだけだ。 そして、そこに集まっていた人たちの内、最も苦しい目に遭った代表者達を選 び神に対する告発文を書くことになった。  神が最終的なさばき主になるというなら、我々が経験した様な、人間の味わ った苦しみの最も悲惨な苦しみを味わうべきだ。そのためには具体的には最低 これだけの条件をつけるべきだ。 ○まず、神としての特権を使うことが出来ないように人間としてこの世に生き てもらうべきだ。○愛する者から裏切られる経験をさせよう。○濡れ衣を着 せ、無実なのに囚われるようにし、○不正な裁判官の元で裁判を受けさせよ う。○そして、死んでもらおう。しかも最も残忍な方法にしようにじゃない か。そう彼らが叫ぶと、その裁きの座にいた群集に「そうだそうだ」という歓 声が起こった。しかし、徐々に歓声は弱まり、しばらくすると誰もが何も言わ なくなった。 彼らの中に厳かな沈黙が生まれたそれはすでに神がその事をなさっていた事に 気がついたからである。 本論3 結び (1)神と共に生きる生き方  神を信ぜず、欲望に生き、神を神としないで自分の欲望だけを求めていく人 たちにとっては、その自分の野望が崩れ去る時、自分が頼りにしていた富や権 力や力が空しく崩れ去る時、神がそれを裁かれる時、直面する恐ろしい出来事 となるのです。  神様は愛なる方ですが、同時に裁き主でもあられます。罪をそのままにして おかれる方ではありません。今の時代は忍耐をもって罪人が悔い改める事を待 っておられますが、いつまでもそうしておられる訳ではありません。(麻原彰 光の死刑求刑まで7年を経て)  ですから私たちはこれらの出来事に必ず直面しなければならない事を知っ て、神なき生き方がどんなに恐ろしい最後となるかを読み取って、神と共に生 きる生き方に新たな思いと献身をもって歩みださなければなりません。 (2)今は救いの時 秦先生の証 震災直前の礼拝でシカゴの大火の話をして決心を募ったH先生、 ヘブル3:15 「きょう、もし御声を聞くならば、御怒りを引き起こしたときのように、心を かたくなにしてはならない。」と言われているからです。   2コリント 6:2 神は言われます。「わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあな たを助けた。」確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。
神様
スペル読 み意   味語   源
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神の一覧
生命の樹
スペル読 み意   味語   源
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  • セフィロトの樹

  • セフィロトの樹は、神秘思想のカバラにおいてさまざまな解釈がなされ、近代以降の西洋魔術、特に黄金の夜明け団などでは生命の樹をタロットカードと結びつけての研究が行われていたことでも有名である。
    10個のセフィラと22個の小径(パス)を体系化した図も同じく「生命の樹」と呼ばれる。
    現代ではセフィロトの樹は「生命の樹」と同じと解釈される(カバラ由来の樹はセフィロトの樹が正しく生命の樹と混同すべきではない等)

  • アイン・ソフ・オウル [Ain Soph Aur]

  • アインは無と訳され、0で表される。
    アイン・ソフは無限と訳され、00で表される。
    アイン・ソフ・オウル(あるいはアイン・ソフ・アウル)は無限光と訳され、000で表される。
    アインからアイン・ソフが生じ、アイン・ソフからアイン・ソフ・オウルが生じた。

  • 10個のセフィラとダアト

  •  右図の天頂のセフィラ(ケテル)から右下(コクマー)、左(ビナー)、右下(ケセド)、左(ゲブラー)、右下(全体の中央でティフェレト)、右下(ネツァク)、左(ホド)、右下(イェソド)を経て、いわゆるジグザグに進み、下セフィラ(マルクト)へと至る。
     なお、第3から第4のセフィラの間に隠されたダアト(右図では点線丸)というセフィラがある。

  • 22個の小径(パス)

  •  セフィラとセフィラを繋ぐ経路。それぞれが対応する大アルカナを持つ。
     アレフ、ベート、ギーメル、ダレット、ヘー、ヴァヴ、ザイン、ヘット、テット、ヨッド、カフ、ラメド、メム、ヌン、サメフ、アイン、ペー、ツァディー、コフ、レーシュ、シン、タヴと22個存在する。

  • 3つの柱

  •  ビナー、ゲブラー、ホドからなる左の柱は峻厳の柱と呼ばれる。
     コクマー、ケセド、ネツァクからなる右の柱は慈悲の柱と呼ばれる。
     ケテル、ティファレト、イェソド、マルクトからなる中央の柱は均衡の柱と呼ばれる。

  • 3つ組

  •  ケテル、コクマー、ビナーからなる三角形は至高の三角形と呼ばれる。
     ※ロゴスの三角形と呼ばれることもある。
     ケセド、ゲブラー、ティファレトからなる三角形は倫理的三角形と呼ばれる。
     ネツァク、ホド、イェソドからなる三角形は星幽的三角形と呼ばれる。
     ※魔術的三角形と呼ばれることもある。
    生命の樹

  • セフィラとダアト

  • 名称

    -訳-
    惑星神名備考
    宝石金属守護天使
    ケテル
    Kether
    -王冠-
    1海王星エヘイエー  第1のセフィラ。思考や創造を司る。王の横顔で表される。同時に最後の剣として称されるマルクトと通じ合っている。
    ダイアモンド--メタトロン
    コクマー
    Cochma
    -知恵-
    2灰色天王星ヨッド  第2のセフィラ。至高の父と呼ばれ、男性原理を象徴する。
    トルコ石---ラツィエル
    ビナー
    Binah
    -理-
    3土星エロヒム  第3のセフィラ。至高の母と呼ばれ、女性原理を象徴する。成熟した女性で表される。
    真珠ザフキエル
    ケセド
    Chesed
    -慈悲-
    4木星エル  第4のセフィラ。ケセドはゲドゥラーとも呼ばれる。図形は正四面体を象徴する。王座に座った王で表される。
    サファイアザドキエル
    ゲブラー
    Geburah
    -峻厳-
    5火星エロヒム・ギボール  第5のセフィラ。図形は五角形を象徴する。天空の外科医と呼ばれることもある。
    ルビーカマエル
    ティファレト
    Tiphereth
    -美-
    6太陽エロハ  第6のセフィラ。生命の樹の中心に位置している。(太陽も惑星と見なす)
    ---ミカエル
    ネツァク
    Netzach
    -勝利-
    7金星アドナイ・ツァオバト  第7のセフィラ。全裸の女性で表される。
    エメラルドハニエル
    ホド
    Hod
    -栄光-
    8橙色水星エロヒム・ツァオバト  第8のセフィラ。
    ---水銀ラファエル
    イェソド
    Iesod
    -基礎-
    9シャダイ・エル・カイ  第9のセフィラ。アストラル界を表す。裸の男性で表される。(月も惑星と見なす)
    ---ガブリエル
    マルクト
    Malchut
    -王国-
    10四色地球アドナイ・メレク  第10のセフィラ。物質的世界を表す。王座に座った若い女性で表される。
     ※四色:レモン・オリーブ・小豆・黒
    水晶---サンダルフォン
    ダアト
    Daath
    -知識-
    --------  隠れたセフィラ。ダートと表記されることもある。他のセフィラとは次元が異なる。生命の樹の深淵の上に存在する。
    ------

  • 22個の小径

  • 小径パス大アルカナ
    アレフケテル → コクマー愚者
    ベートケテル → ビナー魔術師
    ギーメルケテル → ティファレト女教皇
    ダレットコクマー → ビナー女帝
    ヘーコクマー → ティファレト皇帝
    ヴァヴコクマー → ケセド教皇
    ザインビナー → ティファレト恋人
    ヘットビナー → ゲブラー戦車
    テットケセド → ゲブラー
    ヨッドケセド → ティファレト隠者
    カフケセド → ネツァク運命の輪
    小径パス大アルカナ
    ラメドゲブラー → ティファレト正義
    メムゲブラー → ホド吊るされた男
    ヌンティファレト → ネツァク死神
    サメフティファレト → イェソド節制
    アインティファレト → ホド悪魔
    ペーネツァク → ホド
    ツァディーネツァク → イェソド
    コフネツァク → マルクト
    レーシュホド → イェソド太陽
    シンホド → マルクト審判
    タヴイェソド → マルクト世界
    右に記載しているのは、対応する大アルカナ。
    7つの大罪と美徳
    スペル読 み意   味語   源
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    七つの大罪 七つの大罪 - Wikipedia 悪魔の一覧 対応表 ---
    七つの大罪(Seven Cardinal Sins)とは、キリスト教の用語。七つの罪源とも呼ぶ。
    「罪」そのものというよりは、人間を罪に導く可能性があると(伝統的にキリスト教徒により)みなされてきた欲望や感情のことを指す。
    七つの大罪と悪魔の関連付け
    1589年、ドイツのペーター・ビンスフェルド(Peter Binsfeld)は、罪と悪魔の関係を記した著作を著したが、その中で、七つの大罪も特定の悪魔と関連付けている。
    このような七つの大罪と悪魔との関連づけは、キリスト教の本質的な部分と無関係だが、通俗的なグリモワールにおいて引用されることとなった。

    七つの美徳 思慮、叡智
    悪魔象徴大罪 - 英 (ラテン)美徳 - 英 (ラテン)象徴天使
     ベルゼブブ
     Beelzebub
     豚
     -
     暴食 - Gluttony
     gula
     智慧 - Fortitude
     etc. 剛毅忍耐
     - -
     アスモデウス
     Asmodeus
     サソリ
     山羊
     色欲 - Lust
     luxuria
     慈悲 - Charity
     etc. 博愛、愛
     - --
     マモン
     Mammon
     狐
     針鼠
     強欲 - Greed
     avaritia
     etc. 貪欲
     分別 - Prudence
     etc. 賢明、慎重
       倹約
     - -
     サタン
     Satan
     一角獣
     狼
     憤怒 - Wrath
     ira
     正義 - Justice
     勇気 - Courage
     - -
     ベルフェゴール
     Belphegor
     熊
     駿馬
     怠惰 - Sloth
     acedia
     etc. 憂鬱
     希望 - Hope
     etc. 期待、有望
     - -
     レヴィアタン
     Leviathan
     蛇
     犬
     嫉妬 - Envy
     invidia
     節制 - Temperance
     etc. 自制、貞節
     - -
     ルシファー
     Lucifer
     獅子
     孔雀
     傲慢 - Pride
     superbia
     etc. 高慢、虚飾
     信仰 - Faith
     etc. 忠実、貞淑
       信念、誓約
     - -

    ダ・ビンチコードなどでおなじみの異端派「グノーシス主義」は、独特な思想を持っている。
    その思想は複雑で難解なため要約することは難しいが、特徴的なモノをいくつかを挙げると
  • はじめに善なる至高の神が存在し、そこから多くの霊的存在が生まれた。
  • 至高の神と、物質界を創造した「創造神」は別物で、創造神・デミウルゴス(工匠・建築家の意)は
     下等な神。
  • 下等な創造神によって作り出された物質界は悪しき物。
  • 肉体という物質を持つ人間も悪であるが、魂の中には至高神の聖なる炎(聖霊)が含まれている。
  • 知識(グノーシス)を持つ「選ばれた者」は悪から抜け出して至高神の元に帰ることができる。
  • 創造神の教え(聖書などの教典)は悪。そこで悪とされているモノは善。

  •    :エデンでアダムとエバを「誘惑」して「善悪の知識の木」を食べさせた「蛇」は
        人間達に「知識」を与えるために至高神から使わされた善なる使者)

    彼らから見れば、創造神の使いである「天使」は、人間を誘惑する「悪魔」的存在となる。
    このため、彼らの考える「七つの大罪」にはそれを象徴する「悪魔」として、7人の「天使」が当てはめられている。
    なお、グノーシス主義の「七つの大罪」には「暴食」がなく、代わりに「虚偽(ウソ・だまし)」が入っている。

    七つの大罪七人の悪魔(天使)天使としての役目
     傲慢(高慢) ザドキエル
     zadkiel
     慈悲の天使
     「神は正しい」
     嫉妬 ガブリエル
     Gabriel
     神の言葉を伝える天使
     「神は力強い」
     虚偽 ミカエル
     Michael
     闘う天使・守る天使
     「神の好み(神の如き)」
     色欲 アニエル
     Aniel
     金星・金曜日の守護天使 「神の栄光」
     異称:ハニエル(Haniel)
     怠惰 カフジエル
     Kafziel
     死の天使の一人。王の生命を司る孤独と涙の天使
     異称:ケフジエル、カッシエル(Cassiel)
     強欲 ラファエル
     Raphael
     癒し・薬・医術の天使
     「神の癒し」
     憤怒 サマエル
     Samael
     死を司る天使。エデンに葡萄を植えた天使。
     「神の毒(神の悪意)」
    あまり意味のないことだが、キリスト教的「七つの大罪&七つの大罪に比肩する悪魔」とグノーシス的「七つの大罪&比肩する悪魔(天使)」を対比させると…… 七人の悪魔 七つの罪源 七つの大罪 七人の悪魔(天使) ルシファー(Lucifer) または ベリアル(Belial) 高慢 傲慢 ザドキエル(zadkiel) レヴィアタン(Leviathan) 嫉妬 嫉妬 ガブリエル(Gabriel) ベルゼバブ(Beelzebul) 暴食 虚偽 ミカエル(Michael) ←罪の定義が違うので 厳密には比較できない アスモデウス(Asmodeus) 色欲 色欲 アニエル(Aniel) ベルフェゴール(Belphegor) または アスタロト(Astaroth) 怠惰 怠惰 カフジエル(Kafziel) マモン(Mammon) 強欲 強欲 ラファエル(Raphael) サタン(Satan) 憤怒 憤怒 サマエル(Samael) 七つの大罪 (ナナツノタイザイ ) 英名: Seven Cardinal Sins  地 域: (その他)  テーマ: ユダヤ・キリスト教の神話・伝説  種 別: 用語  1・ルシファーの驕り  2・マモンの強欲  3・サタンの憤怒  4・アスモデウスの好色  5・ベルゼブブの暴食  6・レヴィヤタンの嫉妬  7・ベルフェゴールの怠惰  以上7つの重大な罪。「七つの美徳」(正義、分別、節制、堅忍、信仰、希望、慈悲)と対極をなす。 7つの大罪 「この世の中には『7つの美徳』と『7つの大罪』があると聖書では記されている。 7つの大罪というのは、Pride(傲慢)、Envy(嫉妬)、Gluttony(暴食)、Lust(色欲)、Sloth(怠惰)、Greed(貪欲)、そしてWrath(憤怒)」 「映画の『セブン』で取り上げられたからキリスト教徒ではない人も記憶にあるだろうね。 ちなみに、16世紀のドイツのイエズス会士のビンスフェルトは、『魔女と悪人の告白について』(Tractaus de Confessionibus Maleficorum et Sagarum 1589)の中で、この7つの大罪を7人の悪魔と結びつけて考えた。 この結び付けは結構知られている。 傲慢はルシファーに、嫉妬はリヴァイアサンに、暴食はベルゼバブ、色欲はアスモデウス、怠惰はベルフェゴール、貪欲はマモン、最後に憤怒はサタンに結び付けられているわね」 「7つの大罪を現代社会の問題点と結びつけて世に問うているのがヴェネツィア大学の哲学者ウンベルト・ガリンベルティ(Umberto Galimberti)による『七つの大罪と新しい悪徳』。 ウンベルト・ガリンベルティ(Umberto Galimberti)は7つの大罪とともに、新しい悪徳として、消費文化、体制順応、慎みのなさ、性の反乱、非社会性、現実否認、そして虚無感を挙げている」 「その7つの新しい悪徳の全てになるほどと思ったけど、中でも現実否認というところは鋭い指摘のように思えたわ。 現実を見ないというところ。現実は確かに存在するのに、その現実が存在しているということを認めてしまうと自分の拠って立つところが揺らいでしまう、崩壊してしまうために見ない」 「日本に平安時代に陰陽師という人々が活躍していたでしょ。 その陰陽師達が術を使って物に触れずに物を動かしたとか、蛙を潰したとかいう話が伝わっているよね。 あれも、魔法を使ったわけではないんだという説がある。 式神という魔物を使って、そういうことをしたというんだ。でね、その式神なんだけど、魔物でも何でもなくて最下層の人々だっていう考えがあるんだよね。 そうすると、人が人の命令に従って目の前の物を動かしているということになる。何も不思議なことはない。 でもね、陰陽師達が相手にしているような貴族の人々にとっては、そういう最下層の人は人ではない。将に、人ではない魔物の部類に入る式神。加えて、貴族の人々には見えない。存在していないわけ」 「それも現実否認ね。 『七つの大罪と新しい悪徳』の中では黒人に対する差別のことが書かれている。白人達が差別している黒人の置かれている現状を見ようとしなかったこと。 だって、一般的な、つまり積極的な差別主義者ではない白人の人々が、黒人差別があった時代に、その差別を直視してしまうということは白人社会にとって、ある意味で大いに危機になるわけだからね」 「今、差別の話になったけど。 ウンベルト・ガリンベルティ(Umberto Galimberti)が取り上げている現実否認は、そこに留まらない。 現代社会のありとあらゆるところで、大きなものから小さなものに至るまで、そして色々な人々の間で現実否認が起きているということを指摘するものじゃないかな。 そこに現実を抉る鋭さを感じたわけだね」 七つの大罪と新しい悪徳 U・ガリンベルティ (著), 多木 陽介 (翻訳) 七つの大罪と新しい悪徳 U・ガリンベルティ (著), 多木 陽介 (翻訳) 聖書の中の名前 外国人の名前は、日本人の名前ほど流行りすたりがありません。なぜなのでしょう。  ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が、2005年4月2日に亡くなりました。    彼のことを、英語で何と呼ぶかご存知ですか。  Pope John Paul II (ポウプ・ジョン・ポール・ザ・セカンド) です。  まるでビートルズのメンバーみたいです・・・  普通は略して 「ローマ法王」 つまり、the Pope と呼びます。    ついでに、聖書に登場する聖人の名を見てみましょう。    新約聖書は 「マタイ伝」 「マルコ伝」 「ルカ伝」 「ヨハネ伝」 から始まるのですが、  これを英語にすると、それぞれ Mathew (マシュー)、Mark (マーク)、Luke (ルーク)、  John (ジョン)となります。    あれれ?よく聞く名前ばかり・・・  欧米人の名前は、聖書に由来するものが、とても多いのですね。  彼らと、キリスト教の結びつきの強さがわかります。    聖母マリアは、英語で Mary (メアリー) ですし、ダビデは David (デイヴィッド)、ペテロは  Peter (ピーター)、シモンは Simon (サイモン)、ピリポは Philip (フィリップ)です。  英語にすると、ずい分印象が違いますね。    今の日本人が、聖人にちなんで、我が子に 「親鸞ちゃん」 とか 「日蓮くん」などと  名付けることは、まずないでしょうけれど、欧米では定番の名前が、何千年もずっと  受け継がれているのですね。 7つの封印 序:今日の箇所には、終末に向かって、この地上に様々な恐ろしい事が起こる ことが伺えますので、ここを読むと何か恐い印象を持ちます。しかし、聖書を 読んで恐ろしさだけが心に残ると言う事では、神の記された聖書が私たちに本 当に与えようとしているメッセージとは違う事になります。神は私たちを救お うとされているのであり、私たちを永遠の命に導こうとされているのです。 ですからまず私たちは聖書全体に表されている神様のメッセージ、あるいは、 黙示録全体に表されている神様のメッセージと言うものをしっかりと握り締め て、そして、このような箇所も読み進めていかなければならないのです。 前回もお話しましたが、妊婦の方が多い中で恐縮ですが、聖書は妊婦の出産に 例えられているのです。最終的に、この世界は神様の完全なご支配が表され る、新しい天と新しい地とが生まれる。喜びの時が来る完全な勝利の時が来 る。しかし、それは苦しみを経て到来することなのです。 本論1  6つの封印 世の終わりに至る患難の時代 「何故この世界には戦争があるのか、又殺人事件や、とても赦せないというよ うなことがあるのか、もし本当に神様がいるのなら、何故このような事を放っ ておられるのか、神は目をつぶっておられるのか、人間の悪に対して無力なの か」このような問いは、神をまだ信じていない人が必ずぶつかる問題です。ま た私たちは個人的にも悩める状態に置かれて、何故神様は助けて下さらないの だろうか、とか神様は何故このことに正しい裁きを表して下さらないのだろう かと思ったりします。その様な疑問が世の終わりの時、キリストが再び来られ てこの世界を審かれる時にはっきりとします。最終的に神様が表す完全なご支 配、勝利、それらのことについてこの巻き物に記されているのかもしれませ ん。その巻き物は7つの封印によって封じられていました。この封印を解くこ とが出来るのはイエス・キリストだけです。そして、ヨハネが幻を見ている 今、イエス・キリストがその封印を解いていくのです。7つの封印が解かれて はじめてこの巻き物が開かれるのです。ですから、これら1つ1つの封印が解 かれるのは世の終わりに至る患難の時代を表していると言う事が出来るかもし れません。 > (1) 第1封印 6:1 また、私は見た。小羊が七つの封印の一つを解いたとき、四つの生き物の 一つが、雷のような声で「来なさい。」と言うのを私は聞いた。 6:2 私は見た。見よ。白い馬であった。それに乗っている者は弓を持ってい た。彼は冠を与えられ、勝利の上にさらに勝利を得ようとして出て行った。   白い馬に乗っている者の弓は武力を表す象徴で、侵略者や戦争がそこに表 されています。 (2)第2封印 6:3 小羊が第二の封印を解いたとき、私は、第二の生き物が、「来なさい。」 と言うのを聞いた。 6:4 すると、別の、火のように赤い馬が出て来た。これに乗っている者は、地 上から平和を奪い取ることが許された。人々が、互いに殺し合うようになるた めであった。また、彼に大きな剣が与えられた。   赤は血を表しており、内乱や様々な人間同士の殺し合いが色々な事件や出 来事を通してなされる事を表しています。 (3)第3封印 6:5 小羊が第三の封印を解いたとき、私は、第三の生き物が、「来なさい。」 と言うのを聞いた。私は見た。見よ。黒い馬であった。これに乗っている者は 量りを手に持っていた。 6:6 すると私は、一つの声のようなものが、四つの生き物の間で、こう言うの を聞いた。「小麦一枡は一デナリ。大麦三枡も一デナリ。オリーブ油とぶどう 酒に害を与えてはいけない。」 黒い馬は飢饉を表しています。普通小麦は8升で1デナリでした。小麦一枡は 一人分の食料でしかなく、それを手に入れるためには一日の労賃である一デナ リが必要です。これでは8倍の値段で家族は養えません。 (4)第4封印 6:7 小羊が第四の封印を解いたとき、私は、第四の生き物の声が、「来なさ い。」と言うのを聞いた。 6:8 私は見た。見よ。青ざめた馬であった。これに乗っている者の名は死とい い、そのあとにはハデスがつき従った。彼らに地上の四分の一を剣とききんと 死病と地上の獣によって殺す権威が与えられた。 今若者の内に爆発的にエイズが流行ろうとしていると言われます。また、SA RSが取りざたされています。   いつの時代にも、どんなに新しい病気に対して人間が英知をもって取り組 んでも、新しい病気が登場します。それを人間はとどめることは出・・ワせん。 (5)第5封印 6:9 小羊が第五の封印を解いたとき、私は、神のことばと、自分たちが立てた あかしとのために殺された人々のたましいが祭壇の下にいるのを見た。 6:10 彼らは大声で叫んで言った。「聖なる、真実な主よ。いつまでさばきを 行なわず、地に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか。」 6:11 すると、彼らのひとりひとりに白い衣が与えられた。そして彼らは、 「あなたがたと同じしもべ、また兄弟たちで、あなたがたと同じように殺され るはずの人々の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい。」と言 い渡された。   ここに記されている様々な患難は、神を待ち望んで生きている者たちにと っては産みの苦しみ、最終的な歓喜の時を待ち望みながら通らなければならな い様々な困難と言うことができます。何故神様は裁きをなさって下さらないの ですかと祈っている人達にとっては、信仰と待ち望む忍耐の時です。 初代教会の時代に、使徒たちをはじめ多くの殉教者が出ました。しかし、最も 殉教者が多かった時代は20世紀です。 今まで訪ねた韓国の殉教者の足跡  その様な人達の叫び声が聞こえるようで す。彼等は決して辱めを受けたのではなく、神様に献げられた尊い献げもので す。 「祭壇の下にいる」と言う言葉がそれを表しています。 このような時代がもう少し続くのです。 (5)第5封印 6:12 私は見た。小羊が第六の封印を解いたとき、大きな地震が起こった。そ して、太陽は毛の荒布のように黒くなり、月の全面が血のようになった。 6:13 そして天の星が地上に落ちた。それは、いちじくが、大風に揺られて、 青い実を振り落とすようであった。 6:14 天は、巻き物が巻かれるように消えてなくなり、すべての山や島がその 場所から移された。   天変地異が起こります。地震や、太陽や月にも異変が起こり、星が地上に 落下します。  のんびりと机に向かっていたある日の夕方、一本の電話がきた。  しばらく話した後に「神戸も大変ですね」と言う。 「神戸で何かあったんですか?」 「えっ、山守先生、まだ知らないんですか。神戸が火の海なんですよ」  慌てて、家に帰ってテレビにかじりついた。阪神・淡路大震災の日である。  聖書の『出エジプト記』というところに、神様が下される災いに、エジプト の国が大変な被害を被りながら、奴隷として働かされていたイスラエルの民た ちには災いが及ばなかったことが記されている。  しかし神戸の震災では牧師の息子が天に召されたり、教会堂や教会員にも被 害が及んでいる。  それでも不思議な事もある。M先生は一月一日の元旦礼拝で「今年は地震が 来ます」と明言した。彼は東海地震の恐れのある清水で奉仕していたこともあ り、科学的知識を得ていたが、頻発する群発地震などから予感したという。教 会の人たちが「先生、私たちの教会も新会堂を建設しては」と言った時、「そ れより炊き出しの備えをするべきです」と言い、炊き出しの備えを一式、プロ パンガスやポンプも用意した。十七日に震災があったが、その週には西の宮都 市計画課長と宝塚の消防本部司令が地震について教えて欲しいと三度もやって きたという。後に「地震牧師」と言われ、県の防災大会のシンポジウムなどで 講演もしている。  地震のことを含めた黙示録の研究のため1年半アメリカに留学し、帰国途中 に地震が起こったという神戸聖書教会のO牧師、  帰る予定を一日遅らせて、全壊したアパートの難を免れた、K先生。 生きている人は善人で死んだ人は悪人と言うような単純な構図ではないはずだ が、確かに神様の御支配の中で起こったことだ。 本論2  枠組み (1)小羊イエス・キリストの御怒り    キリストにある者がキリストを侮る事は赦されませんが、いたずらに恐 れることではありません。なぜならこれらは小羊の怒りであるからです。   6:15 地上の王、高官、千人隊長、金持ち、勇者、あらゆる奴隷と自由人 が、ほら穴と山の岩間に隠れ、 6:16 山や岩に向かってこう言った。「私たちの上に倒れかかって、御座にあ る方の御顔と小羊の怒りとから、私たちをかくまってくれ。 6:17 御怒りの大いなる日が来たのだ。だれがそれに耐えられよう。」   侵略や戦争を神がなしているという事ではありません。それはあくまでも 神に喜ばれない罪ですが、小羊の怒りと神様の審きが表される中にその様な事 も起こるのです。 イエス・キリストと言うお方は、私たちの身代わりに十字架の苦しみを忍び通 されました。自分に槍を 突き刺すもののために祈られました。そして、私た ちに兄弟を7度を70倍するまで赦すように教えられました。ですからイエ ス・キリストが怒ることはないかのように私たちは思います。しかし、神が私 たちを永遠の神の審きから救い出すためにひとり子の神、イエス・キリストを 罪の身代わりに十字架に殺し、よみがえらせたとするなら、このキリストに敵 対する者がどうして神の審きと滅びを免れる事が出来るでしょう。 > (2)ヘブル書から 10:26 もし私たちが、真理の知識を受けて後、ことさらに罪を犯し続けるなら ば、罪のためのいけにえは、もはや残されていません。 10:27 ただ、さばきと、逆らう人たちを焼き尽くす激しい火とを、恐れながら 待つよりほかはないのです。 10:28 だれでもモーセの律法を無視する者は、二、三の証人のことばに基づい て、あわれみを受けることなく死刑に処せられます。 10:29 まして、神の御子を踏みつけ、自分を聖なるものとした契約の血を汚れ たものとみなし、恵みの御霊を侮る者は、どんなに重い処罰に値するか、考え てみなさい。 10:30 私たちは、「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする。 」、また、「主がその民をさばかれる。」と言われる方を知っています。 10:31 生ける神の手の中に陥ることは恐ろしいことです。 (3)天のさばきの座に  天のさばきの座に立った人達のお話を聞いたことがあります。大勢の人達が そのさばきの座に集められていました。そして、神が永遠のさばきの宣言を厳 かにしました。その中にはユダヤ人やインドの最下級層の人、シベリヤの強制 労働収容所にいた人、広島の原爆を受けた人、人種差別に苦しんだ黒人たちが いました。みな口々に自分たちが味わった苦しみなどを話合っていました。死 が安らぎをもたらすまで、苦しい目にあった人達が、何で神が私達に苦しみを 与えるのかと訴えていた。彼らは神に文句を言いました。何故神が我々をさば きうるのか。我々がどのように生き、どのように苦しみ、又、生きてきたの か、言い分もききもせずにさばく事は出来ないはずだ。そうだ、そうだといい ました。  神様は気楽で良いよ。光と栄光とを天国で楽しんでいるだけだ。 そして、そこに集まっていた人たちの内、最も苦しい目に遭った代表者達を選 び神に対する告発文を書くことになった。  神が最終的なさばき主になるというなら、我々が経験した様な、人間の味わ った苦しみの最も悲惨な苦しみを味わうべきだ。そのためには具体的には最低 これだけの条件をつけるべきだ。 ○まず、神としての特権を使うことが出来ないように人間としてこの世に生き てもらうべきだ。○愛する者から裏切られる経験をさせよう。○濡れ衣を着 せ、無実なのに囚われるようにし、○不正な裁判官の元で裁判を受けさせよ う。○そして、死んでもらおう。しかも最も残忍な方法にしようにじゃない か。そう彼らが叫ぶと、その裁きの座にいた群集に「そうだそうだ」という歓 声が起こった。しかし、徐々に歓声は弱まり、しばらくすると誰もが何も言わ なくなった。 彼らの中に厳かな沈黙が生まれたそれはすでに神がその事をなさっていた事に 気がついたからである。 本論3 結び (1)神と共に生きる生き方  神を信ぜず、欲望に生き、神を神としないで自分の欲望だけを求めていく人 たちにとっては、その自分の野望が崩れ去る時、自分が頼りにしていた富や権 力や力が空しく崩れ去る時、神がそれを裁かれる時、直面する恐ろしい出来事 となるのです。  神様は愛なる方ですが、同時に裁き主でもあられます。罪をそのままにして おかれる方ではありません。今の時代は忍耐をもって罪人が悔い改める事を待 っておられますが、いつまでもそうしておられる訳ではありません。(麻原彰 光の死刑求刑まで7年を経て)  ですから私たちはこれらの出来事に必ず直面しなければならない事を知っ て、神なき生き方がどんなに恐ろしい最後となるかを読み取って、神と共に生 きる生き方に新たな思いと献身をもって歩みださなければなりません。 (2)今は救いの時 秦先生の証 震災直前の礼拝でシカゴの大火の話をして決心を募ったH先生、 ヘブル3:15 「きょう、もし御声を聞くならば、御怒りを引き起こしたときのように、心を かたくなにしてはならない。」と言われているからです。   2コリント 6:2 神は言われます。「わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあな たを助けた。」確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。
     キリスト教関連
    名称役割名称役割名称役割
     アモン - アマイモン(アモイモン)(W:Amoymon) - アバリル(アバラム)(W:Abalam, Abalim) -
     アドラメレク - アガリアレプト(W:Agaliarept) - アガレス -
     アロケル - アムドゥスキアス (アムドゥキアス) - アミー -
     アンドラス - アンドレアルフス(アンドレアル) - アンドロマリウス -
     アスモデウスW:Asmodai - アスタロト(アスタロス) - アイペロス(W:Ayperos) -
     アイム (ハボリュム) - バアル(バエル 、バール) - バラム (バラン) -
     バフォメット - バルバトス - ベルゼブブ(ベルゼバブ) -
     バティン (バティム、バシム、マルティム)W:Bathin - W:Beale - W:Beall -
     W:Beball - ベリアル - ベレト(ベレス)W:Beleth -
     ベルフェゴール - ベリト(ベリス,ボルフリ)W:BerithW:Bolfri - ビフロンス(ビフロンズ) -
     シトリー - ボティス - ブエル -
     ブネ - カイム - コルソンW:Corson -
     クロケルW:Crocell - カルソン - ダンタリオン -
     デカラビアW:Decarabia - デモゴルゴン - エリゴス(エリゴル、アビゴル) -
     使い魔(ファミリアー) - フラウロス (ハウレス)W:Flavros - フルーレティ(W:Fleuretty) -
     フォカロル(フォカロール) - フォラス(フォルカス)W:Forras - フォルネウス -
     フルカス(ファーカス) - フルフル(フールフール) - ガープ(ガアプ) -
     ガミジン W:Gamigin - グラシャラボラス(グラシアラボラス、カークリノラース)W:Glasya-Labolas - グレモリー(ゴモリー、ゴモリ) -
     グシオン(グーシオン、グサイン)W:Gusoin - ハーゲンティ - ハルファス -
     インキュバス(インクブス) - イポス(イペス、アイポロス)W:Ayporos - キマリスW:Kimaris -
     ラバル - レライエ - ルシファー(ルシフェル、ルキフェル) -
     ウァレフォルW:Malaphar - マルファス(マルパス) - マモン(マンモン) -
     モラクスW:Morax - マルバス (バルバス) - マルコキアス(マルコシアス) -
     メフィストフェレス - W:Merihem - モレク(モロク) -
     モラクス - ムルムル(ムールムール) - ナベリウス(ナベルス)W:Cerbere -
     レラジェW:Leraje - オリアス (オリアクス) - オロバス W:Orobos -
     オセ (オソ)W:Ose,W:Oso - W:Otis - パイモン W:Paimonia -
     フェニックス - W:Pithius - プルフラス W:Pruflas -
     W:Pruslas - プルソン - ラウム(ライム ) -
     レラジェ - ロノウェ - サブナック(サブナク)W:Sabnock -
     サレオス W:Saleos - サタン - サタナキア(W:Satanachia) -
     セーレ(セエレ)W:Seir (demon) - シャクス(シャックス,スコクス,スコックス)W:Scox,W:Shax,W:Chax - W:Sidragasum -
     シトリー - ストラス (ストロス) - サッキュバス(スクブス) -
     タプ W:Tap(demon) - タムズ W:Thammuz - ウァラク(ヴァラク)W:Valac -
     ウァレフォル (ヴァラファール) - W:Valu - ウァプラ(ヴァプラ)W:Vapula -
     ウァサゴ(ヴァッサゴー) - ウェパル(ヴェパル、セパル ) - ヴィネ(ヴィネア) -
     ウァラク W:Volac - ウヴァル(ヴアル),Uvall,Vuall,Voval - ザガン -
     ゼパル(ゼパール) - ジミマイW:Ziminiar,Zymymar. - - -
     ユダヤ関連
    名称役割名称役割名称役割
     アザゼル W:Semyaz - ベヘモス(ベヒーモス) - グリゴリ -
     レヴィアタン(レビヤタン、リバイアサン) - リリン - リリス -
     マステマ - ラハブ - サマエル -
     W:Shedim - W:Tannin(demon) - - -
     イスラム関連
    名称役割名称役割名称役割
     ジン - イブリース - イフリート -
     ゲルマン関連
    名称役割名称役割名称役割
     W:Caym - W:Drudes - - -
     エジプト関連
    名称役割名称役割名称役割
     アムミト(アミト、アメミット) - W:Qenna - - -
     ブードゥー関連
    名称役割名称役割名称役割
     ゲーデ - ロア - - -
     フィンランド関連
    名称役割名称役割名称役割
     ナッキ(W:Nakki) - W:Piru - - -
     ギリシア関連
    名称役割名称役割名称役割
     ケルベロス - エキドナ - エウリュアレ -
     ゴーゴン - ラミア - メデューサ(メドゥサ) -
     ステンノー W:Sthenno - - - - -
     アッカド関連
    名称役割名称役割名称役割
     アルー(W:Allu) - W:Bine - フンババ -
     ラマシュトゥ - ラビス(ラビツ)W:Rabisu - W:Shedu -
     ウトゥック - - - - -
     シュメール関連
    名称役割名称役割名称役割
     アサグ - エレシュキガル - パズズ(パズス) -
     ニヌルタ(W:Ninurta) - - - - -
     エトルリア関連
    名称役割名称役割名称役割
     カルン W:Charun - クルス W:Culsu - トゥクルカ W:Tuchulcha -
     ウァント(ヴァンス)W:Vanth - - - - -
     ポリネシア関連
    名称役割名称役割名称役割
     W:Pitua - W:Tipua - W:Tonga-Hiti -
     ラトビア関連
    名称役割名称役割名称役割
     W:Perkele - W:Vadatajs - W:Velns -
     ヨーロッパ関連
    名称役割名称役割名称役割
     エンプーサ - ゴブリン - グレムリン -
     ネビロス - グザファン - - -
     ヒンドゥー教関連
    名称役割名称役割名称役割
     アガースラ - アンダカ - アスラ(阿修羅) -
     ヴリトラ - ヒラニヤークシャ - ヒラニヤカシプ -
     マダ - マヒシャ - 夜叉 -
     ラーヴァナ - 羅刹 - - -
     ゾロアスター教関連
    名称役割名称役割名称役割
     アーリマン(アフリマン) - アエーシュマ - アストー・ウィーザートゥ -
     アカ・マナフ - アパオシャ - ジャヒー -
     ダエーワ - ドゥルジ - パリカー -
     ブーシュヤンスター - - - - -
     アステカ関連
    名称役割名称役割名称役割
     イツラコリウキ - コアトリクエ - シワテテオ -
     ツイツイミトル(W:Tzitzimitl) - テスカトリポカ - トラウィスカルパンテクートリ -
     トラソルテオトル - トラルテクトリ(W:Tlaltecuhtli) - ミキストリ -
     ミクトランテクートリ - - - - -
     マヤ関連
    名称役割名称役割名称役割
     ア・プチ - イシュタム - イシュ・チェル -
     ヴクブ・カキシュ - カブラカン - カマソッソ -
     シパクナー - - - - -
     神曲関連
    名称役割名称役割名称役割
     卑しき天使 - 黒い天使 - マレブランケ -
     その他
    名称役割名称役割名称役割
     アバドン(アポルオン)(ヨハネの黙示録) - アブラクサス(グノーシス主義) - アラル(W:Alal)(カルデア神話) -
     アルプ(ドイツの夢魔) - アルシエル (旧約聖書) - (W:Aristaqis) -
     アルマロス - (W:Asakku) - (W:Asb'el) -
     W:Baraqel - W:Betryal - カスピエル (偽エノク書) -
     コロンゾン(アレイスター・クロウリーの悪魔) - His Excellency Demon Kogure(悪魔教教祖)(マルチタレント) - (W:Elatha) -
     エスニウ(W:Ethniu) - ガデルエル W:Gader'el - W:Gualichu(アラウカン神話) -
     W:Guzalu - インプ - W:Hiisi -
     ジョウビレックス W:Jubilex(クトゥルフ神話) - W:Kasadya - コシチェイ(ロシア神話) -
     ラバス - W:Lempo - リルー -
     W:Lix Tetrax - マサライ(ニューギニアの神霊) - モコイ(オーストラリアの悪霊) -
     (W:Neqa'el) - W:Onoskelis - W:Pinem'e  -
     W:Puloman - リベザル (ルベザル)(ポーランドの悪霊) - W:Rum'el  -
     ルサルカ(スラブ神話) - W:Tuma'el - W:Tur'el -
     ウコバク(ウコバチ)(地獄の辞典の悪魔) - ウィルオウィスプ(世界各地) - W:Xezbeth -
     イェクン W:Yeqon - W:Yeter'el - ザエボス W:Zaebos -

    ソロモン
    スペル読 み意   味語   源
    -- --- -----  -- -----
     
     
    ソロモン  ソロモン72柱について  対応表  階級  ソロモン72柱  ---
    Goetic Demons of Decans by Day - 昼のデカン対応表1-> Goetic Demons of Decans by Night - 夜のデカン対応表37-> 下記の表は主にMathers/Crowley版のゲーティアに対応したものである。
    ソロモンの小さな鍵の第一部であるアルス・ゲーティアでは、72の魔神とそれを呼び出すための術を中心にしているが、これは72という数字がユダヤ教の神秘主義である「カバラ」において非常に重要なものだからである。 ”神”を表す聖なる四文字(テトラグラマトン)である”YHVH”の綴りを変えて出来る名前のバリエーションを"セムハメフォラシュ" shemhamephorash と言い、それに神と地上を結ぶ"ヤコブの梯子"に照応する72人の天使の名前が関連づけられている。 さらにデカンで十二宮に割り振ることで、天体に対応させている。デカンとは十二宮(ゾディアック)の各宮をそれぞれ三等分した各10度の区分を指す。それが各天使/魔神の担当領域となる。 下記の表においては、0-10°を1 区、10-20°を2 区、20-30°を3 区としている。 72柱というのはこのカバラ的な聖数を反転して対応させたものだと考えらている。アレイスター・クロウリーがまとめた777の書において詳しい。魔神の序列や対応する惑星に関してであるが、文献によってもかなりの違いがある。 ---
    魔 神 の 名 称爵位軍団十二宮備   考  /  概   略
    01 バアル
     Bael バアル - Bael, Bael, Baell, Baal, Bl, ブルとも。 ネコ、カエル、そして人間の頭を持つ男として現れる。
    -66白羊宮
    1 区
     強さ、支配、大胆、勇気、復讐、決断、高慢、破廉恥、聡明さ、野心を司る。ソロモン72柱の1柱にして、地獄の偉大なる公爵である。王とされる場合もある。ルシファーの側近として知られており、66の悪霊軍団を従える。地獄の東方を治める王でもあるという。
召喚者に知識を与え、透明にすることが出来る。 このバアルは本来フェニキア・アッシリアのバアル(バアル・ハダド) Baal (Ba'al Hadad) が起源と思われる。農耕神であり、狩人であり、植物の生と死を体現する神であった。
そのためタンムズ、アドニス、メルカルトなどとも同一視された存在である。バアルの名は「王」または「主」を意味し、通常多くの神々の尊称として使われていた。バアル・ゼブル(館の王・後のベールゼブブ)をはじめ、バアル・ペオール(ペオール山の主)、バアル・ハダド(雷の主)、バアル・ベリト、ベリ・アルもバアル神の分身である。
すなわち、バアルは真実己の名を名乗っているわけではない。その真実の名はある書物に記されており、それを手に入れたものが真にバアルを行使する力を手に入れるのである。その本は「アッピンの赤い書」と呼ばれている。 赤い書に関する詳しいエピソードは、 ”Popular Tales of the West Highlands vol.II
    02 アガレス
     Agares アガレス - Agares 老人の姿で、拳あるいは肩にタゲリをとまらせ、鰐にまたがって現れる。
    -31白羊宮
    2 区
     実現、完成、闘争の成功を司る。
     ソロモン72柱の1柱にして、地獄の偉大なる公爵である。31の悪霊軍団を支配する。
地震を起こして破壊する力を持ち、敵を逃走させ、また引き戻す。召喚した者に言語の知識を与える。 老人の姿、鳥を肩にとまらせる、鰐にまたがる等の特性は、アガレスが豊穣神であったことを示す有力な証拠である。
命を取り、それを他に与えるのが彼。結果として残忍にも見える。実際やさしいだけの存在には見えない。老獪。それがこの魔神を最も良く表す言葉である。
    03 ウァッサゴ
     vassago ヴァッサゴ - Vassago 召喚者の前に、黄金の腕輪を付け、赤い服を着た落ち着きのない男性の姿で現れる。
    -26白羊宮
    3 区
     完成、休息、賢明、美と喜びを司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の大公である。26の悪霊軍団を従える。
星の軌道を知り、過去・現在・未来を読み取り、失くしたものを見つけることが出来る。優秀な占い師である。その他の点においては同じく72柱の魔神として数えられているアガレスと同様であるとされる。ただし、ヴァッサゴはアガレスより温和な性質である。 名前のヴァッサゴであるが 、仏教用語において如来、仏、彼岸に在る者を Vassa という。
雨季に入る7月から3ヶ月間寺院内で修行する事にかんしても雨安居-"ヴァッサ" Vassa というようだが、いずれにせよ関連性があるのかは不明である。あるとすればヴァッサゴはオリエントに関連を持つ存在ということになる。
というより、西洋に入った段階で仏典にある概念がデーモンとして解釈されたとしたらそれはそれで面白い事ではあるのだが。 上記に関しては確かなことは解らないが、単語的に水(vassa, wasser)に関連があるのではないだろうか。
    04 サミジーナ
     Samigina サミジーナ - Samigina, Gamigin, Gamigm. ガミジン、ガミギュンとも。 召喚されると小さな白い馬、あるいはロバの姿で現れる。命じられると人の姿を取る。炎色の衣をまとい、長く美しい髪をした女の姿だとされている。
    -30金牛宮
    1 区
     苦闘、労働、建築、貧困を司る。
     ---ソロモン72柱の1柱にして、地獄の侯爵である。30の悪霊軍団を従える。大変有力な魔神である。
その声はしわがれており、召喚者が望めば総ての教養を教えるという。また、死後の魂、特に罪人及び海で溺れて死んだものの霊について語り、呼び出すことが出来る。呼び出された霊は実体を備えないが見ることは出来、
召喚者の問いに答えると言う。サミジーナは呼び出されると、召喚したものが満足するまでそこに留まる英霊である。 72柱の英霊に関して性別を明快にする資料は少なく、書物上では「彼」として扱われるのが普通である。水霊としての力を持った存在であるのは確かなようである。
古い伝承などでは死者の国は海底にあるとも、海の向こうであるとされたりすることが多いため、サミジーナが死者を呼び出す存在であるされることはさほど不自然でないと思われる。
    05 マルバス
     Marbas マルバス - Marbas, Barbas, Barbason, バルバスとも。 召喚者の前に荒れ狂う獅子の姿で現れる。命じると割れた蹄を持つ男性の姿を取る。
    -36金牛宮
    2 区
     権力と影響、地位、高貴、支配を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の大いなる総統である。36の悪霊軍団を従える。
召喚者のあらゆる疑問に答えることが出来る。また治療を得意とし、機械工学の知識を与えることも出来る。人間を他の姿に変身させることも可能である。 名前の由来はラテン語で髭(あごひげ)を意味する barba であると思われる。それを考え合わせると、マルバスの外見はギリシア・ローマ神話の半人半獣の神・サテュロスの外見を想定するとイメージしやすいかもしれない。
ちなみに同じくbarba を由来とするヘレボルス Hellebores(クリスマスローズ)だが、花は可憐な美しさをたたえるも、根や茎に強い毒性を持っていたため、中世では悪魔払いの儀式等に使われる薬草の一つだった。 蹄のある動物に変身するデーモンが多いのは、バアルを始めとして豊饒神を表す動物が山羊だったからである。豊饒をもたらす神においては、奔放で好色であるとされる山羊がシンボルであっても本来なんら問題はなかったからだ。
しかし時代が下がるにつれそれが悪とみなされるようになったのである。マルバスもそのうちの1柱であるといえるだろう。
    06 ヴァレフォル
     Valefor ヴァレフォール - Valefor, Malaphar, Malephar, Valafar 召喚されると、吼え猛る驢馬頭の獅子の姿で現れる。
    -10金牛宮
    3 区
     失望、悲惨、空約束、欠乏を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神にして、地獄の公爵である。10の悪霊軍団を支配する。
特に戦時下において、物資を調達する事、及びその方法を教える事が出来る。が、基本的にその手段は窃盗であるため注意が必要である。 実際のロバであるが、愛情を込めて育てれば主人を愛する動物であり、知能もかなり高い。
また戦争よりも身近な荷運びや粉挽きに利用されてきた動物であり、むしろ平和的な印象が強い。しかし古代からロバは二面性のある存在として扱われれてきた。
平和の象徴、謙虚な働き手、豊饒の運び手であると同時に、荒れ野に好んで住まう愚鈍な獣、強情と怠惰を現す動物だったのである。このロバの頭部を備えるヴァレフォールもまた、二面性を持つ存在と言えなくもない。
    07 アモン
     Amon アモン - Amon 召喚者の前に、蛇の尾を持ち、火の息を吐く狼の姿で現れる。命じられると鴉の頭と犬の牙を持つ人間の姿を取る。
    -40双児宮
    1 区
     悪意、利己心を司る。
     ---, ソロモン72柱の魔神の1柱にして、偉大なる地獄の侯爵である。40の悪霊軍団を支配する。
友人との不和を調停することが出来る。また、未来、過去、現在を知る。優れた詩才の持ち主で、ソロモン王を感嘆させたという。 かつてはエジプトの神格であったが、それは外見にも表れているようである。動物の頭を持つ魔神の多くがエジプトの神格の影響を受けている可能性は否定できない。
もちろんそれが総てとは言えないが。アモンは強力にして厳格なことでも知られている。
これはアモンが本来アムンAmun、アメンAmenとしてテーベで信仰されていた雄羊頭の天空神であり、へリオポリスで信仰されていた太陽神ラーと合体して、太陽を司る存在にもなっていたからだろう。彼はアメン=ラー Amun-Re として、長きに渡りエジプトの神々の主神とされていたのである。
それがキリスト教下でデーモン(魔神)どころかデビル(悪魔)扱いにされてしまった、というのが真相である。最も、そんな目にあったのはアモンだけではないのであるが。
    08 バルバトス
     Barbatos バルバトス - Barbatos 太陽が人馬宮にあるとき、4大精霊王を引きつれ、顎鬚を生やし、ロビン・フッドをイメージさせる狩人、あるいは鉄兜を被り、弓矢を持った鷲頭の男として現れる。
    -30双児宮
    2 区
     絶望、残酷、無慈悲、悪意、苦難、損失、野心を司る。 ソロモン72柱の1柱にして、地獄の偉大なる伯爵にして公爵である。かつては力天使であったともされる。30の悪霊軍団を従える。
バルバドスは過去と未来に関して語ることが出来る。また彼の引きつれて来た4大精霊王と召喚者を仲介する。鳥や獣の言葉を教授し、隠された宝の在り処を教えることも出来る。また同じく72柱に数えられているブエルの部下であるとされる。 バルバトスの名はラテン語の'barbatus'、「顎鬚をはやした男」「老いた男」「哲学者」から派生していると思われる。どちらにせよ、男性をイメージさせる存在であるのは確かなようである。エジプトのホルスあたりを連想させる貫禄のある魔神である。
    09 パイモン
     Paimon パイモン - Paimon 召喚されると、楽隊に先導され、臣下である二王・ベバル Beball とアバラム Abalam を引きつれて現れる。出現と同時に怒号を発するため、召喚者はこれを直ちに威嚇し、従えなければならない。でなければ話すことも出来ないからである。
    -200双児宮
    3 区
     粉砕、暴走と破滅を司る。
     ---ソロモン72柱の1柱にして、地獄の西方を治める王である。かつて天使と能天使であったものからなる200の悪霊軍団を従える。
あらゆる科学、芸術と哲学に秀でるといい、召喚した者にあらゆる知恵と地位を与え、いかなる人間も召喚者に従うようにすることが出来るという。また風と土、水の驚異を垣間見せることも出来る。かつては能天使を率いていたが、自らは主天使であったとされる。
パイモンは強力な存在であるが、召喚するにはルシファーを通す必要があるという。何故ならばパイモンはルシファー以外には従わないからである。よって、呼び出すことは大変難しいとされている。 出現時に異音を発する魔神たちの多くが、自然が形を変えて現れたといってもいい存在であり、パイモンも確実にそのうちに数えられる存在だ。
何故ならパイモンは四大元素のうち火を司る存在であり、本来は火の精霊・サラマンダーの長であるのだ。精霊王として水を司るアリトン、風を司るオリエンス、地を司るアマイモンと並び立つ存在である。
しかし、神に反逆した堕天使ルシファーに忠誠を誓い、ルシファーの敗走の際にも付き従うことになったのである。 この種の逸脱はしばしば火を主題とした物語に繰り返し現れる。人間に与えるべきでないという炎をもたらし、ゆえに鎖に繋がれ、ハゲタカに臓物を食われるという苦悶を与えられたプロメテウス。
天から投げ落とされ、不具の身になりながらも優れた鍛冶神として主神の雷さえ鍛える存在にまでなったヘパイストス。火とは欠落したものを与え、あるいは欠落を補うべく振るわれる恐るべき力の象徴である。
ゆえに諸刃の剣として作用しがちであり、パイモンもまさしくそのような存在として脱落せざるえなかったのかもしれない。 パイモンの名前であるが、メイザースは彼の訳出したアブラメリンの書 Sacred Magic of Abramelin の注釈において、ヘブライ語の POMN に由来するとしている。小さな鈴がチリチリ鳴る音という意味があるそうである。
    10 ブエル
     Buer ブエル - Buer 太陽が人馬宮にあるときに召喚することが出来る。召喚者の前に、弓矢を構えたケンタウルス(半人半馬)、或いは輝くヒトデか車輪のような姿で回転しながら現れるという。
    -36巨蟹宮
    1 区
     調和、笑い、喜び、精緻を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の総裁である。50の悪霊軍団を従える。
優れた癒し手である。あらゆる薬草に関する知識を伝授することが出来る。また召喚者に良い使い魔を与え、自然学と論理学を教授することも出来る。部下としてバルバトスを従えているといわれる。 ブエルの名前の由来は明確ではないが、おそらく仏語の"飲酒する人" Buver , Buer ではないかと考えられる。古くから北アフリカ/アラブ圏とその人々を暗喩するのに使われた単語であるため、アラブ方面に関連のある魔神なのかも知れない。あるいは酒飲みの魔神だという可能性もあるが、確証はない。 ブエルによって病を癒したものは、その後の生涯を星に祈りを捧げ、他者の癒しのために使う責務を負うという。アレイスター・クロウリーが友人の為に呼び出したことが知られている魔神である。
    11 グシオン
     Gusion グシオン - Gusion, Gusayn, グイソン、グサインとも。 召喚されると、人面猿ので現れる。
    -40巨蟹宮
    2 区
     豊かさ、成功、快楽を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神にして、地獄の大いなる公爵である。40の悪霊軍団を支配する。
過去と未来について知っており、占術に長ける。召喚者の総ての疑問に答え、友人間の不和を調停することが出来る。また信頼と尊厳をもたらす。 ゲーティアにはグシオンの外見に関する記述があるが、その際にグシオンの外見を Xenopilus のようであるといっている。これはおそらくヒヒの事であると思われる。Xeno には外から来たもの、異邦人の意味がある。
 Xenopilus という記述は cynocephalus が変化した可能性もある。グシオンはヒヒあるいはヒヨケザルの姿をとっていると思われる。 もしヒヒであるならば、エジプトへの関連性が伺われる。かの国ではヒヒが神格としても扱われていたためである。ヒヨケザルであるが、ラテン語で”犬頭”を意味する cynocephalus が学名になるくらいなので、すこし小型のイヌかキツネのような顔つきである。
どちらをイメージするかで随分姿が違ってくるのではないだろうか。 * xenopilus - xeno 異国、 pilusをphilos 〜を愛するもの として解釈する説もある。むしろ「犬頭」とこの解釈ふくめて、両方に意味がかけられている可能性もあるだろう。
メフィストフォレス(光を愛さない者)がルシフェル(光・明けの明星)のパロディとしての存在であるように、xenopilusという言い回しも何らかの反面的なパロディとして使われているのかも知れない。
    12 シトリ
     Sytri シトリ - Sitri, Sytry グリフォンの翼を持った豹、あるいは非常に美しい男として魔術師の前に現れる。美しい女の姿である場合もある。
    -60巨蟹宮
    3 区
     刹那的な快楽を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の偉大な公子である。60ないし70の悪霊軍団を従える。
男女に恋愛の心を起こし、必要とあれば思いをかけた女がみずから服を脱ぐように仕向けてくれる。
    13 ベレス
     Beleth ベレス - Beleth, Belieth, Bilet, Bileth, Byleth, ベリス、ベレト、ビレト、ビレス、ビュレト等とも。 召喚者の前に、蒼い馬に乗り、トランペットその他のあらゆる楽器を前触れとして現れる。
    -85獅子宮
    1 区
     闘争、競争、大胆、猛進を司る。
     ---ソロモン72柱の1柱にして、地獄の大王のひとりである。85の悪霊軍団を従える。
当初は激怒した様子で現れるが、これに怖気づいてはならない。同じく魔神であるアマイモンに対するが如く、宙に三角形を描き、指にはめた銀の指輪を掲げたうえで、断固として術者の望みを命じる必要がある。
ただし、その際は礼を失してはならない。ベリスの職能は愛に関するものであり、あらゆる人々に対して友愛をもたらす。かつては能天使であったと言われる。ある伝承によると、大洪水のあとノアの息子・ハムが数学の本を書くのを助けたとも言われている。 ベリスの名前は恐らく、ヘブライ語の"BLH"に由来している。意味は「乱し邪魔をするもの」。Belが名の上についているところから、ベリアルのような地方神として崇められていた存在かもしれない。 闘争的にして強大な魔神であると同時に、職能は和をもたらすことという、一見矛盾したものが同居する魔神である。が、力技で平和をもたらす存在と考えれば、さほど矛盾はしないのかもしれない。
    14 レライエ
     Leraie レライエ - Leraie, Leraye, Lerajie, Leraikha, Oray, レラージュ、オライとも。 召喚者の前に、緑の服を着た狩人が、弓矢を持った姿で現れる。伊達男であるとされる。
    -30獅子宮
    2 区
     闘争と勝利、愛と快楽を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の侯爵である。30の悪霊軍団を従える。
しばしば戦闘を引き起こす。また敵の傷の治療を遅らせる力があるという。射手座に関連した魔神であるとされているが、明確ではない。 このレライエは正確無比な射手として知られ、彼を召喚したものにもその力を貸すことが出来るのだが、そこが曲者である。
実はこのレライエと共通する印象を持つ悪魔が登場するオペラがある。「魔弾の射手」がそれである。この物語に登場する悪魔・ザミエルは自分を頼った狩人に7発の弾丸を与えるのだが、それはそのうち6発までは撃ったものの望むところにあたり、最後の1発はザミエルの望むところにあたるというしろもの。それによってザミエルは見事狩人を欺いてのける。 ザミエルとレライエが同じ存在であるかはともかく、得ることの出来る教訓は同じである。無条件に信じることは危険であり、リスクが伴うことを事前に理解しておくべきだということである。もっとも、理解したからどうなるというものでもないが。相手は超自然の存在である。油断は禁物。
    15 エリゴル
     Eligor エリゴル - Eligor,Abigor,Eligos, アビゴール、エリゴスとも。 召喚されると、槍及び軍旗、王杖を掲げ、端正な騎士の姿で現れると言われる。腕に蛇を巻きつけているともいわれる。
    -60獅子宮
    3 区
     ---
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の大いなる公爵である。60の悪霊軍団を支配する。
エリゴルは隠された財宝を見つけることが出来る。また召喚者に愛、特に為政者からの寵愛をもたらす事が出来るが、同時に争いももたらすという。またエリゴルは、いかにして兵士の尊敬を勝ち得ることがを伝授してくれるともいう。そして、戦争によってもたらされる未来も召喚者に教える。 エリゴルの名であるが、ヘブライ語において、エリ Eli とは登る、上げる、差し出すを意味している。
と同時にEli, Eli, Lema Sabachthani?(主よ、主よ、我を見捨てたまいしや?)なる福音書で有名な語句からも解る通り、”神”を表す単語でもある。
エリゴルに感じられる騎士としての厳格さと荒荒しさだが、初期キリスト教に感じられる”慈愛よりも多くの罰を与える存在としての”主神のイメージが反映されているようにさえ思える。 エリゴルは愛をもたらす事が出来る一方で、戦争という大局に影響をもたらす神である。そのため、気軽に呼び出すべき存在ではないと思われる。
ただし、スポーツといった正々堂々たる勝負時であれば、むしろ召喚が有効な魔神であるかもしれない。
    16 ゼパール
     Zepar ゼパール - Zepar 召喚者の前に、赤い兵士の姿で現れる。
    -26処女宮
    1 区
     吝嗇、小心と強欲を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の公爵である。29の悪霊軍団を従える。
男女間の愛を操り、望む女性を恋に落として愛し合わせることが出来る。また、女を不妊にする力がある。 ゼパールが赤い戦士として表されるのは、彼が心理的に女性のアニムス−理想の男性を象徴する存在だからである。つまりゼパールは女性にとって自身の鏡像として機能する。
ただし映る姿は男性としての己なのである。
    17 ボティス
     Botis ボティス - Botis 召喚者の前に、最初は巨大な毒蛇の姿で現れるが、命じられると双角で剣を携え、鋭い牙を持つ男性の姿をとる。
    -60処女宮
    2 区
     獲得、相続、及び貪欲を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の総統である。60の悪霊軍団を従える。
過去、未来、現在を占うことが出来る。また友人間の不和を調停することが出来る。ボティスは古ぶるしく、強力な魔神である。 双角に関して言えば、アレクサンダー大王を思い出す人もいるだろう。別名をイスカンダル双角王(イスカンダル・ズルカルナイン)として知られるこの王だが、額に二本の角が生えていたという伝承が伝えられている。
古代において二つの角をもっていると言われることは徴がある、すなわち優れた存在であると言われているも同然であり、狩猟民族の聖王として信仰を勝ち得ていたことの証明である。 ボティスはその外見から、確実に狩猟神としての性格を持っていると推測される。また古代において蛇は恐ろしい存在である反面、神聖なものであり、復活の象徴でもあった。
    18 バシン
     Bathin バシン - Bathin, Mathym, Marthim, バティン、マティム、マルティムとも。 召喚されると、蛇尾の青白い馬に乗った、力強い男性の姿で現れる。自らが蛇の尾を持った姿である場合もある。
    -30処女宮
    3 区
     完成と成功、頂点及び終点を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神にして、地獄の大いなる公爵である。30の悪霊軍団を支配する。
バシンはルシファーの側近であるとする文献もある。素早さと愛想の良さにおいて他に勝るものはないという。召喚者が望めば、薬草や宝石の効能を教えることが出来る。また人を突如として他の国に運ぶという。 名前のバシンであるが、おそらくラテン語の batha 、すなわちエチオピア人を指す言葉が由来であろう。中世において悪魔は黒い人であると信じられていたためである。 バシンが乗っている青白い馬であるが、通常聖書の黙示録の騎士が乗る青褪めた馬を指している。ちなみにここでいう青は実際には青白いというより、青銅の色、死者の肌の色に近い緑がかった青のことである。
それを考え合わせると、バシンは死を司る乗り手である。反面、薬草や宝石の知識を豊富に持っているため、病人の治療にも力を発揮する魔神でもあると思われる。この特徴は命を繋ぐべき者には命を、それを返すべき者からは取り上げる農耕神の性質を思わせる。
    19 サロス
     Sallos サロス - Sallos, Saleos, Zaleos, ザエボス、サレオス、ザロスとも。 召喚されると、公爵冠を被り、鰐に乗った戦士として現れる。また、赤い戦士であるとも言われている。
    -30天秤宮
    1 区
     矛盾と犠牲、艱難辛苦及び困難を司る。ソロモン72柱の魔神にして、地獄の大いなる公爵である。30の悪霊軍団を支配する。
ヨハン・ワイヤーの記述では支配する悪霊軍団の数を明快にしていない。伊達男かつ人格者であり、平和的な魔神である。男女間の愛を取り持つと言われている。男性の心理に強く影響力を持つ魔神として、女性に召喚されることが多いという。 サロスが赤い兵士とされるのは、同じ72柱の魔神であるゼパール同様、心理学的に女性の理想男性像であるアニムスとしての一面を持つからであろう。
より肉体的な愛に重点を置いたゼパールと比べれば、格段に信頼のおける年長者及び調停者としてのアニムスである。女性から見ても頼りになる存在なわけである。
無論、男性にとっても頼りになると思われる。もっともヨハン・ワイヤーの文献によると、男性を少年愛及びソドミーに引き込むといわれているので、”向こう側に行きたくなければ”注意が必要である。 サロスが乗っている鰐であるが、基本的にクロコダイルであると記述されている。これはナイル川等にも見られるタイプの大型で知能の高いワニである。
鰐はしばしば単独でも神としてあがめられる存在である。その鰐を騎獣にするサロスは、豊かな土壌と水に関連した豊饒神であった可能性がある。また鰐を乗獣にしている魔神は、惑星の対応表のうち土星に関連した存在である。
    20 プルソン
     Purson プルソン - Purson, Cruson, Pursan, キュルソン、クルソン、ピュルサンとも。 獅子の顔を持ち、見苦しからぬ男の姿で現れる。その際には多数の喇叭が鳴り響くと言う。また、熊に跨り手には蛇を持っているとされる。
    -22天秤宮
    2 区
     邪な喜び、歌と虚偽を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神にして、地獄の大王である。22の悪霊軍団を支配する。
かつては座天使だったというが、力天使とする説もある。過去・現在・未来の出来事を知っており、隠された総ての事象、財宝や世界の創造の秘密を教えるとされる。また良い使い魔を与えるという。 このプルソンであるが、同じく72柱に数えられるパイモンやアムドゥシアスのように騒音を伴って現れる。これはプルソンが自然と大きく関わっており、人間の深層意識を揺るがす存在であることを暗示しているようである。
この性質からプルソンの音楽の才について言及するものもいる。 プルソンが熊を騎獣としているのは、熊が象徴的に木星に対応している為と思われる。また熊は冬眠する性質から、しばしば復活を象徴する。
そのあたりがどうプルソンと関係してくるのかは解らないが、考えてみるのも一興かもしれない。
    21 マラクス
     Marax マラクス - Marax, Morax 人の顔を持った雄牛の姿で現れる。
    -30天秤宮
    3 区
     休息、終戦、安楽を司る。
     ---ソロモンの72柱の1柱にして、地獄の伯爵である。30の悪霊軍団を支配する。
知恵者であり、天文学と教養学、薬草と宝石の知識を人に伝授すると言われる。またよき使い魔を与える。 マラクス は牛の形に模られた炉の姿をしたアンモン人の神・モロク Moloch をルーツとする魔神であるという。モロクは人身供犠、特に子供の生贄が差し出された事で知られる神である。
一方で人身御供は特に困難な時期に救いを求めて行われる儀式であったとも、幼くして夭折した子供を神の元に荼毘に付す儀式がゆがめられて伝えられたためとも言われている。
牛の姿が示すように農耕に大きく関わる神であった可能性が高いため、犠牲を求める性質でも矛盾はない。だが、モロクの悪行を後に伝えたのは結局のところ、当時の信仰上の敵対者であるカナンの人々であったため、モロク信仰の暗い一面ばかりが声高に叫ばれたことは想像にかたくない。
アスタロト同様、モロクもヘブライ語で「恥」を意味するボシェトの音を読み込んでモレクとも呼ばれた。 福音書記者ルカを象徴する「翼ある牛」との関連性も指摘することは可能かもしれない。(「ルカの福音書」では、母マリアがいかにしてイエズスを身籠もったかを、エリサベツと司祭ザカリアの話より記述しており、ザカリアは司祭として犠牲の牛を献げる役割を持っている。そのためルカは「翼ある牛」で表される。)
翼ある牛の象徴は実際にはかなり古いもので、エジプト神話においても強力な信仰の対象であった。
    22 イポス
     Ipos イポス - Ipos, Ayporos, アイポス、エイポロスとも。 召喚者の前に鵞鳥の足と獅子の頭に、兎の尾を持った天使の姿か、鵞鳥の足と頭に、兎の尾を持った獅子の姿で現れる。
    -36天蝎宮
    1 区
     死と失望、損失、悲嘆を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の伯爵である。36の悪霊軍団を従える。
未来と過去を知り、隠された財宝の場所を教えることが出来る。また望めば召喚者に機知と大胆さを与える。 イポスの性質は、その奇妙な外見に現れる各動物が象徴する性質を反映した物となっている。
獅子は権力や戦いにおける美徳と悪徳、威厳、凶暴性、
鵞鳥は警戒心の強さ、野兎は肉欲と臆病さを表しており、どれも狡猾で参謀的な知恵者・イポスに相応しい。性質が外見に反映された顕著な例と言えなくもない。
あえて言えば、イポスは自ら選んで己の性質を外見上にも反映したのではないだろうか。イポスは自身が自身であるために必要な狡猾さ、残忍さを自覚した存在なのだ。
    23 アイニ
     Aini アイニ - Aini, Aim,Aym,Haborym, ハボリュムとも。 召喚者の前に、毒蛇にまたがり、手に火のついた松明をもって人、猫、蛇の首をもった人間として現れる。
    -26天蝎宮
    2 区
     増殖と獲得を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の公爵である。26の悪霊軍団を従える。
人をあらゆる意味で賢明にすることが出来、弁護士の守護者である反面、あらゆる都市部に火を放つ。 同じく72柱の魔神であるアミイ同様、弁論を得意とし、扇動者しての一面を持つ魔神である。こんな気性にもかかわらず、個人的な事柄に関しては嘘をつかずに答えるという。
    24 ナベリウス
     Naberius ナベリウス - Naberius, Naberus, Cerberus, Cerbere またはナベルス、ケルベロスとも。 召喚者の前に、黒い鶴か雄鶏、カラスもしくは三つ首の犬の姿で現れる。命じられると貴族風の衣服を纏った三つの頭をもった人の姿を取る。
    -19天蝎宮
    3 区
     幻滅と欺瞞、虚言を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱で、地獄の侯爵である。19の悪霊軍団を支配する。
召喚者にあらゆる学問、特に美術、科学、論理や修辞学を教える。また、名誉や愛情の回復に力を貸すといわれている。しわがれた声で喋るといい、羽ばたく姿も力強いとされる。 ナベリウスは ギリシア神話に現れるケルベロス Kerberos (ラテン語読みで Cerberus ) が原型と言われている。そのため異名もそのものずばりケルベロスである
また一方で、農耕民族にとって聖なる渡り鳥である鶴の姿も取ることから、複数の伝承が混じってしまっている可能性もある。始めから黒を印象づけるナベリウスは、不吉なものを感じさせないとは言いきれないだろう。
    25 グラシア=ラボラス
     Glasha-labolas グラシア・ラボラス - Glasialabolas, Classyalabolas,Caacrinolaas,Caassimolar カークリノラース、カッシモラールとも。 召喚者の前にグリフォンの翼を持つ犬の姿で現れる。
    -36人馬宮
    1 区
     迅速、勇気、大胆、戦術と暴力を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の伯爵である。36の悪霊軍団を従える。
あらゆる技芸を一瞬で教えることが出来る。ほうっておくと流血と諍いをもたらす反面、召喚者が望めば敵味方に友情をもたらし、また望んだときに透明になれる術を授けるという。 まあ、毛色の違うケルベロスというか、典型的なヘル・ドッグである。古き良き南部アメリカで、十字路で悪魔と取引をしたと言われるほどの伝説のブルースマン・ロバート・ジョンスンが歌ったブルース“Hell Hounds On My Trail”の歌詞に出てきそうな性格だと思えば良い。
願いは叶えてくれる。が、願ったこと自体が気の迷いである。気の迷いだろうが何だろうが、グラシア・ラボラスはお代を取りに追って来ることだろう。 コラン・ド・プランシーの「地獄の辞典」でも、性格の悪い主人に似たであろうと言う感じの、いかにも根性悪そうな中型犬の姿で描かれている。なんというか、中途半端におしりにかじりついた挙句、げらげらと笑いそうな感じとでもいえば良いだろうか。
犬好きには確実にショッキングな系統の魔神である。が、いつしかその性格の悪さこそがくせになる、のかも知れない。グラシア・ラボラスは猫でなく犬、というところが良いのだ。妙な愛好者が沢山ついているであろう魔神である。
    26 ブネ
     Bune ブネ - Bune 召喚者の前に、人間、犬、グリフォンの頭を持つドラゴンの姿で現れる。
    -30人馬宮
    2 区
     安定、成功、勝利と回復を司る。
     ---ソロモンの72柱の1柱で、地獄の侯爵である。30の悪霊軍団を率いる。
威厳のある、高めの声で話すとされる。ブニと呼ばれる悪魔の一団を従えている。この魔神の支配下にいる軍団を、召喚者の用意した墓地に集結させることが出来る。また死者の位置を動かすことが出来る。また求めれば雄弁の才を与える。 三つ首のひとつが犬であることから、死者の行く国の門番であることがわかる。ケルベロスの眷属とも言うべき存在である。ただし、番犬ではなく番竜なわけである。
    27 ロノウェ
     Ronewe ロノウェ - Ronove,Ronwe, ロンウェとも。 召喚者の前には怪物として出現する。(ここでの「怪物」は明快ではないが、一説にはイルカを指している。)赤い霧として現れることもあるようである。
    -19人馬宮
    3 区
     残虐、利己心、過剰を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の伯爵にして侯爵である。19の悪霊軍団を従える。
ロノウェは資料によっては長髪で肩がたくましい等、かなりの美形と思われる描写がある。とはいっても美しいと言うよりは男性美の方向のようではあるが。優れた言語学の知識を持ち、召喚者に万人の好意をもたらす。また良き召使を与えるともいう。 おそらく、ロノウェは豊穣神として信奉された存在であろう。年老いた動物や人間の魂を刈り取るものとしても知られている。総ての豊穣神の常として、最終的には命を刈り入れる死神としての側面を見せるのだ。
怪物として表されると言うのも恐らくそのためである。恵みをもたらす存在には必ず、ほの暗い面がある。逆にそれがあるからこそ恵みをもたらすことが出来るのである。
    28 ベリス
     Brith ベリス - Berith, Bofry, Bolfry, Balberith, Beherit, ベヘリット、ボルフリ、ベリト、バルベリス、バルベロとも。 真紅の鎧に身を固め、赤い馬にまたがった赤い兵士の姿で現れる。
    -26磨羯宮
    1 区
     放浪と不満、躁鬱を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神にして、地獄の侯爵である。28の悪霊軍団を支配する。
過去と未来、現在について知っており、あらゆる物質を黄金に変成することが出来るといわれる。また、召喚者が望めば高い地位をもたらすという。聖書の中では、士師記に現れたシケムびとに奉られているバールベリスと同一の存在であると思われる。 後世に様々な解説を追加された魔神は多いが、ベリスに関しては、多くの魔術書の種本となっている『ソロモンの小さな鍵』第一部・ゲーティアにおいてすら嘘つきであると指摘されている。
無論後世の複数の文献においても同様かそれ以上の記述がなされているため、その点がよほど重要な特徴であると思われる。外交官として優れた存在ではあるらしく、饒舌で相手を説得することに長ける。が、しばしば空手形をつかませるという。ベリスを召喚する際には、眼前に銀の指輪を掲げて命じる必要がある。 ベリスの名は本来バール・ベリス Baal Berith である。ベリスは本来フェニキアの神で、特にベリス(現ベイルート Beirut ・レバノンの首都)の地において信奉された地方神であった。
ベリス Berith とはヘブライ語で”神と信仰者との間に交わされる契約”を意味しており、アッカド語の 'Biritu'(契約する、結ぶ)に由来する。つまり契約の神だったのだ。この点を鑑みると、ベリスの嘘つきであるという性質はユダヤ・キリスト教により貶められた結果と思われる。
とんだとばっちりを受けた魔神ではないだろうか。まあ、契約を有利に運ぶ際にあまりに口がうますぎたのが原因なのかも知れないが、真実は闇の中である。
    29 アスタロト
     Astaroth アスタロト - Astaroth, Ashtaroth, Astarot 召喚されると、ドラゴン、あるいはそれに似た猛獣にまたがり、右腕に毒蛇を巻きつけた美しい天使の姿で現れる。
    -40磨羯宮
    2 区
     作業・構築・創造・実現を司る。
     ---, ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の大いなる公爵である。10ないし40の悪霊軍団を従える。
口からは悪臭を放つとされるため、召喚者は指輪を掲げて身を守る必要がある。過去・未来・現在を予言する。また求められれば人文科学を教える。かつては座天使であったとされる。 アスタロトの名前の由来は女神アシュタルテ(イシュタル)からのものであり astro、すなわち「天」を意味している。 アシュタルテは、エジプトの女神イシス(イナンナ)・フェニキアの魚女神アタルガティス・ギリシアの女神デルケトと同一視されていた存在であった。美を司る存在でもあり、戦の女神・天の女神でもあった。
ヘブライ語に直された名はアシュテレトであるが、これは「恥」を意味するヘブライ語 bosheth ボシェトの母音を読み込んだ蔑称である。(いやがらせ的改変だったわけである。そのあたりはモレクも同様である。)複数形アシュタロトは異教の女神を指す普遍的な名詞として用いられた。 これがキリスト教に取りこまれる段階で完全に男性に変化した。実は翻訳の段階で間違えたられたのである。
聖書はラテン語(ウルガタ聖書)に訳され西洋に広がることとなったが、ウルガタ聖書の翻訳者は文中に出てくる神・女神の名称の変化がよく解っておらず、複数形も単数系もいっしょくたにして考えたらしい。勝手に統一した。あるいは、各神女神の違いに関心が低かっただけかもしれない。かくして魔神アスタロト登場と相成ったわけである。
    30 フォルネウス
     Forneus フォルネウス - Forneus 巨大な海の怪物、あるいは銀色の鮫の姿で召喚者の前に現れると言う。命ずれば人間の姿をとる。
    -29磨羯宮
    3 区
     成功、獲得、地位、そして支配を司る。
     ---, ソロモンの72柱のうちの1柱で、地獄の大いなる侯爵である。29の軍団を指揮する。
芸術、科学、言語の知識を、呼び出したものに与える。また敵味方両方から信頼を得て愛されるようにするという。 フォルネウスの姿が鮫であれ、海の怪物(おそらく鯨)であれ、それらが意味するのはこの存在が力と生殖の象徴ではないかということである。
フォルネウスに関しては銀色ともされているので、ホホジロサメかオオジロザメ等、巨大かつ強暴な鮫の姿を取っている可能性も有る。 ただ、名前の由来が、ラテン語でかまどを意味する'fornus'とも言われているので、案外女性的な一面も持っているのかもしれない。
    31 フォラス
     Foras フォラス - Foras, Forocus, フォルカスとも。 召喚者の前に力強い男性の姿で現れる。
    -29宝瓶宮
    1 区
     失敗と敗北、不安と障害を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の総統である。29の悪霊軍団を従える。
召喚者に薬草と宝石の効能を教える。また倫理学と論理学を教授することが出来る。召喚者を他者に対して透明にすることも出来る。かつては力天使であったといわれる。 フォラスの名前であるが、おそらくラテン語の ”外に、外”- foras から来ていると思われる。foro には広場という意味もある。
    32 アスモデウス
     Asmodeus アスモデウス - Asmodeus, Asmodai, Ashmedai, アスモダイとも。 召喚されると、牛、人、羊の頭と、ガチョウのように水かきのある足を持ち、手には軍旗と槍、口から火を噴きつつ、竜に跨って現れる。
    -72宝瓶宮
    2 区
     達成、利己性、美と自信を司る。
     ---ソロモン72柱の1柱にして、地獄の偉大なる王であり、魔王の副官である。かつては智天使であったとされる。織天使であったとされる場合もある。72の悪霊軍団を従える。七つの大罪においては色欲を担当する。
召喚したものが丁重に望めば、幾何学や天文学を教える。またさまざまな効能を持つ指輪を与え、人を負け知らずにする事も出来る。財宝の在り処を教え、それを守護することも出来る。 ペルシア・ゾロアスター教の魔神・アエシュマ・デーヴァがギリシア語やヘブライ語に取りこまれる際にアシュモダイ Ashmedai となり、やがてラテン語読みでアスモデウスとされた、ということがいくつかの文献に書かれている。アエシュマ・デーヴァがどういう存在かはいまいちはっきりしない。
トビト記にアスモデウスに関する記述が見られる。 トビト記において、アスモデウスはサラと言う美しい娘に横恋慕している。
アスモデウスはサラの7度の結婚において、初夜のうちに夫を絞め殺したため、サラは悪魔憑きと呼ばれるようになってしまった。ある時トビアとアザリアと言う二人の若者が街を訪れ、トビアがサラを娶ることになった。
アザリアはトビアに魚の肝臓を使って香炉を炊くように助言し、その通りにするとアスモデウスは追い払われたと言う。アザリアは実は大天使ラファエルであり、その後アスモデウスをエジプトのどこかに幽閉したと伝えられる。
またアスモデウスはサラ自身に手をつけていなかったとされているが、それは彼の小心ゆえであるという。 またトビト記以外にも、ソロモン王の后達に欲望を向けたこと、リリスを妻に娶ったという記述もある。ギリシア神話のサチェルヌス(牧神)のような奔放で好色なイメージだったのだろう。
その見解はそのままキリスト教においても引き継がれ、色欲の悪魔とされたのである。
    33 ガープ
     Gaap ガープ ‐ Gaap, Tap, タップとも。 太陽が南の星座にあるときに、召喚者の前に四人の王を従え、コウモリの羽を持ち毛皮を身に纏った浅黒い男の姿であらわれるという。
    -66宝瓶宮
    3 区
     追従、罵詈雑言、無礼を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の貴公子。60の悪霊軍団を従える長官である。
また地獄の西方の王であるともされる。堕天した能天使だといわれる。何故か女装しているとする書物もあるが、はっきりしない。かつては能天使 Powers だったともされる。 職能は愛と憎悪を自在に操ること、召喚者を他者から見えなくする〜もしくは感じ取れない者とすること、他の術者の支配下にある使い魔を連れてくること、アマイモンの支配下にあるものを清める方法を教えること、人の意識を失わせる〜もしくは無知の状態にすること、そして人や物を召喚者の望むところにすばやく運ぶことである。
また召喚者が望めば、哲学と自然科学を教えるという。 またガープは特に水の精霊、及び水に関連するデーモンを従える存在である。そのせいか、降霊術者にその力を求められることが多いようだ。多くの水に関わるデーモンが降霊において力を発揮するからだ。
    34 フルフル
     Furfur フルフル - Furfur 召喚されると炎の尾を持つ鹿の姿で現れる。召喚の三角形の外では嘘を言うため、まず三角形のなかに追い込み、天使の姿にする必要がある。
    -26双魚宮
    1 区
     一時的な成功、獲得と放棄、怠惰を司る。ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の大いなる伯爵である。26の悪霊軍団を従える。
雷雨と暴風を自在に操る存在である。召喚者が望めば男女の愛を叶える。また神秘学を教える。かつては天使だったともされる。 フルフルの名はラテン語で「ふすま」- 小麦の糠という意味である。しかし、この名は恐らく fulminare, 「稲妻が光る」と、フルキフェル Furcifer,「ならずもの」とも意味がかけてあると思われる。 シカ、角、雷、燃えるといった特徴から、フルフルは本来山岳地方で信仰されていた地方神と思われる。
    35 マルコシアス
     Marchocias マルコシアス - Marchosias 召喚されると尾が蛇で翼を持ち、口から炎を吐く狼の姿というで現れる。あるいは単に牡狼、牝狼、牡牛の姿で現れるが、求められると勇敢な兵士の姿をした男性となる。
    -30双魚宮
    2 区
     自信、自画自賛、快楽を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の大いなる公爵である。30の悪霊軍団を支配する。
マルコシアス自らが優れた指揮官であるように、召喚者にあらゆる戦闘に勝利する力を与える。また総ての疑問に答える力を持つ。 かつては権天使 Principalities / Archai であったと言われる。マルコシアスは1200年後に天界に戻ることを望んでいるが、その望みは挫かれているともいう。 一説によればマルコシアスは、同じ72柱の魔神にして月の女神であったゴモリーを主としており、マルコシアスの召喚にはゴモリーの仲裁が必要となる場合もあるという。
しかし、戦争を目的とした望みは仲裁者であるゴモリーの協力を得られないため、マルコシアスを暴走させる危険があるという。 マルコシアスの名前はラテン語の marchio - 公爵からとられている。しかし、私見を加えれば「マルコによる福音書」の著者・マルコ Marcho,Marco にも関連性があるのではないかとも考えられる。
マルコの象徴は”翼ある”獅子である。
    36 ストラス
     Storas ストラス - Stlas 巨大なカラスの姿で現れると言われる。召喚者が望めば人の姿になる。
    -26双魚宮
    3 区
     快楽、怠惰、放蕩を司る。
     ---ソロモン72柱の魔神のうちの1柱にして、地獄の公爵である。26の悪霊軍団を支配し、天文学の技術と、薬草及び宝石の力について語るという。
ストラスは物事の本質を見極める力を、呼び出したものに与える。 コラン・ド・プランシーの「地獄の辞典」上の挿絵では、ストラスはどう見てもカラスではなく、足が異様に長いミミズクと化しているが、あれは特に魔術に博識なわけではない挿絵家が自由に解釈した結果であるという。
    魔 神 の 名 称爵位軍団十二宮備   考  /  概   略
    37 フェネクス
     Phenix --- ---
    -- --  ---
     ------ --- ---
    38 ハルファス
     Halphas --- ---
    -- --  ---
     ------
    39 マルファス
     Malphas --- ---
    -- --  ---
     ------
    40 ラウム
     Raum --- ---
    -- --  ---
     ------
    41 フォカロル
     Focalor --- ---
    -- --  ---
     ------
    42 ヴェパル
     Vepal --- ---
    -- --  ---
     ------
    43 サブノック
     Sabnock --- ---
    -- --  ---
     ------
    44 シャックス
     Shax --- ---
    -- --  ---
     ------
    45 ヴィネ
     Vine --- ---
    -- --  ---
     ------
    46 ビフロンズ
     Bifrons --- ---
    -- --  ---
     ------
    47 ウヴァル
     Uvall --- ---
    -- --  ---
     ------
    48 ハゲンティ
     Hagenti --- ---
    -- --  ---
     ------
    49 クロセル
     Crocell --- ---
    -- --  ------
     ---
    50 フルカス
     Furcas --- ---
    -- --  ---
     ------
    51 バラム
     Balam --- ---
    -- --  ------
     ---
    52 アロセル
     Allohces --- ---
    -- --  ---
     ------
    53 カミオ
     Camio --- ---
    -- --  ---
     ------
    54 ムルムル
     Murmur --- ---
    -- --  ---
     ------
    55 オロバス
     Orobas --- ---
    -- --  ---
     ------
    56 ゴモリー
     Gomory --- ---
    -- --  ---
     ------
    57 オセ
     Ose --- ---
    -- --  ---
     ------
    58 アミィ
     Amy --- ---
    -- --  ---
     ------
    59 オリアス
     Orias --- ---
    -- --  ---
     ------
    60 ヴァプラ
     Vapula --- ---
    -- --  ---
     ------
    61 ザガン
     Zagan --- ---
    -- --  ---
     ------
    62 ヴァラク
     Valac --- ---
    -- --  ---
     ------
    63 アンドラス
     Andras --- ---
    -- --  ---
     ------
    64 フラウロス
     Flauros --- ---
    -- --  ---
     ------
    65 アンドレアルファス
     Andreaphus --- ---
    -- --  ---
     ------
    66 シメイス
     Cimejes --- ---
    -- --  ---
     ------
    67 アムドゥシアス
     Amdusias ---
    -- --  ---
     ------
    68 ベリアル
     Belial ---
    -- --  ---
     ------
    69 デカラビア
     Decarabia --- ---
    -- --  ---
     ------
    70 セーレ
     Seere --- ---
    -- --  ---
     ------
    71 ダンタリアン
     Dantalian --- ---
    -- --  ---
     ------
    72 アンドロマリウス
     Andromalius --- ---
    -- --  ---
     ------

    悪魔
    スペル読 み意   味語   源
    -- --- -----  -- -----
     
     
    悪魔学の真相(前半) 〜零落した神々〜 --------------------------------------------------------------------------------  世には、神学と悪魔学なるものがある。神学が神の真理と聖書の奥義を探求する学問であるのに対して、悪魔学は悪魔の素性を追求し、裏側から天界の奥義を把握しようとするものである。しかし、そういった悪魔学を俯瞰するに、現在の神学者たちが主張し、一般に認識されている悪魔の姿は、聖書に証しされている真の悪魔の姿とは、かなり異なったものであることが分かる。また、比較神話学の世界においては、現在キリスト教の想定する悪魔の大半は、異教の神々の零落した姿であるとされている。それでは、聖書が定義する真の悪魔の姿とは、一体いかなるものだったのか?ここでは偽物の悪魔の正体を暴露するとともに、聖書が想定する真の悪魔像、そしてかつて起こった天界の大戦争について迫っていきたい。 ◆悪魔大全 アザゼル  名の意味は「荒地」。別名をイブリスという。200人の堕天使を束ねる堕天使長であり、その真の姿は七つの蛇の頭に14個の顔、12枚の翼を持つという。ラビ伝承によれば、アザゼルは神が創ったアダムを跪拝することを拒んだため、天界から投げ落されたという。その名が登場するのはレビ記16章8−10節。ユダヤ教の古い祭儀の中に、贖罪の儀式に先立つ清めの儀式が行われることが記録されている。それによると、「アロンは二匹の雄山羊についてくじを引き、一匹を主(ヤハウェ)のもの、他の一匹をアザゼルのものと決める」そして、「アザゼルのものに決まった雄山羊は、生きたまま主の御前に留めておき、贖いの儀式を行い、荒地のアザゼルのもとへ追いやるためのものとする。」とある。そのルーツは原始セム族の地方神であり、ユダヤ教の悪魔ではない。この儀式の背景には、動物に全てのイスラエルの罪を背負わせ荒れ野に捨てるという贖罪の思想があると考えられる。しかしこの儀式をキリスト教的に解釈すれば、イスラエルに害を及ぼす悪霊を動物の中に追い払い(マタ9:31参照)、砂漠や荒地に解放すことで(ルカ11:24参照)、自分たちの所に戻ってくるのを防いでいることになる。   アシュタロス/アスタロト  コウモリの翼に爬虫類の手足、手にマムシを持ち、竜にまたがり、40人のデーモン軍団を率いるとされる悪魔。地獄の大公爵であり、男性の魔神であるとされるが、もともとはカナン地方でバアルとともに崇拝されていた女神。士師記第2章13節には「彼らは主を捨て、バアルとアシュトレト(アシュタロス)に仕えたので、主はイスラエルに対して怒りに燃え……」という一節がある。『失楽園』を著したミルトンは、これをバアルの配偶者と定めたが、元来、アシュタロスはイシュタルという名の豊穣の女神であり、ギリシアではアフロディティティ、ローマではヴィーナスと呼ばれる神である。   アスモデウス  名前は「破壊者」を意味する。竜にまたがり、火を吹きながら突進する悪魔。ユダヤの伝承では、もとは熾天使だったが、サタンとともに天界から追放された存在、もしくは女悪魔リリスとアダムの間に生まれた子であるとかいわれている。悪魔の中では相当なインテリで、地獄における幾何学や算術、天文学、力学の権威であり、説教師でもあるという。  『旧約聖書外典』の「トビト書」には、「アスモダイ」の名で登場し、メディアのエクバタナに住むラグエルの娘サラの花婿を次々と殺した悪魔。最終的には大天使ラファエルの知略によりエジプトに追われ、そこで天使長ミカエルに縛られたという。その名は唯一、第3章の8節に「サラは七人の男に嫁いだが、初夜を過ごす前に、そのつど悪魔アスモダイが男を殺してしまったからである。」として登場する。しかし、これもユダヤ教の本来の悪魔ではない。アスモデウスの正体はゾロアスター教の悪神アーリマンの眷属神「アエシェマ・ダエヴァ」である。これがヘブライ人の間で「アシュマダイ」となり、キリスト教に導入されて「アスモデウス」になったのだ。   アポリオン/アバドン  アバドンはヘブライ語で「滅ぼす者」の意味。ユダヤ・キリスト教の神学では、天界から追放された堕天使の一人と見なされ、地獄の底なしの穴蔵に鎮座して、数多くのサタンを統括している存在とされる。ジョン・バンヤが著した『天路暦程』には、魚の鱗を身にまとい、竜のような翼を生やし、熊の足を持ち、腹から火と煙を出す悪魔として登場する。その名が登場するのは、ヨハネの黙示録第9章11節。第5の天使がラッパを吹いたとき、「底なしの淵の鍵」を与えられた星が天から落ちてきて、その星が底なしの淵の穴を開くと、中から太陽を曇らす暗黒の煙と人間に危害を加える鉄のイナゴが出てきた。(9:1−6)続いて、「いなごは、底なしの淵の使いを王としていただいている。その名は、ヘブライ語でアバドンといい、ギリシア語の名はアポリオンという。」と記されている。    神話学の解釈では、この悪魔の正体はギリシアの太陽神アポロンであり、その零落した姿がアバドンであるとされる。しかし、いなごが害を加えるのは、額に神の刻印が押されていない堕落した人間だけだとあり、悪魔というよりは、むしろ神の使者として描かれている。また、殺戮の天使が「滅ぼす者」と呼ばれることもあるため(ヘブ11:28)、アバドンが悪魔であると断定するには早急であろう。詳しくは不死の聖徒たちを参照してほしいが、そもそもアバドンはファト側の勢力ではない。アバドンの正体は、身を変えられた不死の使徒ヨハネであり、イナゴは失われたイスラエルの10支族を象徴している。    ヨハネは、退廃の町ソドムとゴモラを滅ぼした天使と同様、神界の炎であるケルビムを自在に操る権能を持つため(ルカ9:54)、「滅ぼす者」と呼ばれてもあながち間違いではないことになる。また「天から落ちてきた星」が、天から地に投げ落とされた堕天使ルシファーであると解釈するのも間違いである。底なしの淵の鍵を持った存在は、黙示録20章1節で、穴を閉じるために再び登場し、そこでサタンを底なしの淵に放り込み、鍵をかけ、千年の間封じこめたとあるからだ。そこでは星ではなく、天から降りてきた「天使」として描かれている。この天使を前述のアバドンと同一人物であると考えることも可能だが、集合の鍵を持つ別の天使(例えばモーセ)であると解釈することもできる。   グリゴリ/神の子ら  グリゴリとは神の子らの異名である。巨人の堕天使であり、人間の娘と交わって、巨大族ネフィリムを産みだしたとされる。グリゴリは本来、ヤハウェ神から人間たちの監視を任された見張りの天使だったが、後に娘たちのあまりの美しさに欲情し、神に背いたため、絶対神の逆鱗に触れて堕天使=サタンに貶められたとされる。その根拠となるのは創世記第6章にある「神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした。」という謎めいた一節である。この箇所は、後世の神学者たちによってさまざまに解釈されたが、「ヨベル書」や「エノク書」(前2世紀頃に成立)においては、すでに神の子ら=天使という解釈が採られている。「それは、彼の存命中に、寝ずの番人という名の主の御使いたちが地上で定めと正しいことを行うように人類に教えるために地上におりて来たからである。」(ヨベル4:15)    「寝ずの番人」とは神の子らの異称で、彼らの役割が人間の監視にあることを示している。ただし、これは後の解釈で、ダニエル書の第4章10,14,20節に出てくる「見張りの天使(もしくは警護者)」が、最も人間に近い天使であるがゆえ、最も堕落しやすい天使であろうと解釈されたことによる。常に人間を監視していた以上、人の娘に接するのも多かったであろうとの単純な推測である。(例えば「更に、眠っていると、頭に浮かんだ幻の中で、聖なる見張りの天使が天から降って来るのが見えた。(ダニ4:10)」として登場する)    エノク第1書には、堕天した天使たちの素性がより詳しく記されている。それによれば、人の娘の見め麗しさに悩殺されたグリゴリたちは、おのおの自分が気に入った娘を嫁に選び、子をもうけようではないかと相談した。彼らの筆頭である天使シェミハザは当初計画に反対していたが、仲間たちの執拗さに呑まれ、結局計画に加わってしまう。伝承によれば、シェミハザ、アラキバ、ラメエル、コカビエル、アキベエル、タミエル、ラムエル、ダネル、エゼケエル、バラクエル、アサエル、アルメルス、バトラエル、アナニエル、ザキエル、シャムシャエル、サルタエル、トゥルエル、ヨムヤエル、サハリエルの20人の堕天使長に率いられた200人の堕天使が、ヤレデの時代に(大洪水前)にヘルモン山の頂きに降り立ったという。ただし、神の子らは肉欲のためにだけ地上に降り立ったわけではない。エノク第1書8章に列挙されているが、彼らは占星術や天文学、武器の作り方、化粧道具の使い方、魔術や堕胎術らの知識を人類に伝え、文明のルーツとなったと伝えられている。    しかし、偽典エノク書の記述をそのまま全て信じるわけにはいかない。確かに、ヨブ記をはじめとした少数の正典においては、天使=神の子と解釈されているが、創世記が著された頃には、天使はマルアフ(使者、伝令)とは呼ばれてもヴェネー・ハ・エロヒーム(神の子ら)と呼ばれることはなかったのだ。この神の子がいったいいかなる人物を指すかについては、おもに2つの異なった見解が主張されている。一つは、前述の天使を指すという解釈。そして、もう一つが「高貴な者」を指すという解釈である。旧約聖書において、人間的な弱さを強調する際には、「ベネー・ハ・アダム(人の子ら)」という単語が使われた。それなら逆に、神に祝福され、肉体的な弱さを克服した聖人に対しては、神の子という称号を与え、その偉大さを強調したのではないかという解釈だ。確かに、聖典には神の子らが天から降りて来たという記述はまったくなく、こちらの解釈の方が妥当だと思われる。    また、ネフィリムは黒人種に相当し、カインの末裔であることが分かっているので(詳しくはを巨人族ネフィリム参照)、聖典にある「人の娘たち」も絶対神の呪いを受けたカインの子孫であると推測される。すなわち、絶対神の祝福を受けた神の民は、呪いを受けたカインの末裔との婚姻を厳しく禁じられていた。しかしその命を破り、カインの子孫を嫁に迎えてしまったので、絶対神の怒りをかい、その呪いによって破壊と殺戮の限りを尽くす巨人族ネフィリムが産まれて出た――という意味らしい。これはキリスト教系の教えを考慮しても、納得のいく結論である。なぜなら、キリスト教における「神の子」とはイエスの囲いに入った教会員のことを指し、人の子とは神と共に歩まず、肉欲に従って生きている者のことを指すからだ(ヨハ1:12−13参照)。   ダゴン>  地獄におけるパンの製造と管理をつかさどるという、よく分からない悪魔。聖典においてダゴンの名前が出てくるのは、サムエル記の第5章。契約の聖櫃アークがペリシテ人に奪われ、アシュドドの町に運ばれたとき、「ペリシテ人は神の箱を取り、ダゴンの神殿に運び入れ、ダゴンのそばに置いた。」とある。といっても、ダゴンが悪魔軍団に加えられたのはずっと後のことで、聖書はダゴンを異教の偶像神としか扱っていない。記録によると、ヤハウェの呪いがダゴンの偶像に降りかかり、ダゴンは頭と両手を切り取られて、敷居にうつ伏せになっていたという。偶像神の無力さを表すエピソードである。ちなみに聖櫃アークは、絶対神の呪いを恐れたペリシテ人によって、早々とイスラエルに返還されたという。   サタン  一般には、悪魔軍団を統括する闇の魔王であると考えられ、堕天使の長ルシファーと同一視されることが多い。また、サタンはルシファーとは別の悪魔であり、サタンという名の別の悪魔が存在するという説もある。しかし、サタンが固有名詞だと考えられたのは、ずっと後の神学者たちの解釈であり、本来サタンとは悪魔たちの総称、ないし神に敵対し、人間を堕落に導く霊的存在の総称であった。また、ヘブライ語のサタンには、元来悪魔という意味は含まれず、「妨げる者」や「障害物」を意味する一般名詞に過ぎなかった。サタンは神の命に従って、人間に害を加える存在に過ぎず、サタンという言葉も、元来そうした「役柄」を指すものに過ぎなかった。実際、『民数記』では、サタンはイスラエルの民を呪うために出かけた魔術師バラムを妨げるため、ヤハウェの命を受けて遣わされた天使のことを指す。「ところが、彼が出発すると、神の怒りが燃え上がった。主の御使いは彼を妨げる者となって、道に立ちふさがった。」(民22:22)しかし、後には役柄と本性が混同され、サタン=悪魔と見なされるに至る。旧約聖書がギリシア語に訳された時、3世紀のエジプトのユダヤ人はサタンという言葉に「ディアボロス」という訳語をあてた。これがイタリア語の「ディアボロ」、英語の「デヴィル」の語源である。    もっとも、聖書で語られる全てのサタンが、妨げる者としての役割を持った天使のことを指すということではない。例えば、ゼカリヤ書第3章においては、「主の御使いはサタンに言った。『サタンよ、主はお前を責められる。エルサレムを選ばれた主はお前を責められる』」とあり、すでに神に従属する天使とは切り離された存在として扱われていることが分かる。また、サムエル記上16章には、神が悪王サウルを懲らしめるため、悪霊なる存在を遣わしたとあり、これがユダヤ教の想定する本来のサタンではないかとも考えられる。「主の霊はサウルから離れ、主から来る悪霊 が彼をさいなむようになった。」(サム上16:14)この悪霊なる存在は新約聖書の中でも見出すことができる。「そして、イエスがお叱りになると、悪霊は出て行き、そのとき子供はいやされた。」(マタ17:18)もっとも、完全な善悪二元論の方翼として、すなわち「神と対立する悪の根本原理」としての解釈は、旧約聖書の中には存在せず、キリスト教によって創造されたものである。ただし福音書の記述によれば、イエス自身、弟子のペトロに対して「サタン、引き下がれ、あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている」などと叱り付ける場面があり、当初はサタンを「悪魔」と「妨げる者」の両方の意味で使っていたと考えられる。   デーモン  風や嵐などの悪天候を支配し、時に火の雨を降らせるという魔神。悪魔の唯一の召使いと信じられ、現在ではもっぱら悪霊を指す意味で用いられている。しかし、その直接の原型はギリシアの聖霊「ダイモーン」。ルーツさらには古く、古代メソポタミアに遡る。Daimonとは超自然的・霊的存在を意味するギリシア語。善霊(エウデモン)と悪霊(カコデモン)に分けられ、当時、彼らに対する信仰はヘレニズム世界全体に浸透していた。エウデモンは観念的にキリスト教の守護天使に近く、人に憑依して託宣を下したり、指導霊として助言を与えたりすると信じられた。後にキリスト教が目の敵としたため、魔神デーモンに貶められ、悪魔軍団に加えられた。   バアル(バアル・ハダド)  旧約聖書において、もっとも登場する悪魔。それゆえ、聖書で最も忌まれ、目の敵とされた。地獄の大公爵とも蝿軍団の指揮官とも悪魔軍の総司令官とも呼ばれ、ヤハウェ神のライバルであるともいわれる。その姿は三つの顔を持ち、中央が人間、左右がネコとヒキ蛙。さらには下半身が蜘蛛という異様な相貌で描かれる。しかしその正体は、紀元前3000年紀から前1000年紀にかけて、パレスティナで広く崇拝された神。そのルーツはシュメールにまで遡る。バアル(主)・ハダド(雷神)の名で呼ばれるように、嵐や雷を操る主神であり、豊穣神でもある。異教の神=悪魔と解された典型的な例であろう。シケムのバアル・ベリト(士8:33)、エクロンのバアル・ゼブブ(王1:2)、バビロニアのベル神(ダニエル書補遺−ベルと竜)も同一の神である。    記録によれば、イスラエルの民は幾度となくヤハウェから離反し、古くから馴染みの深いこの豊穣神に走ったとある。ヤハウェ主義の知識人やヤハウェの預言者はこれを激しく非難し、預言者エリヤに至ってはバアルを拝する異教徒と対決、これに敗北したバアルの預言者450人を皆殺しにしている。そのときバアルは何の奇跡も起こすことはできなかったとあり、偶像を崇拝することのむなしさを強調している。ここで注意して欲しいのは、聖書に登場する異教の神々はあくまでも魂を持たない偶像であり、聖書の立場において、それらの偶像を悪魔として扱ってはいないということだ。ちなみに、バアルは本来「主」という意味の普通名詞であり、旧約聖書でも、絶対神ヤハウェをバアル・ベリテ(契約の主)と呼んでいる。   ベルゼブル  ルシファーに次ぐ悪魔軍団の堕天使長。その名の意味は「蝿の王」であり、しばしば巨大な蝿の姿で描かれる。蝿は死体や腐敗したものを好む「汚れ」を表している。ルカ福音書では、イエスがファリサイ派から、「あの男は悪霊の頭ベルゼブルの力で悪霊を追い出している。」(11:15)と非難されている。イエスは「サタンが内輪もめすれば、どうしてその国は成り立っていくだろうか。」と言い返した。ちなみに、ベルゼブルはギリシア語形であり、ヘブライ語では「バアル・ゼブブ」として知られている。「アハズヤは……使者を送り出して、『エクロンの神バアル・ゼブブのところに行き、この病気が治るかどうか尋ねよ』と命じた。」(王1:2)記述にある通り、バアル・ゼブブは元来ペリシテ人の都市エクロンの守り神であり、キリスト教の悪魔ではないのだ。ユダヤ人はこの神を「バアル・ゼブブ(蝿の王)」と呼んで嘲笑し、悪魔化したが、本来は「崇高なるバアル」という意味で「バアル・ゼブル」と呼ばれていた。   バフォメット  レオナルドとも呼ばれ、サバト(悪魔の夜宴)の牡山羊として知られている。魔女たちの集いに現れるといわれ、山羊の頭を持ち、コウモリの翼を生やした有名な悪魔。その奇怪な風貌はエリファス・レヴィによって創作されたが、おそらくイザヤ書34章14節に出てくる「山羊の魔神はその友を呼び、夜の魔女はそこに休息を求め、休む所を見つける」という記述に依拠している。現在、バフォメットは悪魔の同義語となっているが、語源はイスラム教の創始者マホメットである。キリスト教徒がイスラム教を悪魔崇拝に等しいものとして見ていたことが分かる。1307年に秘密結社テンプル騎士団は、このバフォメットを崇拝していると告発され、異端として糾弾された。   ベヘモット  牡牛ないし巨大な腹を持つ像の姿で描かれる悪魔。腹が強調されるのは、大食いの象徴である。ユダヤ教の伝承では、毎日1000の山に生える干し草を食べているが、草は翌日には生えそろうので、山を離れず、ひたすら食べ続けているという。悪魔学では堕天使の一人に数えられているが、聖書に描写されたその風貌は、悪魔というより古代の怪物としか思われない。ヤハウェ自身、ベヘモットは自らが創造した生き物の中でも最高傑作であると呼んでいる。    「見よ、ベヘモットを。お前(ヨブ)を造ったわたしはこの獣をも造った。これは牛のように草を食べる。見よ、腰の力と腹筋の勢いを。尾は杉の枝のようにたわみ、腿の筋は固く絡み合っている。骨は青銅の管。骨組みは鋼鉄の棒を組み合わせたようだ。これこそ神の傑作。造り主をおいて剣をそれに突きつける者はいない。山々は彼に食べ物を与える。野の全ての獣は彼に戯れる。彼がそてつの木や浅瀬の葦の茂みに伏せると、そてつの影は彼を覆い、川辺の柳は彼を包む。川が押し流そうとしても彼は動じない。ヨルダンが口に流れ込んでも、ひるまない。まともに捕えたり、罠にかけてその鼻を貫きうるものがあろうか。」(ヨブ40:15−24)    その風貌から、ベヘモットの正体は、イスラエル人が目撃した恐竜の生き残り、もしくは伝承として伝えられた恐竜の一種ではないかと考える人が多い。確かに、現在このような生物が地球上に存在しているとは思えないし、悪魔軍団に加えるのも的外れな気がする。しかし多くの知識人は、もっと単純で明快な解釈の方を取る。すなわち、ベヘモットはオリエントに伝わった伝説の怪獣、もしくは単なるイスラエル人の想像の産物であるという。しかし、どちらの解釈を取るにしろ、ベヘモットの正体を見誤っているとしか思えない。古代ユダヤの伝承によれば、陸の怪獣ベヘモットや海の怪獣レビヤタンは、はるか天地創造の時代に絶対神が選り分けた混沌のシンボルであり、この地上に生を受けた実在の生物ではないのだ。    エノク第1書60章8節には次ぎのようにある。「名をベヘモットという雄は胸で目に見えない荒野をつかんでいる。その名はデダインと称し、霊魂の主が造られた人間の最初アダムから七代目にあたるわたしの(曽)祖父(エノク)がさらわれていった、選民と義人たちとが住む園の東にある。」別のエノク伝承には、エノクとその選民たちが住まう町は、絶対神の目に義と映ったため、地面ごと空中高く飛翔し、主の御許に引き上げられたとある。とすれば、ベヘモットの正体は「地球」の生物ではなく、絶対神や天使たちが住まう「ある世界」に移植された生物、もしくは肉体を持たない霊的な生物、すなわちケルビムやセラフィムと同様のプラズマ生命体である可能性が高い。確証はないが、このことは機会を改めて詳しく論証したい。 悪魔学の真相(後半)   〜堕ちた天使〜 -------------------------------------------------------------------------------- ベリアル  旧約・新約正典、外典・偽典、死海文書を問わず、ゲリラ的に出てくる悪魔の名前。逸話も数多く、エバを誘惑し、水に混ぜた自分の精液を飲ませたとか、ソロモン王の魔術によって瓶詰にされ、バビロン郊外の井戸に投げ込まれたとか、とにかくいろいろ言われている。美しい姿と声をしているくせ、生まれながらの性悪で大嘘つきだという。堕天使の一人に数えられ、キリスト教では「地獄の王」とも「反キリスト」とも見なされる。新約でその名前が出てくるのは、ニコリ6章15節の一度だけ。そこには伝道者パウロが教会の信徒たちを誡める言葉として、「光と闇とに何のつながりがありますか。キリストとベリアルにどんな調和がありますか。信仰と不信仰に何の関係がありますか。神の神殿と偶像にどんな一致がありますか。」とある。ベリアルはキリストと対極に位置する存在であるのだ。    死海文書においては、ベリアルは闇の子らの指揮官であり、光の子らを従える大天使ミカエルの軍勢と壮絶な戦いを繰り広げる。「光の子らの最初の攻撃は、闇の子として割当てられた者どもに対し、すなわちベリアルの軍勢に対し、……始めらるべきこと。」(戦いの書1:1−2)一方、旧約聖書においては、ベリアルとは悪魔の名前ではなく、「ならず者」や「無価値な者」を意味する普通名詞に過ぎない。例えば、ヨブ記34章8節の「王者に向かって『ならず者』と言い、貴い方に向かって『逆らう者』というのか。」がこれに該当する。語源も古代フェニキアの神「ベリ・アル(ベリはバールの転訛)」であり、バアル神の分身の一つである。先述の箇所で、パウロがベリアルと偶像を同列に扱っているように、しょせんはベリアルも異教の偶像神に過ぎないことになる。 ベルフェゴール  ラビ伝承では、アモン人がフェゴール山で崇拝し、人間の排泄物を捧げられた醜悪な魔人であるという。絵画では、なぜか便器に座った姿で描かれる。「屁の神」「男根の神」とも同一視されたが、古代世界では、排泄物は金銀財宝の象徴でもあるため、豊穣をつかさどるバアル神が、転じて財物の神になったものと考えられる。語源は、バアル神の尊称である「バアル・ペオル」。ベルフェゴールはこれが転化して、後の解釈で悪魔の名とされたものである。   マモン  金銭・物欲の神であり、吝嗇の魔人でもある。七つの大罪のうちの「強欲」をつかさどり、金銀財宝で人間を誘惑するとされる。しかし、マモンから手に入れた財宝は、しばらくすると馬糞や灰に変わってしまうという。マモンはアラム語で「富」を意味する言葉。マタイによる福音書第6章24節で、イエスが「だれも、二人の主人に仕えることはできない。……あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」と言っているところから、後に悪魔の一種と解された。もちろん、ここでいう「富」とは、物欲やこの世的な物事全般を象徴している一般名詞であるため、固有名詞の悪魔の名と解釈するには無理がある。マモンなる悪魔も神学者の想像の産物に過ぎない。   ルシファー/ルシフェル  堕天使の筆頭であり、大魔王とも称される。名はラテン語で『光を運ぶ者』を意味し、日の出前に輝く明けの明星、すなわち「太陽」を運ぶ金星の意味である。聖書学においては、黙示録の「龍」やエバを誘惑した「蛇」と同一視されている。悪魔界の最高権威であるとされるが、かつては天使の中で最も輝ける熾天使長であった。大天使ミカエルに匹敵する神聖な栄光を持っていたが、そのことがまた彼の慢心を生み、神を権威の座から引き降ろし、自らが神になろうとする野望を抱かせた。    自らの力を過信したルシファーは仲間の天使たちを誘惑し、とうとう万物の創造主である絶対神に膨大な軍勢を率いて戦いを挑んだ。このことを知った天使長ミカエルはルシファーに惑わされなかった全天使を従え、神を撃とうと画策するルシファーの軍勢に立ち向かう。こうして史上最大最初の大戦争、光の子と闇の子の戦い、『天界大戦争』の火蓋は切って落された。伝わるところによれば、このときルシファーの反乱に加担した天使は、全天使の三分の一にも及んだという。しかし堕天使ルシファーは、絶対神の栄光と大天使ミカエルの軍勢に敗北し、雷のように天界から地に投げ落とされた。「イエスは言われた。『わたしはサタンが稲妻のように天から落ちるのを見ていた。』」(ルカ10:18)身体だけではない。精神もまた深い闇の底へと落ち込み、すべての栄光が失われたのだ。こうして光の天使たちは闇の堕天使となり、悪魔「サタン」と称されることになる。  以上が、神学者たちの主張するルシファー堕天物語の概要である。天界大戦争という概念はイザヤ書14章12−15節や黙示録12章7−8節に依拠している。ルシファーはルシフェルなる異名で呼ばれることもあるが、この名前は聖典には直接出てこない。元来、天使の名前には神聖さを表す「エル」を末尾につけることが多いため、後代の神学者たちが堕天する前のルシファーはルシフェルと呼ばれていたに違いないと解釈したことに起因する。ルシファーという名前はイザヤ書において一度だけ出てくる。「ああ、お前は天から落ちた。明けの明星(ルシファー)、曙の子よ。お前は地に投げ落とされた、もろもろの国を倒した者よ。かつて、お前は心に思った。『わたしは天に上り、王座を神の星よりも高く据え、神々の集う北の果ての山に座し、雲の頂きに登って、いと高き者のようになろう』と。しかし、お前は陰府に落された。墓穴の底に。」    これはバビロン王を金星になぞらえ、その失墜を歌うものだが、後世、天から追放された堕天使すなわち悪魔のことを歌っていると解釈された。一方の神話学の世界においては、ルシファーの原型はカナン神話に登場する金星神アッタルであるというのが定説である。カナン神話によれば、豊穣の神バアルは夏に死に(この地方では秋から冬にかけてが豊穣の季節であり、夏は万物が枯死する不毛の季節であった)、アッタルはこのとき代理の首相としてバアルの座に着く。しかし、バアルが復活するとその王座から降り、冥界に下っていく。この神話がルシファー堕天物語の原型であるという。もっとも、ヤハウェ主義者のイザヤがバアルを神の星と呼び、その神話伝承を借用するのかといえば、はなはだ疑問である。   レビヤタン/リヴァイアサン  旧約聖書に登場する海の怪物であり、しばしばベヘモットと対比される。リヴァイアサンはレビヤタンの英語読みだが、こちらの方がよく知られている。巨大な鯨やシーサーペントのような姿で描かれることが多い。地獄で海軍大提督の地位にあるとされ、セバスチャン・ミカエリスによれば、ルシファー、ベルゼブルに次ぐ地獄の権威者であるという。その形態はヨブ記40章から41章にかけて詳細に記されている。「お前はレビヤタンを鉤にかけて引き上げ、その舌を縄で捕えて、屈服させることができるか。……彼のからだの各部について、わたしは黙っていられない。力のこもった背と見事な体格について。」以下はキリがないので要点だけを引用しておく。    ・誰がその顔の扉を開くことができようか。歯の周りには殺気がある。(6節)  ・背中は盾の列。封印され、堅く閉ざされている。(7節)  ・彼がくしゃみをすれば、両眼は曙のまばたきのように、光を放ち始める。(10節)  ・口からは火炎が吹き出し、火の粉が飛び散る。(11節)  ・煮えたぎる鍋の勢いで、鼻からは煙が吹き出る。(12節)  ・筋肉は幾重にも重なり合い、しっかり彼を包んでびくともしない。(15節)  ・剣も槍も、矢も投げ槍も、彼を突き刺すことはできない。(18節)  ・彼の腹は鋭い陶器の破片を並べたよう。(22節)  ・彼は深い淵を煮えたぎる鍋のように沸き上がらせ、海をるつぼにする。(23節)  ・彼の進んだ跡には光が輝く、深淵は白髪をなびかせる。(24節)    まるでドラゴンのようだが、いちおう神学者たちは堕天使の一人に数えている。しかし、絶対神が褒めまくっているところからして、少なくとも悪魔の一員ではないことが分かる。詩編104:26においても、ベヘモットは神の前に戯れる無害な生き物として登場する。ではその正体は何かと言えば、これが非常に難しい。イザヤ書には「その日、主は厳しく、大きく、強い剣をもって、逃げる蛇レビヤタンを罰し、また海にいる竜を殺される。」(27:1)とある。罰するとある以上、罪を犯したのだろうか?前述の記述と矛盾している。それに、ヨブ記に描写されているレビヤタンの形態的特徴は、とても実在の生物のそれとは思えない。また聖書の記すところによると、エジプトを脱出したイスラエル人が40年間荒れ野を放浪していた時、絶対神が砂漠に降らせ、その糧としたという神のパン―マナ―の正体は、このレビヤタンの肉であるという。    「あなたは、御力をもって海を分け、大水の上で竜の頭を砕かれました。レビヤタンの頭を打ち砕き、それを砂漠の民の食料とされたのもあなたです。」(詩74:14)「レビヤタンには水のある第七の部分をお与えになりました。あなたはこの二つを保存し、あなたのお望みのとき、お望みの人々に食べさせるようにされました。」(エズ・ラ6:52)もし、天のパンとも呼ばれるマナの正体がレビヤタンの肉であるならば、レビヤタンの正体はベヘモットと同様、天界の生物であり、地球上の生き物ではないことになる。また別の解釈として、聖典に描写されたレビヤタンの形態的特徴は一種の象徴に過ぎず、本来はまったく別の事象を指している可能性もある。特に、ヨブ記に描写された、「火炎や煙を吹き出す」「進んだ跡に光が輝く」「白髪をなびかせる」といった特徴は彗星のそれと非常に酷似している。古今東西、彗星が天空を飛翔する竜に喩えられることは、周知の事実である。その意味で、詩編77:14にレビヤタンがモーセの紅海割りと関連して述べられていることは非常に興味深い。またイザヤ書51:9−10の「ラハブ(竜の別名)を切り裂き、竜を貫いたのはあなたではなかったか。海を、大いなる淵の水を干上がらせ、深い海の底に道を開いて、贖われた人々を通らせたのはあなたではなかったか。」という聖句も同じ趣旨に読み取れる。  独自の宇宙論を展開し、世界中にセンセーションを巻き起こした作家、イマヌエル・ヴェリコフスキーによると、出エジプト記に記された数々の災変は、かつて地球に接近した巨大彗星による宇宙的な天変地異が原因であるという。そして、その彗星こそが現在の金星であるというのだ。ばからしいとして棄却するのは簡単だが、彼は自説を証明するにあたって、数多くの歴史記録・神話伝承を提示している。16世紀の年代学者ヘメリウスは自著コメトグラフィアの中で、世界年2453年に(西暦前1495年)、一彗星が円盤形をなしてヨー宿にいるのが、シリア、バビロニア、インドで見られた、と記録している。また、時あたかもイスラエル人が、エジプトから約束の地に向けて出発する時であった、とも述べている。また、プリニの著書「自然史」第2巻91節には、「エチオピアとエジプトの国民は恐ろしい彗星を見、これに当時の王の名ティフォンをつけた。これは火のような外観を呈し、コイルのようにねじれ、見るも恐ろしかった。実際に星というよりも、火の玉という方が適切であった。」とある。ヴェリコフスキーは同じ古代伝承をロッケンバッハの書にも見つけている。「ねじけた蛇」はシナからインド、ペルシア、アッシリア、エジプト、メキシコにかけて多くの古代絵に現れており、実際レビヤタンも「螺旋状に巻かれたもの」という意味なのだ。ヴェリコフスキーはまた、天から降ってきた神のパン「マナ」は、この彗星の尾が化学変化を起こすことによってもたらされたと主張している。ヴェリコフスキー自身、炭化水素と炭水化物を混同するなど、問題となる箇所が多いのだが、原始惑星の成分とプラズマの放電作用があいまって生成された、何らかの有機物質である可能性はある。また、たとえ天から降ったマナが彗星とは直接関係のないものだとしても、イスラエル人の頭上にはレビヤタンこと彗星が常に存在した以上、マナがレビヤタンの頭を打ち砕いて絶対神が与えた食料だと考えたとしても、何の不思議もないことになる。ヴェリコフスキーの宇宙論は別の機会に詳しく紹介したい。 ◆悪魔の正体  現在一般に知られている悪魔の大半は、聖書に証しのない神学者たちの想像の産物である。また、聖書に出てくる異教の神々や偶像神が、ユダヤ・キリスト教の想定するサタンと混同され、悪魔へと零落したものも数多い。その中には、ここで紹介したバアルやアシュタロスの他にも、アシェラ神やモレク神、ネレガル、アドラメレク、アナメレク……と数限りない。また、聖書に証しのある怪物、例えばレビヤタンやベヘモット、ラハブらにしても、後の神学者たちが無理やり悪魔軍団に組み入れたものであり、聖典が想定する真のサタンとはまったく関係のない存在なのだ。では、ユダヤ・キリスト教が定義する真のサタンとはいったいいかなる存在なのか? ■サタンは肉体を持たない。  ユダヤ教の思想では、サタンは神の命を受けることで、はじめて人間に害を加えることが許されるのであり、。その意味で、サタンと天使の間には大きな違いがないと考えられていた。実際、サタンとは本来「妨げる者」や「告発者」を意味する普通名詞であり、もともと悪魔を意味する固有名詞ではなかったのだ。とはいえ、聖書をよくよく読んでみると、告発者としてのサタンと神に遣わされた天使との間には根本的な違いがあることがわかる。天使は人間と同じく「若者」や「人」などと呼ばれ、普通の人間とまったく同じ姿をしていることが示唆されている。    実際、旧約聖書には天使が霊的な存在だと記した箇所は一つもなく、西洋絵画などでしばしば描かれる翼にしても、ギリシア神話をはじめとした異教の神々との宗教混合の過程で生まれたものであり、本来の聖書が持っていた概念ではないのだ。ただし、ケルビムやセラフィムなどの天上の生物は目視ではなく幻視で描写されており、象徴性に富んでいるためここでは例外となる。もっといえば、神の天使は地上の人間と同じく確固たる肉体を有しているのだ。ゆえに、彼らは食べ物だって食べるし(創18:8)、肉体を使った格闘だってできる(同32:25)。    一方、サタンは純粋に霊的な存在であり、その姿を人間の目で明確に知覚することはできない。サタンは人を惑わし、堕落へと向かわせる霊である。ゆえに、彼らは『悪霊』『世を支配する諸霊』『人を惑わす霊』とも呼ばれる。そして、ときには人間に取りつき(列16:14;マタ8:16)、偽預言者を生み出し(代18:21;一ヨハ4:5)、動物に憑依する(ルカ8:32)。ヨブの友人であるテマン人エリファズは、ある夜サタンの訪問を受けた。しかし、その姿は形があるのに目には見えず、ただかすかな声が聞こえた。「人が神より正しくありえようか。造り主より清くありえようか。」エリファズはサタンを次ぎのように描写している。    忍び寄る言葉があり、わたしの耳はそれをかすかに聞いた。夜の幻が人を惑わし、深い眠りが人を包むころ、恐れとおののきが望み、わたしの骨はことごとく震えた。風が顔をかすめてゆき、身の毛がよだった。何ものか、立ち止まったが、その姿を見分けることはできなかった。ただ、目の前に一つの形があり、沈黙があり、声が聞こえた。(「ヨブ記」4章12〜16節) ■サタンは天から堕ちた。  旧約聖書では明確に記されていないが、新約聖書の教えでは悪魔とは原初から存在したのではなく、最初は天使として神から創造され、後に堕落したため、神により現在の境遇に落されたのだという。「神は罪を犯した天使を容赦せず、暗闇という縄で縛って地獄に引渡し、裁きのために閉じ込められました。」(ニペテ2:4)すなわち、キリスト教の定義するサタンとは「堕天使」のことなのだ。では、天を追われる原因となった「罪」とは、具体的にいかなるものなのか?古来において、それは「情欲」であるとされた。人間の娘に欲情し、これと性交したために堕天したとする考えが一般的であった。    これは創世記6章2節の「神の子らは人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした。」という記述に依拠する考えだが、先述したように、「神の子」とは神の使いを指す言葉ではないため、この考えは棄却される。また黙示者ヨハネは、堕天使の頭である「竜」はエバを騙した「老いた蛇」であると書き記しているため、少なくともアダムが生まれたころには、すでに地上に堕天使が存在したことになる。他によく広まっている説として、アダムが創造されたとき、彼を跪拝せよとの絶対神の命令を拒んだため、その怒りをかい天使の地位を剥奪されたというものがある。偽典「アダムとエバの生涯」をはじめとして、この考えをとる聖典は結構あるが、聖書の中には見つけられない思想である。    おそらく、イスラム教の教義の影響を受けたものだろう。イブリース(悪魔)がアダムを拝さない理由として、コーランでは「わたしは彼よりすぐれています。あなたはわたしを火からお造りになりましたが、彼をお造りになったのは土からです。」(7:12)や「あなたが土で造りたもうた者を、このわたしが跪拝するのですか。」(17:61)と言ったと伝えられている。ユダヤ教の思想とはハズれているため、この考えも棄却である。聖書の解釈は聖書からに従えば、最も可能性の高いサタンの堕天理由は「傲慢」であろう。預言者イザヤは、輝ける明けの明星が「天に上り、王座を神の星よりも高く据えよう」としたため、天から墓穴の底へ落されたと記す。 ■天地創造以前に起こった光と闇の戦い  落されたのはルシャファーだけではない。黙示者ヨハネは、かつて天界で起こった大戦争に関して、もっと詳しく描写している。さて、天で戦いが起こった。ミカエルとその使いたちが、竜に戦いを挑んだのである。竜とその使いたちも応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼らの居場所がなくなった。この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ落とされた。地上に投げ落とされたのである。その使いたちも、もろともに投げ落とされた。(黙12:7−9節)    竜と共に堕天した神の天使の数は、いろいろと推測されてはいるが明確ではない。しかし、「竜の尾は、天の星の三分の一を掃き寄せて、地上に投げつけた。」(同12:4)という記述を聖書学的に解釈すれば、その規模は全天使の三分の一にも達することになる。なぜなら、堕天する前のルシファーが金星に喩えられていることに鑑みても、天空に輝く星々は光の天使の象徴となるからだ。この部分は神の天使の三分の一を自分の側につけ、地上に配置して人間を堕落させようとした、と解釈できる。「このゆえに、もろもろの天と、その中に住む者たちよ、喜べ。地と海とは不幸である。悪魔は怒りに燃えて、お前たちのところへ降って行った。」(同12:12)    同じことは旧約聖書の創世記においても、象徴的に記録されている。神が「光あれ」との言葉により、イエスに栄光を授与した後、次ぎのような記述が続いている。「神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第1の日である。」(創1:4−5)神は光と闇を分けたとある。しかし、太陽が創造されたのは四日目であるため、ここでいう光と闇の分離はもっと霊的な象徴、すなわち光の子と闇の子の区分けを意味していることが分かる。神は光を昼と呼び、闇を夜と呼んだ。同じく、聖書には「あなたはすべて光の子、昼の子だからです。わたしたちは、夜にも暗闇にも属していません。」(一テサ5:5)とある。 ■今も地上を徘徊するサタン  前述の明けの明星(ヘレル・ベン・サハル)と黙示録の竜が同一の存在を指していることは疑いようがない。竜といっても堕落する前は天使である。天使が人間の姿をしているように、サタンもまた人間の形をもっている。すなわち、サタンとは人間の姿をした霊体、いや人間として受肉する権利を失った神の子なのだ!聖書の思想によれば、人間は肉を受ける以前に神の子として、天の父の御前に仕えていたという。そしてキリストが父と呼ぶ神は、全ての人間を肉が造られる以前に霊的に創造したとされる。ゆえに、御父は全人類の霊の父であり(ヘブ12:10)、神の子であるキリストは全人類の霊の兄弟、しかも長子であるというのが聖書の教えである。    サタンも神の子であり、いずれは地上で肉を受ける権利を有していた。しかし、神に反逆したサタンは霊体のまま地上に投げ落とされ、人間として肉を受ける機会を永遠に失った。絶対神は、ミカエルと共に竜の勢力と戦った天使たちに対して、地上を試しの場として与え、肉においてさまざまな経験を積ませることで、彼らを自らに似た者にしようとした。その究極の目的は神の子らに、自らと同じ、永遠に朽ちない不死不滅の身体を与えることである。聖書が教えるところによると、その初穂は神の長子であるイエス・キリストであり、そしてキリストの贖いよって全ての人間が不死不滅の身体を与えられることになったという。    神は前もって知っておられた者たちを、御子の姿に似た者にしようとあらかじめ定められました。それは、御子が多くの兄弟の中で長子となられるためです。(ロマ8:29)    わたしたちは皆、顔の覆いを除かれて、鏡のように主の栄光を写し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に造りかえられていきます。(ニコリ3:18)    愛する者たち、わたしたちは、今既に神の子ですが、自分がどのようになるかは、まだ示されていません。しかし、御子が現れるとき、御子に似た者となるということを知っています。(一ヨハ3:2)    人間がキリストと同じ不滅の身体を与えられ、神に似た者となることは、はるか天地創造の前から定められた神の計画であった。なぜなら、人類の贖い主であるキリストは、はるか天地創造の時代からその栄光を与えられ、メシアとしての権威を与えられていたからだ(ヨハ17:5)。しかし、受肉する権利を失ったサタンは不滅の肉体を受け、神へと近づく道程を絶たれた。サタンは今も霊のまま地上を徘徊している。彼らが目にするのは、かつて自分たちを奈落の底へと落した天使たちが、肉体を受けて活動している様子である。彼らはそれが気にくわない。人間は受肉した段階で前世、すなわち天使だったときの記憶を全て失っている。    ゆえに、彼らはあらゆる手段を使って人間を堕落させ、自らと同じ悲惨な境遇に突き落とそうと画策してくる。サタンは世の支配者である。しかし、たった一つ彼らの権威が及ばない場所がある。それこそが真の信仰を持った聖徒たちが集まる教会だ。「身を慎んで目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、誰かを食い尽くそうと探し回っています。信仰にしっかり踏みとどまって、悪魔に抵抗しなさい。あなたがたと信仰を同じくする兄弟たちも、この世で同じ苦しみに遭っているのです。」(一ペト5:8−9)かつて天界ではじまった大戦争は、地上へと場所を移し、今もなお続いている。光の子として生きるか、闇の子の勢力に加わるか、全ては神の子らの自由意思に任されている。  
    名前
    スペル読 み意   味語   源
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    ------------------------------------------------------------------------- ノエル ・フランス語でクリスマスの季節や、歌(クリスマス・キャロル)のこと。  Noelはラテン語のnatalis=「誕生」が語源。  natalis dies「誕生の日」がクリスマスデー。 ・ヨーロッパ系の男性名。女性形はNoelle リーゼ (Lise, Liese) は、ドイツ語・フランス語・北欧語などでの女性名。 エリザベト (Elizabeth, Elisabeth) の短縮形。 キリスト教圏では、姓についての慣習は各国語圏で異なるが、名については聖人・天使に由来する名前が好んで付けられる。 例えば、「マイケル」(英語)・「ミシェル」(フランス語)・「ミヒャエル」(ドイツ語)・「ミケーレ」(イタリア語)・「ミゲル」(スペイン語)・「ミハイル」(ロシア語)・「ミカ」(フィンランド語)は、すべて大天使ミカエルに由来する名である。 その他、聖書に登場する人物の名が多い。 ポール・パウル・パオロ・パブロ・パヴェル(聖パウロ)、ルイス・ルートヴィヒ・ロドヴィコ・ルイージ・ルドヴィクス(聖ルイ)、ジョン・ハンス・ヨハン・ヨハネス・ジャン・ジョヴァンニ・フアン・ジョアン・イヴァン・ヨアニス・ヤン・ショーン(使徒ヨハネ)などなど。 また、古代ローマ人の名を由来とすることも多い (例:ジュリアス←ガイウス・ユリウス・カエサルの「ユリウス」の英語読み)。 女性については、花などの名前を付けることも多い(例:ローズ←バラ)。 fine?フィーネ?』とは、楽譜の記号で「演奏を終えること シエル Ciel 天空(フランス語) ルミナ Lumina 星の光 アビス Abyss 奈落 コフィン Coffin 棺桶 シュバルツ Schwerz 黒(ドイツ語) ゾーク Zorch 完全なる破壊 ノワール Noir 闇(フランス語) モリ Mori 死(ラテン語) エスト Est 在る(ラテン語) ハルシオン Halcyon 幻(ラテン語) ベリタス Veritas 真理(ラテン語) ラピス Lapis 石(ラテン語) アニマ Anima 息吹(ラテン語) レビン Levin 稲妻 シンティラ Scintilla 放電による火花(イタリア語) コリエンテ Corriente 水流(スペイン語) ヘイル Heil 雹(ひょう)、霰(あられ) レド Лeд 氷(ロシア語) フィンブル Fimbul 破滅の冬(北欧神話) シュニー Schnee 雪(ドイツ語) リプカ Ripuka 燃え上がる(スワヒリ語) モト Moto 炎(スワヒリ語) フラム Flamme 炎、輝き(フランス語) フェルド Feld 火(ドイツ語) ヒューズ Fuse 導火線 ノヴァ Nova 超新星爆発 イグニース(イグニート) Ignis 炎(ラテン語) アグニ Aguni 火、または火の神(古インド語)
    感覚
    スペル読 み意   味語   源
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    視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚 学問的には現在では感覚には少なくとも9種類はある、と大方認められており、細かく分類すれば20余りある、とする説明もある。 触覚と呼ばれているものは、生理学的には体性感覚と呼ばれるものにほぼ相当すると思われるが、体性感覚は決して単純に皮膚の感覚を脳に伝えるものなどではなく、 表在感覚(触覚、痛覚、温度覚)、深部覚(圧覚、位置覚、振動覚など)、皮質性感覚(二点識別覚、立体識別能力など)など多様な機能を含んでいる。 それ以外にも感覚には内臓感覚、平衡感覚などが存在する。 すなわち、古代ギリシャに端を発した分類とは裏腹に、実際にはヒトの感覚は5種類以上存在しているのである。 詳しくは感覚の項目も参照のこと。 感覚(かんかく) 生理学的には、知覚の方法である。感覚とその作用、分類、理論は様々な分野で重なって研究されている。例えば神経科学、認知科学、認知心理学、哲学がある。 一般的な用法として、もっと高次な認知の仕方(文化的・社会的な物事の感じ方)のことも「感覚」ということがある(例:「日本人の感覚では・・・」「新感覚」)。 5分類 ヒトの感覚は5分類では次のようになる。 体性感覚:表在感覚(皮膚感覚)と深部感覚。 表在感覚には触覚(触れた感じ)、温覚(暖かさ)、冷覚(冷たさ)、痛覚(痛さ)がある。 深部感覚には運動覚(関節の角度など)、圧覚(押さえられた感じ)、深部痛、振動覚がある。 内臓感覚:内臓に分布した神経で、内臓の状態(動き、炎症の有無など)を神経活動の情報として感知し、脳で処理する仕組み。 臓器感覚(吐き気など) 内臓痛 特殊感覚:視覚(目で見る)、聴覚(耳で聞く)、味覚、嗅覚、前庭感覚(平衡感覚)がある。 視覚:光を網膜の細胞で神経活動情報に変換し、脳で処理する仕組み。 聴覚:音波を内耳の有毛細胞で神経活動情報に変換し、脳で処理する仕組み。 味覚:食べ物に含まれる化学物質(水溶性物質)の情報を、舌、咽頭、喉頭蓋などの味覚細胞で神経活動情報に変換し、脳で処理する仕組み。 嗅覚:鼻腔の奥にある嗅細胞で、空気中の化学物質(揮発性物質)情報を神経活動情報に変換し、脳で処理する仕組み。 前庭感覚:内耳の半規管などで、頭部の傾き、動き(加速度)などを神経活動情報に変換し、脳で処理する仕組み。 他の感覚 [編集] 平衡覚:(前庭感覚)平衡(身体の傾き、全身の加速度運動)に対する知覚であり、内耳の流体を含む腔に関係する。方向や位置確認も含めるかどうか意見の相異があるが、以前の奥行感覚と同様に"方向"は次感覚的・認知的な意識だと一般的に考えられている。 固有感覚:(運動感覚)体に対する意識(筋、腱内の受容器による筋、腱、間接部の緊張の変化)の知覚である。ヒトが大きく依存する感覚であり、しかしながら頻繁に意識されない感覚である。説明するより更に簡潔に明示すると、固有感覚とは、体の様々な部位の位置する場所を感じているという"無意識"である。これは目を閉じて腕を周りに振ることで演示することができる。固有感覚機能が正確だと思い込んで、どの他の感覚にも感知されてないにも関らず、直ぐに実際にある手の位置の意識が無くなるだろう。 ヒト類似感覚 [編集] 他の生物も上記で挙げたような周りの世界を感じとる受容体を持つが、そのメカニズムと能力は幅広い。 嗅覚:ヒト以外の種では、イヌが鋭い嗅覚を持つがその仕組みは同様である。昆虫は嗅覚受容体をその触角に持つ。 視覚:マムシや一部のボアは、赤外線を感知する器官を持つ。つまり、これらの蛇はえさの体熱を感じることが出来る。 電気感覚:サメ・エイ・ナマズなどが持っている。デンキウナギは透明度の低い水に棲むため視覚が活用できないため、電気を発信しレーダーのように周囲の状況を把握する。 磁気感覚 五官は人間のもつ五つの感覚用器官の意。漢方では、人間の顔の上にある五つ感覚用器官を指す。指や皮膚は五官に入らない。 目 耳 鼻 口 舌 日常用語で用いる場合には、五感を感じる器官を指すことが多いようである。あるいは単に、五感の間違いのこともある。 目 - 視覚 耳 - 聴覚 鼻 - 嗅覚 口 - 味覚 皮膚 - 触覚
    騎士
    スペル読 み意   味語   源
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    騎士http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A8%8E%E5%A3%AB 騎士になるにはまず、7歳頃から小姓(ペイジ)となり、主君の元に仕え、使い走りなどの仕事をする一方で、騎士として必要な初歩的技術を学んだ。 14歳頃で従騎士(エスクワイア)となると、主人である先輩騎士について、身の回りの世話をはじめ、甲冑や武器の持ち運びや修理をも担当し、 実際の戦闘にも参加するようになった。20歳前後で一人前の騎士と認められると、主君から叙任を受け、金もしくは金メッキの拍車をつけるようになった。 騎士道 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E9%81%93 騎士道においては一般にキリスト教的観念に基づく、忠誠、公正、勇気、武勇、慈愛、寛容、礼節、奉仕などが徳とされてきた。 騎士が守り倣うべき「騎士の十戒」(教会を守る、弱者を守るなど)がある。 PROWESS 優れた戦闘能力 (fighting skills) COURAGE 勇気 HONESTY 正直さ 高潔さ (no weaseling) LOYALTY 誠実<忠誠心> (true to your leaders and your friends) GENEROSITY 寛大さ (open handedness) FAITH 信念 (commitment to ideals) COURTESY 礼儀正しさ、親切心(dignified and mannerly behavior) FRANCHISE 崇高な行い、統率力 (noble behavior and leadership)  ちなみに、武士道の徳目、仁、義、礼、智、信の5常は ・仁 上の立場にありながらおごらず下に居て慈愛にて善事を行うこと。木。 ・義 善悪を分別判断し善に従い悪を退ける順理を尊ぶこと。金。 ・礼 尊と卑を分別し謙虚にて上を敬い下を侮らない心。火。 ・智 よく物事を観察して万物の前兆を予知して善悪を見抜き、策略を練ること。水。 ・信 人を欺かず誠実で温厚篤実なこと。土。 最後尾は、五行との関係。
    聖句
    スペル読 み意   味語   源
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    視覚 聴覚 味覚 痛覚 触覚 主の祈り 天にまします我らの父よ 願わくば、御名をあがめさせたまえ 御国を来たらせたまえ 御心の天になるがごとく地にもなさせたまえ 我らの日ごとの糧を今日も与えたまえ 我らに罪を犯すものを我らが許すごとく 我らの罪をも許したまえ 我らを試みにあわせず、悪より救い出したまえ 国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり アーメン ミサは、ローマ・カトリック教会の正式な礼拝様式で、一定の礼拝式文によって執行されます。 *)の部分がミサでは必ず用いられ、ミサ通常文といわれています。そしてこの部分が音楽によってつくられ、ミサ曲として成立します。ミサ曲の場合、通常文を主体として作曲されますが、教会暦を意識して作曲されたのもに戴冠式ミサ聖チェチリアミサ等がその例です。また、ミサの規模により呼称が異なり、大司教などの高位の聖職者が司式する場合を荘厳ミサ、また中規模のミサ曲を ミサ・ヴィレビス と呼びます。 入祭唱 Introitus * あわれみの讃歌 Kyrie →キリエエレイソン * 栄光の讃歌 Gloria →グロリア 聖書朗読と昇階唱  Graduale * 信仰告白 Credo →リザレクション・レデイムプティオ 奉献唱 Offertorium * 感謝の讃歌 Sanctus・Benedictus →サンクチュアリ 主の祈り Pater noster →ブレッシング * 平和の讃歌 Aqnus Dei →エンジェラス 聖体拝領唱 Communio → @Kyrie(あわれみの讃歌)  ミサの他の部分はラテン語ですが、"キリエ"だけはギリシア語です。これは、ギリシア語が、ローマにおいてもキリスト教徒の共通語として通用していた古い時代にまでさかのぼる伝統です。  あわれみの讃歌といわれるKyrie は、罪を知った者が心から悲しみながら、「主よ、あわれみたまえ。キリストよ、あわれみたまえ。」と歌います。あわれみ豊かな神に対する讃美の歌であ り、宗教改革時代に考えられたように、"罪人があわれみを乞う歌"ではありません。つまりここでいう罪とは、日常の生活の中で守らなければならない事を破る人間の堕落したわがままな気持ち、ごうまんな態度、知らず知らずのうちに人を傷つけていること、といったようなものであり、犯罪の罪とは異なります。しかしそれらの罪は、キリストの十字架上における犠牲の死によってあがなわれたという基本的な信仰がキリスト教の教理です。つまりKyrie とは、「哀れんで下さい」と、すがる気持ちよりも「慈しんで下さい」という気持ちで、神に対してより近いものを感ずる気持ちが大切です。 AGloria(栄光の讃歌)  聖母マリアの受胎告知・マリアの讃歌・ベツレヘムの宿の馬小屋での誕生…羊飼い達の前に主の御使いが立ち、「恐れるな、見よ! 全ての民に与えられる大きな喜びをあなた方に伝える。今日、ダビデの町にあなた方のために救い主がお生まれになった。」と救い主、イエス・キリストの降誕の知らせが伝えられたときに、天使達とともに神を讃美して歌った言葉がGloriaです。当時の"羊飼い"という職業は、社会的にあまり重んじられていませんでした。昼は暑さ、夜は野宿をしながら羊の群れを守るという大変な仕事でした。この様な人達の前に、救い主降誕の知らせが真っ先に伝えられたことはとても重要なことでした。彼らは飼い葉桶の中に眠る幼な子を見つけ、自分達に告げられた事実を人々に告げ、神をあがめ讃美しました。  キリスト降誕の出来事は、長い時代の中で多くの預言者達によって語られ、神の選民であるイスラエルの民が待ち望んでいた救世主メシアの誕生であり、神の栄光を讃えました。 『Gloria in 〜 bone voluntatis  天のいと高きところ(天国) 〜 平和あれ』 聖書では御心にかなう人々(メシアを待ち望んだ人々)となっていますが、平和への希望の祈りとして讃美します。 『Laudamus te 〜 Glorificamus te われら主をほめ 〜 主を崇め』 救いの喜びと平和への希望に神を信じた羊飼い達が、神を崇め、讃美していることが歌われています。 『Domine Deus,Rex celestis 〜 Filius Patris 神なる主、天の王 〜 父の御子よ 』    神なる主、主なるひとり子イエス・キリスト、そして神とその御子への敬虔な呼びかけの歌です。"天の王"とは、天国の支配者である神であり、全宇宙の支配者であります。"父なる神"とは、イエスが神の一人子として天からつかわされ、イエス自身も度々神に対して「父よ!」と呼びかけています。イエスを"神の子羊"と呼んでいますが、当時の人々の生活の中心に羊は欠かせないものであり、特に子羊は柔和・従順の代表とされており十字架によって世の罪を背負ったイエスをたたえた言葉です。 『Qui Tollis 〜 miserere nobis 世の罪を 〜 われらをあわれみたまえ』 復活をした後、天に上り、父なる神の右に座する主イエス・キリストに対して、我らをあわれみ、願いを聞き入れたまえと祈ります。miserere nobisのあわれみとは、とても大事な部分です。 『Quoniam tu solus 〜 Amen 主のみ聖なり 〜 アーメン 』 世の罪を除き、天にあって神の右座についたイエス・キリストに対してほめ讃えます。そして父なる神の栄光を讃美して終わります。"アーメン"とは、誠に・確かに・そうであるように…の意味です。人から神に対して語った場合に、その語りかけ・祈りの言葉にアーメンと唱えます。 BCredo(信仰宣言) イエス・キリストが、人間の背信行為による罪を救うために十字架に架けられ、復活されることで神の意思を完全に顕された。この十字架の福音に示される神の真実、神の愛に信頼を成す事、それを受け入れることが信仰とされた。 『Credo im unum Deum 〜 Dei unigenitum 我は信ず 〜 イエズス・キリストを 』 "我は信ず"と宣言するところから始まります。神の唯一性を解き、天と地の創造者である神は、その中にある物を支配します。そしてただ一人の御子イエス・キリストへの信仰の告白をします。 『Qui propter 〜 factus est 主はわれら人類のため 〜 人となりたまえり』 一介の女性であったマリアが、天使ガブリエルから受胎告知をされ、処女懐妊となります。マリアは自分の人生に起きた大変な出来事を素直に受入れ神を信仰・讃美しました。 『Crucifixus etiam 〜 et sepultus est ポンティオ・ピラトの 〜 葬られたまえり 』 ポンティオ・ピラトという人はローマのユダヤ総督で、イエスの裁判と処刑は、彼の統治下において行われました。ユダヤ人達は、ユダヤ人の王として福音を伝えていたイエスに対して迫害を与え、捕らえ、十字架の刑につけよと叫びました。ピラトはイエスの無罪を認め、むしろこの人こそユダヤの王では…と思いますが、ユダヤ人の要求に屈し、ローマ皇帝から不興を受 ける事を恐れてユダヤ人達に渡しました。当時の十字架の刑とは奴隷に対する刑でありました。刑場であるゴルゴダの丘での十字架上で"十字架上の七言"を語ります。「父よ、彼らをお許し下さい。彼らは何をしているのかわからずにいるのです。」という人々の許しの言葉に始まり、「わが神、わが神、どうして私をお見捨てになったのですか。」という苦しみの言葉を言い、「父よ、私の霊を御手にゆだねます。」といって息を引き取ります。「この時、神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。」とあり、「まことにこの人は神の子であった。」と語られています。 『Et resurrexit 〜 erit finis 聖書にありしごとく 〜 終わることなし』 "聖書にありしごとく"とは、復活のあと弟子達の前に現れて、「キリストは苦しみを受けて、三日目に死人の中から蘇る。そしてその名によって罪の許しを得させる悔い改めがエルサレムから始まって諸々の国民にのべ伝えられる。あなた方はこれらの事の証人である。見よ、私の父が約束されたものをあなた方に贈る。だから上から力を授けられる迄は(聖霊がこの世に 下る)、あなた方は都にとどまっていなさい。」と言って天に昇り、父なる神の右に座したのです。イエスは「十字架の死によってこの世から去っていくが、再びあなた方の所に帰ってくる。」と言いました。また、神の国の御言葉に生きるもの、そうでないもの、主の再臨によって裁かれるまでイエスの福音を守り、信仰に生きる限り、神の国は終わることがない、と宣言します。 『Et in spiritum Sanctum 〜 est per Prophetas 我は信ず 〜 語りたまえり』 イエスは、復活のあと40日にわたり、弟子達の前に現れて、神の国のことについて語りますが、最後に「あなた方は間もなく聖霊によってバプテスマ(洗礼)を授けられるであろう。」「聖霊があなた方に下るとき、あなた方は力を授けて全世界で私の証人になるであろう。」と語り、天に上がりました。この聖霊はそれから10日後に弟子達の前に下りこの日を聖霊降日(ペンテコステ)といいます。天国にいる父なる神とその御子イエス・キリストに変わり、聖霊がこの世に下り、"真理の御霊"として、信仰者に対し"神の子"の保証を与えます。全ての人々は聖霊によってバプテスマ(洗礼)を受け、信仰者となり、「主なる聖霊を我は信ず」と告白します。 『Et unam sancutam 〜 Amen 我は一 〜 アーメン』 神・キリスト・聖霊によって救われた信仰者のこの世における生と死後に与えられる永遠の生命を信ずる告白です。 CSanctus(感謝の讃歌) 天上の聖歌隊と声を合わせて歌い上げるのがSanctus です。前半(Sanctus〜Gloria tua)では、預言者イザヤが見た幻の中で、天使達が歌い交わしていた讃歌に基づいており、天地の創造者・支配者であって人類を造り、守り、はぐくんで下さる神に感謝し、その威光をたたえて歌います。ミサを"拝聴"しているだけの一般信徒も、この讃美の大合唱に心の中で参加することができるよう注意を喚起するためのベルがここで鳴らされます(サンクトゥス・ベル)。 後半(Hosanna〜)の"オザンナ"とは、ヘブライ語の"ホシア・ナー(救いたまえ)"をラテン語化したもので、王に対する歓呼の言葉です。イエスは十字架に架かる前の祭りの日にエルサレムに入城しますが、その時にメシアを待望していた人々が、イエスをメシアとして迎え、祝福をして歓呼した言葉です。 DBenedictus 「ホサナ、主の御名によって来たるものに祝福あれ。今来たる、我らの父、ダビデの国に祝福あれ。いと高き所にホサナ」と、イエスを迎えた言葉がテーマです。「主の御名によって来る人」とは、感謝の供え物を持って、エルサレムの神殿に上がってきた人・群衆の歓呼では救いをもたらすために来られたイエス・キリスト・いけにえのパンとブドウ酒をキリストの体と血に変 えるために来られる聖霊…等をも意味しています。 Benedictusとは、信仰者にとって最高の喜びと祝福を与えられるものです。この祈りは"カノン"とも呼ばれ、ミサ中でもっとも大切な祈りです。つまり「キリストが十字架の上に身を捧げて人類の救いのための、いけにえとなられたことを記念し、聖霊がこの場に臨んでそなえものをキリストの体と血に変えて下さること(聖変化)を祈り求め、キリストの再来と死者の復活を待ち望む信仰を宣言する。」のです。 "Hosanna!"と、歓喜の讃歌を頂点に導きながら、平和への讃歌に移行していきます。 EAgnus Dei(平和の讃歌) 生けにえのパンとして、今日ではホスチアと呼ばれる小さなせんべいのようなものが用いられていますが、古代では、一般の人々が日常食べているのと同じ普通のパンが用いられました。そして、それを参加者全員が分けあって食べるわけですから、人数分に切り分けるのもけっこう時間がかかりました。そこで、教皇セルギウス一世は、その間にAqnus Dei(神の子羊) の聖歌を歌うことを命じました。最初の呼びかけ"Agnus Dei(神の子羊) "は、キリストが、"過ぎ越し"の祭りにささげられる、傷もしみもない子羊として、その身を捧げ人々のために平和と和解の供え物となられたことを歌います。また、ここで平和が歌われるのは、古い時代には一つのパンを分けあって食べ、一つの杯から共に飲む(日本的に言えば同じ釜の飯を食う)、つまり共同体の一致と交わりを祝うために、ここで一同が互いに平和の接吻を交わしたからです。 *「死者のためのミサ」では、この平和の祈りの部分が死者の安息のための祈りに変わっています。 ミサ歌詞 TKyrie あわれみの讃歌 Kyrie eleison, 主よ、あわれみたまえ。 Christe eleison, キリストよ、あわれみたまえ。 Kyrie eleison. 主よ、あわれみたまえ。 UGloria 栄光の讃歌 Gloria in excelsis Deo. Et in ierra pax hominibus bonae voluntatis. 天のいと高きところには神に栄光。 地には善意の人に平和あれ。  Laudamus te, benedicimus te, adroamus te, glorificamus te,  我ら主をほめ、主をたたえ、 主をおがみ、主をあがめ、  Graitias agimus tibi propter magnam gioriam tuam.  主の大いなる栄光のゆえに主に感謝したてまつる。  Domine Deus, Rex caelestis, Deus Pater omnipotens.  神なる主、天の王、全能の父なる神よ。  Domine Fili unigenite, Jesu Christe.  主なる御一人子、イエズス・キリストよ。  Domine Deus, Agnus Dei, Filius Patris.  神なる主、神の子羊、神の御子よ。  Qui tollis peccate mundi, miserere nobis.  世の罪を除きたもう主よ、我らをあわれみたまえ。  Qui tollis peccate mundi, suscipe deprecationem nostram.  世の罪を除きたもう主よ、我らの願いをききいれたまえ。  Qui sedes ad dexteram Patris, miserere nobis.  父の右に座したもう主よ、我らをあわれみたまえ。  Quonism tu solus sanctus. Tu solus Dominus.  主のみ、聖なり。主のみ、王なり。  Tu solus Altissimus, Jesu Christe,  主のみ、いと高し、イエズス・キリストよ。  cum Sancto Spiritu, in gloria Dei Patris. Amen  聖霊とともに父なる神の栄光のうちにアーメン。 VCredo 信仰告白  Credo in unum Deum, Patrem omnipotentem,  我は信ず、唯一の神、全能の父、天と地、見ゆる物  factorem caeli et terae, visibilium omnium et invisibilium.  見えざる物全ての造り主を。  Et in unum Dominum Jesum Christum, Filium Dei unigenitum.  我は信ず、唯一の主、神の御ひとり子、イエズス・キリストを。  Et ex Patre natum ante omnia saecula.  主はよろず世のさきに、父より生まれ、  Deum de Deo, lumen de lumine, Deum verum de Deo vero.  神よりの神、光よりの光、まことの神よりのまことの神、  Genitum, non factum, consubstantialem Patri:  造られずして生まれ、父と一体なり。  per quem omnia facta sunt.  全ては主によりて造られたり。  Qui propter nos homines, et propter nostram salutem descendit de caelis,  主は我ら人類のため、また我らの救いのために天より下り、  Et incarnatus est de Spiritu Sancto ex Maria Virgine: Et homo factus est.  聖霊によりて処女マリアより御からだを受け、人となりたまえり。  Crucifixus etiam pro nobis : sus Pontio Pilato passus, et sepultus est.  ポンテオ・ピラトのもとにて、我らのために十字架につけられ、苦しみを受け、葬られたまえり。  Et resurrexit tertia die, secundum Scripturas.  聖書にありしごとく三日目によみがえり、  Et ascendit in caelum: sedet ad dexteram Patris.  天にのぼりて父の右に座したもう。  Et iterum venturus est cum gloria judicare vivos et mortuos:  主は栄光のうちに再び来たり、生ける人と死せる人とを裁きたもう。  cujus regni non erit finis  主の国は終わることなし。  Et in Spiritum Sanctum, Dominum et vivificanten:  我は信ず、主なる聖霊、生命の与えぬしを、  qui ex Patre Filioque procedit.  聖霊は父とともに出で、  Qui cum Patre et Filio simul adoratur, et conglorificatur: qui locutus est per Prophetas.  父と子とともに拝みあがめられ、また預言者によりて語りたまえり。  Et unam sanctam catholicam et apostolicam ecclesiam.  我は一・聖・公・使徒継承の教会を信じ、  Confiteor unum baptisma in remissionem peccatorum.  罪のゆるしのためなる唯一の洗礼を認め、  Et exspecto resurrectionem mortuorum Et vitam venturi saeculi Amen.  死者のよみがえりと、来世の命とを待ち望む。アーメン。 W Sanctus 感謝の讃歌 Sanctus, Sanctus, Sanctus Dominus. Deus Sabaoth 聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の主なる神。 Pleni sunt caeli et terra gloria tua. 主の栄光は天地にみつ。 Hosanna in excelsis. 天のいと高きところにホザンナ。 X Benedictus Benedictus qui venit in nomine Domini ほむべきかな、主の名によりて来る物。 Hosanna in excelsis. 天のいと高きところにホザンナ。 Y Agnus  Dei 平和の讃歌 Agnus Dei, qui tollis peccata mundi: 神の子羊、世の罪を除きたもう主よ、 miserere nois. 我らをあわれみたまえ。 Agnus Dei, qui tollis peccata mondi: 神の子羊、世の罪を除きたもう主よ、 dona nobis pacem. 我らに平安を与えたまえ。 水の香と風の音と星の光 闇よ、穢れたものよ。汝らの安息はここにはない。失せ、消えろ。神の慈悲を請うな、下るのは、裁きの光!! あるべき姿へと、還れ。 闇に近きもの、さまよえる魂の欠片、救いを求めよ、汝らの安息はここにはない 安らぎを与えよ、主よ、御許へと誘うための力を 今 この身に与えたまえ 来たれ光よ、悪しきものを滅ぼすための力よ! マグヌスエクソシズム あわれなたましいに、神の慈悲を与えよ in principio erat Verbum et Verbum erat apud Deum et Deus erat Verbum はじめにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。